落葉松亭日記

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トルコ軍事クーデター・収束か

2016年07月17日 | 政治・外交
15日トルコで軍の一部によるクーデターが起きた。
エルドアン大統領は、国民に対し、外に出て抗議するよう呼び掛けた。
16日、イスタンブールではクーデターを起こした兵士が投降し、軍勢力拘束に市民が協力するなど収束の兆しがある。

当方この1年、トルコの映画に親しんでいた。現代のトルコ文化文明を目にし、さすが文明発祥の地、物語も深いなぁと感動していた。
「雪の轍」「昔々アナトリアで」「スリー・モンキーズ」:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督
「蜂蜜」「ミルク」「卵」:セミフ・カプランオール監督
映画を通じて見た国民性は我々とは違わない。
あの国でクーデターが起きるのかと驚いたが、やはり収束の動きが見え安堵した。
トルコ、軍部の一部によるクーデター失敗か、エルドアン大統領「国家への反逆」2016年7月16日(土)14時43分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5500.php

7月16日、トルコで軍部の一部がクーデターを試みたが、エルドガン大統領の訴えで市民がデモに繰り出し、政権への支持を訴えており、反乱は抑えられつつある。写真は16日、イスタンブール・アタチュルク国際空港外で繰り広げられるデモの様子(2016年 ロイター/Huseyin Aldemir)
 トルコで軍部の一部がクーデターを試みたが、エルドアン大統領の訴えで市民がデモに繰り出し、政権への支持を訴えており、反乱は抑えられつつある。

 南西部で休暇中だった大統領は16日の夜明け前にイスタンブールに戻り、アタチュルク空港近くで支持する群衆に応えた後、緊急記者会見において、事態は「国家への反逆」であり、重い代償を払うことになると述べた。関与した者の逮捕が進んでおり、いずれ幹部にもおよぶ可能性を指摘した。

 この後アタチュルク空港は政府系兵士が掌握した。
 当局によると、この試みで少なくとも60人が死亡した。
 米国のケリー国務長官はトルコ外相に電話し、民主的に選ばれた文民政権での支持を表明した。 [イスタンブール/アンカラ 16日 ロイター]

動画:「政府転覆」試みた軍勢力拘束に市民が協力 トルコ 2016年07月16日 17:34 発信地:イスタンブール/トルコ
http://www.afpbb.com/articles/-/3094241

【7月16日 AFP】トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信によると16日、軍の一部勢力による政権に対するクーデターの試みによる死者は90人、負傷者は1154人に上った。
 またアナトリア通信は、軍本部で約200人の非武装の兵士が投降し、さらにある政府高官が記者団に語った話として、トルコ全土で計1563人の兵士や将校が拘束されたと伝えた。
 映像は、警察に協力して、クーデターを企てた勢力に属す兵士の拘束を試みる市民ら。(c)AFP

トルコでクーデターか、「全権掌握」と発表 空港周辺に戦車 2016年07月16日 07:30 発信地:アンカラ/トルコ
http://www.afpbb.com/articles/-/3094173?cx_part=topstory

写真:
×トルコのイスタンブールで、ボスポラス橋が閉鎖される際に兵士によって拘束された警察官ら(黒い制服の人物ら、2016年7月15日撮影)。(c)AFP/Yasin AKGUL

【7月16日 AFP】(更新)トルコで15日、軍の一部によるクーデターとみられる動きがあり、イスタンブール(Istanbul)や首都アンカラ(Ankara)の路上には兵士の姿が見られ、戦闘機が低空を飛行した。市民らは身の安全を守ろうと急いで帰宅した。
 ビナリ・ユルドゥルム(Binali Yildirim)首相は、政府権力の強奪を図る違法行為だと述べた。現地報道によるとトルコ軍は「国の全権を掌握した」という声明を発表した。声明によるとクーデターは「憲法秩序と民主主義、人権、自由を保障して回復させ、最高法規を全土にいきわたらせ、崩壊した秩序を回復させるため」に実行されたという。
 また同軍は「(トルコが結んだ)国際的な合意や責任はその全てが引き続き有効性を保つ。世界の全ての国々との友好関係がこれからも続くことを希望している」と付け加えた。

 テレビではイスタンブールのアタチュルク国際空港(Ataturk International Airport)周辺に戦車が配備された様子を放送した。報道によると、同空港に到着予定の航空便はキャンセルされたという。
 AFP記者によると、金曜夜のにぎわいを見せていたイスタンブールは、クーデター後に人々が家路を急いだためゴーストタウンと化しているという。
 同国のユルドゥルム首相は15日、軍の一部が起こした「違法行為だ」と非難し、トルコ民放NTVテレビに電話で「われわれはなんらかの企てが行われた可能性について調査を行っている。われわれはこのような企てを許さない」と述べた。同首相は詳細については言及を避けたものの、トルコ軍の一部が起こしたものだと語った。
 ユルドゥルム首相は、「違法な企てを試みた者は大きな代償を支払うことになる」と述べ、今回の動きを「クーデター」と呼ぶのは正確ではないと述べた。

 トルコでは過去数十年間に、軍のクーデターによる政権転覆が3度起きている。しかし専門家の間では、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の与党・公正発展党(AKP)は軍と良好な関係を保っているとみられていた。

 エルドアン大統領は国民に対し、外に出て抗議するよう呼び掛けた。大統領筋は「これはトルコの民主主義に対する攻撃だ。軍内部のグループが指揮系統から外れて、民主的な選挙で選ばれた政府を転覆させようとしている」と述べた。「軍が出したとされる声明は軍司令官の承認を受けていない。われわれは世界に、トルコ国民と連帯するよう求める」

 トルコの国営アナトリア(Anadolu)通信が「信頼できる筋」の情報として伝えたところによると、トルコ軍トップのフルシ・アカル(Hulusi Akar)参謀総長は、政府転覆の試みが発生した後、首都アンカラの軍総本部で人質に取られているという。

 現地のAFP記者によるとトルコ軍は15日、ボスポラス海峡(Bosphorus Strait)に架かる2つの橋を部分的に閉鎖し、アンカラ上空では軍の航空機が低空飛行を行っている。(c)AFP/Fulya OZERKAN with Stuart Williams



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