落葉松亭日記

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エリザベス英女王死去

2022年09月09日 | 世相
エリザベス英女王が死去された。96歳という。
そして、長男チャールズ皇太子が国王となられた。
エリザベス英女王「安らかに」死去、国葬はウェストミンスター寺院で
2022/09/09 11:30
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220909-OYT1T50098/

 【ロンドン=池田慶太】英国のエリザベス女王が8日、英北部スコットランドのバルモラル城で死去した。96歳だった。女王は今年2月、即位70年を迎え、存命の国家元首としては在位期間が世界で最も長く、最も長寿だった。女王の長男で王位継承順位1位のチャールズ皇太子(73)が「チャールズ3世」として新国王に即位した。

写真:スコットランドのバルモラル城で、リズ・トラス氏(右)を迎えるエリザベス女王(6日)=AP

 バルモラル城で静養中だった女王は8日朝、医師団から健康状態への懸念が示され、城にとどまって医師の処置を受けていた。女王を見舞うため王室メンバーらが次々と駆けつけた。英王室は同日午後6時半(日本時間9日午前2時半)頃、「女王が本日午後、バルモラル城で安らかに死去した」と発表した。

写真:来日時に近鉄特急で名古屋に向かうエリザベス女王とフィリップ殿下(1975年5月12日)

 チャールズ国王は声明で、「最愛の母である女王陛下の死は私と私の家族全員にとって最も大きな悲しみの時だ。私たちは、大切な君主であり、愛された母の死を深く悼む」と述べた。首相官邸前で声明を発表したトラス首相は、「女王は現代の英国の礎であり、女王の下で我々の国は成長し、繁栄した」と述べた。

 新国王の即位に伴い、女王の孫でチャールズ国王の長男、ウィリアム王子(40)が王位継承順位1位の皇太子となる。

 国葬は歴代国王の葬儀が行われてきたロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われる見通しだ。

 女王は1926年4月、ロンドンで生まれた。父ジョージ6世が52年2月に死去し、25歳で即位した。在位期間は、2015年9月、大英帝国の繁栄を誇ったビクトリア女王(在位1837〜1901年)の63年216日を超え、英国君主として最長記録を更新。在位中の首相は、ウィンストン・チャーチル氏からトラス氏まで15人に上った。

 「開かれた王室」を目指した女王は、王室費の総額抑制を提案し、バッキンガム宮殿を一般開放するなど、国民に近づく努力を重ねた。96年には、男子優位の王位継承権を男女平等に改める案をまとめ、英政府は2013年、法改正した。1997年にダイアナ元妃が交通事故で死亡した際に沈黙を保ち、「冷淡だ」と批判され、王室不要論が出たこともある。

 昨年4月、夫のエディンバラ公フィリップ殿下に先立たれて以降、女王は体力と気力の衰えが目立つようになっていた。今年6月、4日間にわたって行われた即位70年記念行事も一部のみの出席にとどまった。

 最後の公務は首相交代に伴う新首相任命で、6日にバルモラル城でトラス氏と面会したばかりだった。

 日本には75年、昭和天皇の訪英(71年)への答礼として夫妻で公式訪問したことがある。上皇さまは皇太子だった53年に女王の 戴冠たいかん 式に参列されている。
フィリップ殿下は2021年4月9日ウィンザー城にて薨去。99歳だった。(wiki)