「カトー折り🄬」ペーバークラフトで広げるエコ!

カトー折り🄬は、商標登録第5994722号を取得しました。2009年に誕生。紙をエコと防災に役立つ知恵の折り方です。

防災トイレフォーラム2018(静岡)に参加してきました!

2018-10-30 23:22:33 | 日本トイレ研究所
 今日は、日本トイレフォーラム2018に参加したくて、会社を休んで新幹線に乗って、静岡県コンベンションアーツセンターに行ってきました。
11月1日「避難生活に役立つカトー折り」出版を前に、避難所運営マニュアルや運営ゲームの発案などで活躍している静岡県の地で、その厳しさの現状を知ることができました。
なんといっても、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などの教訓をどんどんマニュアルに取り入れて、教訓を生かそうとしている現場です。すごい迫力のある発信をされていました。
 ワークショップでは、災害時のトイレ必要計算を算出するワークショップを受けました。たいへん勉強になりました。また災害時のトイレの初動対応の考え方をカードを使って、そのス進め方をグループで話し合って決めるなど、ともかく即戦力のあるものでした。収穫はたくさんありました。

 また向かい側の会場ではメーカーが最新の災害トイレ展示があり、その中でも、ふとんを圧縮できるビニール袋がありますが、そのトイレ版がありました。使用済みの大便袋を真空パックのように薄くしてしまうのです。すでに実績があるようで、注目をあびていました。

 為になったのは、地域で備える防災 避難所と在宅の連携を考えるという題目で話された 兵庫県立大学大学院 室崎先生のお話でした。防災とはその対策に絶大の信頼があり、それを行えば、災害から防げるというもので、東日本大震災以降は、想定外の自然の威力を身をもってあったことから、その防災という表現から減災のほうがふさわしい、災害にどう付き合うのかという視点で対策を足し算していくのか、それとも被害を引き算していくのか、丁寧に向き合うことで、確実に災害を減らしていく考え方だと学んだ。それにしても日本の避難所は世界から見ても非常に遅れていると言っていた。イタリアでは、仮設住宅は10年は住んでみたいというホテル並みのものだそうだ。避難所も快適で行ってみたいというもので、日本とはかけ離れた快適さがあるという。
 それと避難所を利用していない外部の避難者を受け入れてない、トイレを貸さないなど、困った人が外部からやってきたから受け入れるようにすべきで、ハード面だけでなく、考え方も日本の避難所の姿勢について、改めるべきだということを話されていた。豊かな避難生活を目指して、人間の復興を推進するようなことをすれば、災害関連死はゼロになるだろう。そして避難所は、小学校しかない現状、避難所の機能というものも、地域の中では地域を支えるセンター的な役割がある。車中泊の人たちが、トイレをもとめ、水をもとめ、情報をもとめてあつまってくると話されていた。

 非常に有意義でした。これをもとにカトー折りを考えてみますと、もっともっと磨きをかける必要があるなぁと思いました。
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