落葉松亭日記

ニュース・評論スクラップ、凡夫の日々雑感、山歩記など

大相撲夏場所千秋楽・日馬富士初優勝

2009年05月24日 | 日常・身辺
優勝:大関日馬富士(14-1)。白鵬との優勝決定戦を征する。
敢闘賞:東前頭4枚目稀勢の里(13-2) 3回目
技能賞:東小結鶴竜(9-6) 3回目

一敗:白鵬、日馬富士
二敗:朝青龍、稀勢の里
 で楽しみな千秋楽を迎え、大相撲の醍醐味を堪能した。

豊真将(1-14) 突き落とし 嘉風(4-11)
豊真将は全敗の不名誉な記録をなんとか免れた。礼儀正しい好漢に会場は暖かい拍手を送った。

稀勢の里(13-2) 寄り切り 鶴竜(9-6)
鶴竜は二桁勝利を上げれば大関取りの声も出てくる一番。
稀勢の里は今場所快進撃でここまできた。優勝の可能性もあるので表情も緊張気味だが、難敵鶴竜を寄り切った。

千代大海(8-7) 押し出し 把瑠都(4-11)
千代大海は毎場所はらはらさせることが多くなった。今場所も千秋楽まで勝ち越しお預けとなったが、速攻で怪力把瑠都を押し出す。

琴光喜(8-7) 寄り切り 魁皇(8-7)
満身創痍の感がある魁皇、琴光喜も不調だがじっくりと攻め寄り切る。共に無難に勝ち越し。

日馬富士(14-1) 首投げ 琴欧州(9-6)
昨日、33連勝白鵬に土をつけた琴欧州に日馬富士がどう挑むのか緊張で迎えた一番。
大きな琴欧州にもぐられ体が伸びきってしまった日馬富士は絶妙のタイミングで首投げをしかけた。
大きな琴欧州はもんどりうって土俵にころがった。解説者がここではこれしかないという首投げが鮮やかに決まった。そして、優勝に大手をかけた。

白鵬(14-1) 寄り切り 朝青龍(12-3)
仲良しの日馬富士に援護射撃がでるか・・・
朝青龍は14日目に日馬富士戦で脇腹を傷め大きなテーピングがみられた。
やはり気迫、集中力だけではもう白鵬には勝てなかった。

優勝決定戦
日馬富士 下手投げ 白鵬
白鵬13日目の12勝同士の日馬富士戦では、日馬富士の出し投げを柔らかく、重く落ち着いて消し、裾払いで退けた。
今日の日馬富士は首投げで琴欧州に逆転勝ちし、勢いがあった。場所ごとに体も大きくなり、土俵上でも遜色がなくなってきた。
白鵬の右足をうまく殺しながらの下手投げ。ここまで来たら優勝しかないという熱意が勝った。
優勝インタビューでは何をたずねられても「嬉しいです!」。
16歳で来日、9年精進して初優勝。それもモンゴルから駆けつけたお母さんの前で・・・
最高のひと時だったろう。



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2 コメント

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Unknown (しょうた)
2009-05-25 20:10:19
私は日馬富士を応援していました。優勝してよかったです。
大関昇進当時は、あまり調子がよくなかったのに、先場所辺りからよくなってきましたね。お母さんもお若いですね。
惜しむらくは、日本人であって欲しかったです。
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しょうた様 (落葉松亭)
2009-05-25 21:17:09
今場所は面白かったですね。
日馬富士の優勝インタビューは実にいい顔でした。

モンゴル勢は、日本で一旗揚げようというハングリー精神でしょうか、動機がありますから熱意で日本人力士に勝っているように思います。鶴竜も地味ですがこれから伸びてきそうですね。

大阪出身の豪栄道なども期待しているのですが、なにかもの足りません。
稀勢の里好調でした。早く大関取りに向かって欲しいですね。
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