落葉松亭日記

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楽観できない「皇室典範改定」阻止

2006年01月28日 | 政治・外交
【主張】皇室典範 議論の深まり歓迎したい 2006/01/28 産経
女性・女系天皇を認める皇室典範改正をめぐり、自民党参院執行部は今国会での改正案提出に慎重対応すべきだとの見解を衆院側に伝えた。
 こうした意見が与野党に広がっている。久間章生自民党総務会長が「今国会でないといけないという必然性はない」と述べたのをはじめ、野田佳彦民主党国対委員長も「拙速に決める話でない。小泉内閣でこの議論に決着をつけるのはふさわしくない」と語った。
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 興味深いのは、男系維持に関し、さまざまな知恵が出始めていることだ。皇族の一人で皇位継承資格者の寛仁親王殿下は、(1)皇籍離脱した元皇族の皇籍復帰(2)現在の女性皇族(内親王)が元皇族(男系)から養子を取れるようにする-などの案を示された。
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 女系天皇については共産、社民両党が「妥当」と評価する一方、自民、民主両党内からは強い異論が出ており、国論が分裂している。首相は亀裂をさらに深めるのではなく、国民の合意作りにもっと汗を流すべきだ。


 小泉首相は26日夜、皇室典範改正案の今国会成立を有識者会議メンバーに約束したという。
 27日小泉首相は女系天皇反対に以下のように反論している。

小泉純一郎首相は27日夕、女系天皇を容認する皇室典範改正案への反対論について「女系天皇を認めないということは、仮に愛子さまが天皇になられた場合、そのお子さまが男でも認めないということだ。それを分かって反対しているのか」(01/28 00:00)産経

 この有識者会議のメンバーには共産主義者が含まれていると指摘されている。小泉首相がこの皇室廃止戦略を指示しているのかあるいは乗せられているのか今までは定かではなかった。
 しかし、小泉首相のこの反論をみるとはっきりと女系天皇を容認し、125代にわたって継承されてきた男系による皇位継承を否定していることがわかる。さらに皇室典範改定を急ぐことから見て、2,3代後、必然的に起きてくる皇室廃止論を目論んでいることは明らかではないだろうか。
 くれぐれも拙速で成立することのないよう、国会議員の慎重な議論をお願いしたいものだ。

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