落葉松亭日記

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タイタニックの最期

2011年03月11日 | 音楽、映画
寒い日が続き、時々ホームセンターで買ってきた名画を楽しんでいる。





「タイタニックの最期」
1953年(昭和28年)制作。監督:ジーン・ネグレスコ。
アカデミー脚本賞を受けている。劇場未公開だそうである。
1912年(大正元年)起きたタイタニック号沈没事故という悲劇を背景に、家族の別離を描いている。
妻は夫に愛想を尽かして、子供二人(姉、弟)を連れ米に帰国するためにタイタニックに乗った。
夫はそれを追って、タイタニックに乗ろうとしていた移民の切符を買い取って乗船した。
船中で妻は息子が不倫の子であることを夫に告白する。夫は可愛がってきた子が実の子でなかったことを知り、息子に冷たく当たる。息子は父の態度の急変の理由が分からないまま、時は流れる。
やがて船は氷山に衝突し、いよいよ沈没という事態。救命ボートは乗客分を満たしていなかった。
女性、子供、老人優先で家族は別れ別れになる。妻と夫は互いに非を認め和解するが、時既に遅し・・・
いったんは救命ボートに乗った息子であったが、老人に席を譲り、父を慕い戻ってくる。
父はそんな息子をいじらしく肩を抱いて迎え、船と運命を共にする。

1997年ジェームス・キャメロン監督のアメリカ映画「タイタニック」は、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描いた映画であった。
美しいカラー大画面、パニック場面は大迫力であったが、歳のせいかこの古い方の映画が切なく身にしみたことであった。

タイタニックについてサイトがいくつかあって、興味深い。
映画の中では、氷山を軽く見ていた船長の無能ぶり、双眼鏡が備えられていなかった、などのシーンがあった。
不注意によって、豪華客船が沈没、乗客にとってはあり得ない事態が起き、悲劇的な最期を迎える。

係留中のタイタニック(ネット画像より)

それにしても、なにやら今の日本がタイタニックなのではないかという心配が去来する。
民主党クルーで大丈夫なのか。


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