なでしこジャパン、決勝で負けて準優勝でした。
テスト色の強い日本に対して、ドイツは本気モード。
それを象徴するかのように、試合は終始間延びした展開で、コンパクトでエレガントなサッカーの姿はそこに無く、パスはつながらない、ボールは回らない、さらにどこか緊張感が足りない感じの日本がミスから連続失点。
後半レギュラーメンバーを入れて勝負に出てから、リズムが少しよくなり、再三突き放されながらも、2-2、3-3と同点に追いつきましたが、最後は一瞬の気の緩みからか、後半終了間際に勝ち越し点を入れられ、そのまま試合終了。
結果だけ見れば惜しかったのかもしれませんが、昨年の夏のW杯にフランクフルトで感じた、彼女達の強い強い思いは、TVのスクリーン越しからは伝わってきませんでした。
新しい選手をテストする意味では、一定の成果があったかもしれません。
しかし今年の本番である五輪で頂点に立つためには、今一度、昨年の夏のような強い思いが絶対に必要です。
まもなく震災から1年が経ちます。
でも復興の道半ばという印象が強く、日本が完全に立ち直ったと感じている人が、今どれだけいるでしょうか。
もう1度、小さな彼女達の持っている大きな力を、信じてみたいと思います。