空のペットボトルにキャップをして、心肺蘇生の訓練の練習ができます。
久しぶりのブログ更新です。
10月1日(土)東京都中央区佃小学校にて「第19回子どもとためす環境まつり」にカトー折り研究所として出展をいたします。
これまでNPO法人 持続可能な社会をつくる元気ネットで出展しておりましたが、そこから独立してブース出展できることが認められました。これは前進ですね。本当に感謝です。
さて、カトー折りを追求していったら、結局は人に役立つものとは身近にあるものを拝借して、エコに、防災に、楽しさに、便利さに、などを役立てることだとなりました。
そのためには道具を使わない方がいいです。道具もない人も参加できます。
しかし、道具を使うと、役立つものがもっと長持ちするとか、丈夫になるとか、素敵になるとか、商品になるとか、いろいろな付加価値が生まれることがわかってきました。
すぐに人に伝えられ、さらにすぐに感動を呼ぶことができるのです。
前置きが長くなりました。
さて、ペットボトルが心肺蘇生の訓練の練習に役に立つとはどういうことでしょうか。
胸骨圧迫の練習に役立つのです。通常はレサシアンという人形を使って、レサシと呼びますが、両手を組んで、胸を5cm沈めて、それを1分間に100回から120回のリズムで圧迫するのですが、この圧迫強さと感覚がペットボトルを潰すのと似ているのです。
ペットボトルは何でもいいわけではないのですが、500mlのサントリー天然水がちょうどよいと言われています。ですが、四角いペットボトルや炭酸の丸いペットボトルはペッコん、ぺっこんするので、好ましくないのですが、蛇腹模様のボトルならどれでもいいと思います。
押すときに丸いので、動くこともありますのでタオルを敷いて、行うとよいです。ないときはペットボトルがずれることがあります。でも押すときの姿勢がよければズレることはありません。そういう練習するならば、タオルがないほうがいいかもしれません。
5cmを潰すのは結構たいへんです。ボトルの直径は7cm程度ですから、かなり強く押すことになります。この強さが大事です。
押す強さ、押す方向、そのリズム、それはそのときの姿勢が大事です。姿勢の訓練ができます。それを2分間続けます。それ以上すると、リズムや強さがだめになっていきます。なので交代することが必要です。その胸骨圧迫をどういう場合にはすぐにしないとだめか、しながらAEDが来たり、そのあとの何をすればいいか、わからないことばかりです。
今回、それらがわかるような仕掛けをつくりました。
これです。
レサシ紙芝居です。これにどんな秘密があるか、youtube動画が公開になったらわかります。
その映像からペットボトルを使っての胸骨圧迫の強さ、姿勢、リズムの訓練ができます。
ペットボトルがなくてもレサシ紙芝居で手順だけでも学べます。
紙芝居なのでめくるとAEDが現れます。
ぜひ、いらしてください。
それと今回の出展でこういう応急手当指導をすることになるのですが、
臨港消防署の方が来てくださいます。本当に感謝です。
そこでは訓練用器具は本物です。それと比べて、そういう器具がなくても訓練ができることがわかれば、身近にあるものですぐに練習ができることがわかりますね。
練習するものを自分で揃えて、やってみるということが、特にお金をかけずに、手間をかけずに、練習できる、それとその後、公開される動画は1分間に100回のリズムのBGMになっています。これを流しながら、やってみることができます。
ぜひ、会場で体験してみてはいかがでしょうか。