神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] S-Fマガジン 2009年7月号

2009-06-14 17:37:53 | SF
『S-Fマガジン 2009年7月号』 (早川書房)




「スター・トレック」公開記念特集。スタートレックって、あんまり好きじゃないというか、興味ない。
なんでかというと……。
子供の頃、この手のものがちょっとキライになる時期があるじゃないですか。いや、ないですか?
そんなの嘘に決まってるじゃん、とか。
『宇宙大作戦』とか『宇宙空母ギャラクティカ』を知ったのが、ちょうどそのくらいの年代だったので……。
じゃぁどんなのが好きだったかというと、『恐竜探険隊ボーンフリー』とか(笑)
怪獣は嘘んこだけど、恐竜はホントだ、みたいな。
それが続いているのか、スペオペの、特にTVドラマは苦手なままだ(笑)

一方の伊藤計劃追悼。
病気のことは知っていたが、作品の内容と結びつけて考えてみるということは無かった。
しかし、確かに指摘されてみればその通りで、心が痛む。
作品の解釈に著者の生まれや境遇が必用な作品というものを、個人的には評価しない。というか、それが必須なものは作品として評価に値しないと思っている。
しかし、伊藤計劃の作品は、末期癌との闘いを思えば、まったく違った様相を帯びてくることに愕然とする。
何も知らずに読んでもすごいのに、著者の思いを知れば、さらにスゴイ。
彼の作品は末期癌との表裏一体でしか生まれ得なかったのかもしれない。つくづく、日本SF界は稀有な才能を失ったものだと思うのと同時に、彼の思いを小説という形に残すことができて良かった、とも思う。




『齢の泉』 ナンシー・クレス
 △:ネビュラ賞ノヴェラ部門受賞。
   カットバックが多くて、最初のうちは良くわからない。
   しかも、最後にいたっても、結局、何がしたかったのか良くわからない。これこそ長編化した方がよかったんじゃないのか。

『無可有郷だより』 樺山三英
 ○:個体の成長であり、種族の歴史であり、進化の流れである。なんというか、小説というより、散文詩?


[コンサ] J2第21節:コンサドーレ札幌 - 徳島ヴォルティス

2009-06-14 15:35:11 | コンサ
J2第20節:コンサドーレ札幌 1-1 徳島ヴォルティス @スカパー

また引き分けだ。
いったい、いつまで引き分けを続ける気だ。
ここまで来ると、ある意味、新たな伝説の始まりだな。引き分けの聖地厚別。

前半はプレスがよく効いていたが、やっぱり問題なのはボールを奪った直後のパス。精度が悪すぎる。
特に、1点取った直後に安心したのか、ボールを奪っても跳ね返すだけのような守備になって、全然攻めに繋がらない。

後半はボールを持った選手へのプレスが甘くなって、スポスポとスルーパスを通される。荒谷のファインプレーもあって、失点は免れたものの、コーナーキックから結局失点。

最後は遂に中山元気登場でパワープレーを仕掛けるも、得点ならずで引き分け。
ポゼッションもシュート数も上回っているのだから、あとは気持ちの問題なのか。

また全失点ビデオでも見直す?



みっさっわ! みっさっわ!

2009-06-14 08:21:37 | Weblog
三沢さん死す…試合で頭を強打、帰らぬ人に(スポーツニッポン) - goo ニュース

マジですか!

レスラーとして好きなタイプではなかったけど、プロレスの一時代を築いた偉大な人だという認識はある。恥ずかしながら、夕張生まれというのはこのニュースで初めて知った。

全日分裂、ノア旗揚げ、韓国進出、と来て、視聴率低下から日テレ打ち切り。その中でリング外でもいろいろあったのだろうけど、まったく三沢らしくない。

プロレス事故といえば、新日の福田(→足利工大付高の同窓?)とか、死亡に至らないまでも、ハヤブサとか星川とか……。海外も含めればオブライトとか、数限りなくあるわけで。

去年の、練習中にダブルインパクト喰らって練習生が死んだ事故から、コミッショナー制やライセンス制といった、事故をなくすための方策が検討されていたとはいえ、あの三沢が、練習生でも新人でも若手でもないメインイベンターである三沢が、受身がうまくて技が利かないのでゾンビとまで言われた三沢が死亡事故とは。

総合格闘技隆盛の中、命をかけた危険な格闘ショーとしてのプロレスには、また風当たりが強くなるんだろうか。そうかといって、試合内容がWWE並になってしまうと、日本人の好みには合わないだろうし。(⇒それだったらウルトラファイト見るし

難しい話で結論も無くて困る。というか、こういう危険なショーのファンで申し訳ないという気もする。


三沢選手のご冥福をお祈りするとともに、これ以上の事故が発生しないように願います。

やる気が無い

2009-06-13 21:48:09 | Weblog
どうも、最近やる気が無い。
こんなことを書くと、鬱病なんじゃねとか言われそうだが、やる気が無い。
今日も寝てばかりいた。

仕事はちゃんと行っているのだが、帰って来たら飯喰ってビール飲んでテレビ見て寝るだけ。
いや、普通っちゃ普通。
でも、難しいことよか面倒くさいことが全然やる気にならない。

暇つぶし系のゲームはできるけど、好きなはずのシミュレーションゲームができないとか。
テレビは見られるけど、小難しい小説は読めないとか。
ネットの記事は読めるけど、ブログは書く気にならないとか。

いったいなぜかと考えてみるが……。

酒の飲みすぎ。ここしばらく不況なので帰宅が早く、ビールを飲むことが多い。
2年くらい前は帰って来たら本当に寝るだけだったことを考えると、アルコール摂取量は4倍とか5倍とか。

暑くなったので、寝苦しくて寝不足。ぶっちゃけ、夏場は朝までクーラーが習慣でした。
身体に悪いったって、眠れないものは眠れないのだ。エコだって、安眠には替えられん。夜中に目が覚めやすくなったのは暑さのせいか。

とりあえず、禁酒してクーラーつけて寝てみるか。
今日はもうYEBISU《超長期熟成》飲んじゃったけどな!

[コンサ] J2第20節:コンサドーレ札幌 - サガン鳥栖

2009-06-07 18:33:49 | コンサ
J2第20節:コンサドーレ札幌 1-2 サガン鳥栖 @スカパー

負けた。どよーん。

上位の仙台、甲府、桜大阪がそろって勝利し、東京緑も勝った。
結果的には最低。ぜんぜんダメダメ。
試合自体はかなり押していたのだが、決定力ってどうやったら付くものか。


入場前、札幌ユース出身のマイクと西が談笑。ほのぼのとした雰囲気で開始。

そのマイクはソンファンが徹底マーク。次第にマイクの顔が怖くなっていく。
前半はソンファンがマイクをうまく押さえ込んで、まともなヘディングは1本のみ、それもオフサイド。
ゴール前に張り付くことが多い荒谷も、マイクの高さを警戒してか、比較的早めに飛び出してくる。

札幌の守備は全体的にうまくいっているときの札幌。アクション&カバーがばっちりできている。
厚別とは何が違うのか、風なのか、芝なのか。

一方の攻撃面では、クライトンがいないせいで収まりどころがなく、苦戦。パスミスも相次いで、ボールを奪えてもすぐに奪われてしまう。もう少し、栃木戦のようにバックラインで回したり、前線でなくてもどこかで溜めが作れないと、一本調子になってなかなかチャンスは生まれないだろう。

それでも、シュートを意識する藤田が再三ゴール前に切れ込んでいく様子を見せる。藤田にとっては、真ん中にクライトンがいない分、中へ切れ込みやすかったのか。

前半を0-0で終え、後半7分、藤田のクロスからキリノが触って遂にゴール!
キリノ、久しぶりのゴールでひざまずいて神に祈る。

このとき、「早いな」と思った。この時間帯では、鳥栖にも十分チャンスがある。守りに入らずに、追加点を奪わなければ。しかし、その後、札幌は何度も決定機を作るが、ゴールならず。

そして、悪い予感はあたり、後半30分ごろに、ソンファンと吉弘の間を綺麗に抜かれ、鳥栖のゴール。

ここから鳥栖の動きが俄然良くなり、遂にコーナーキックからマイクにゴールを許す。これは荒谷が普段のゴール前張り付きを見せていたら、キリノがアタックに行って荒谷がキャッチというシーンだったかも知れない。

札幌も、砂川に続いて上原、横野を投入し、伝説の西リベロ・システムで挑んだものの、鳥栖ディフェンスの集中力が勝ち、遂に終了のホイッスル。これで負け無し記録もストップし、上位との差も開き、なんだか今シーズン終戦気分。せめて湘南戦まで、このまま行って欲しかったんだけど。


スタッツではシュート数でもCK数でも鳥栖を大幅に上回っている。それでも負け。改善するとするとここなんだろうが、石崎監督のコーナーキックからの得点パターン練習はどうなんだろう。曽田復帰で自然に改善されるとか?

次節はクライトンもダニルソンもいない。ボランチの代役は芳賀か、それとも宮澤ボランチで砂川トップ下か。いずれにしろ、今後しばらくは、上位との勝ち点差を数えるのではなく、目の前の勝ち点を貪欲に取りに行くしかない。運がよければ、上位陣のどこかが手の届くところに落ちてくるかも。それを期待するぐらいしか……。

週末の日記(6/7 日曜日)

2009-06-07 15:12:13 | Weblog
ワールドカップ予選を見た後もうだうだと起きていたので、寝不足気味で起床。カーテンを開けると思いのほかいい天気。
来週あたりから入梅とのお天気解説があったので、梅雨前最後のサイクリングへ行くことに。
しかし、寝不足なのでちょっときつい。そこで、奥多摩湖ではなくて、多摩湖へ行くことに。

しかし、相変わらず、道がわからない。ダムの上に直接出る方法はわかるのだが、裏手の自転車道から行く道が、どうにもわからない。
結局今回も迷って、180度違う方向に出てしまった。なんぞこれ。天狗の仕業か。
しかたが無いので、知ってる道を登って周回道路へ。狭山自然公園の工事も終わって綺麗になっていた。やっぱり夏は水辺は気持ちがいい。どう、この写真。奥に見えるのは西武ドーム。雲が水面に映って、世界的な観光地っぽくね?

しかし、休憩しようにも給水ポイントが見あたらない。自販機とゴミ箱くらい置いて欲しい。
やばい、このままでは脱水症状になるぅ~、とおびえながら周回路を進んでいったら、地獄で仏のサンクス発見。今度は逆向きに走って、サンクスで買い物してから自然公園に出ることにしよう。

ぐるっと回る途中で、そういえば、自転車道から裏道に降りるところから逆向きにたどれば、道がわかるんじゃないかと思って、途中で自転車道を外れてみた。そうしたら、なんと、思いもよらない場所へ到達。

今明かされる衝撃の真実。そうか、地図上のあの道はその道ではなかったのだ!
そりゃ、右へ行っても左へ行っても、目的地には辿り着けんわ。
帰宅してからググレカスと自分に言って調べてみたら、頭で考えていた道は、繋がっていない、ということが、改めて確認できた。お疲れ様。

そして、今日はJ2開催日。仙台も桜大阪も甲府も勝ちやがった。
札幌は16時キックオフ、鳥栖戦。マイク・ハーフナーが途中移籍して、1クール目とは別なチームになっている可能性がある。札幌もクライトン不在だしな。
上位が勝っているから、絶対に負けられない一戦!(←耳タコなフレーズ)
ドームだし、引き分けってことは無いだろ(笑)


週末の日記(6/6 土曜日)

2009-06-07 15:06:31 | Weblog
朝は洗濯。

その後、放置してあった『ギレンの野望 アクシズの脅威V』を再開。連邦編第2部のアクシズ攻め直前で止まっていたもの。
ハマーン@キュベレイが怖いので、少数で攻めてくるのを待っていたのだけれど、引き籠って出てこない。しょうがないので、200機で突入。ハマーン対策にパブリク+パワードジム部隊を用意してあったのだが、完全に反対方向に出現。アルビオンとグレイハウンド一隻ずつ落ちた。やっぱり、ハマーン怖い。

ハマーンを倒したら、やっとティターンズ出現。しかも広範囲。うげーっと思ったが、あれ、弱いぞこいつら。
パワードジムやらジムキャノンやらいっぱい居ると思ったら、初期配置のみで生産するのはほとんどジムクエルだし、大部隊がいると思って恐る恐る攻め込んだら、この時期にフライマンタばっかりとか。
ハマーンを怖がっている間に、開発レベル25まで行っちゃったから、こっちはゼクアインとかアッシマーとかだからな。
結局、一日中ギレンをやって、あっという間にグリプスを残すのみ。でも、イベント進行は、まだリックディアスすら完成してない(笑)

夜はワールドカップ最終予選、ウズペキスタン-日本戦を観戦。
何、この審判。J2よりもひでぇ。
日本が中盤を支配できなかったのは、審判にファール取られるのを恐れて、アタックにいけなかったせいじゃないのか?
大久保のシーンもオフサイドじゃないし。リプレイ1回流れたけど、その後に放送されなかったのは揉めそうだからか。
長谷部の退場は、バッチーンと音がしました系?
岡田監督が日本語で指示出してたら退場というのも、まったくひどい話だ。
とにかく、ワールドカップ出場オメ。ベスト4とは言わないが、予選突破して欲しいなぁ。
その前に、南アフリカ開催は本当できるのか?

週末の日記(6/5 金曜日)

2009-06-07 15:05:12 | Weblog
朝、ゆっくり目に起きて、会員になっているシネコンへ。
『天使と悪魔』を見る。サスペンスミステリーとしては面白かったけど、歴史的謎解きなんか無かったじゃん。
イルミナティはどうなったんだよ(笑)

遅めの昼食は北海道ラーメン味源にて、旭川しょうゆラーメン、煮卵つき。
黄色い太縮れ麺+こってり系スープ以外は北海道ラーメンと認めません。
この店はチェーン店なんだけど、安心して入れるから結構利用する。

行き帰りの電車で『スパイダー・スター』読み終わり。なんとなく懐かしい感じの本格宇宙SF。クラークとかニーヴンとかを思い出す。

帰宅したら猛烈な眠気に襲われ、夕方まで昼寝。その後、食料買出し。

夜は『千と千尋の神隠し』をTVで見る。実は初見だった(笑)
カオナシの喋り方がビーグル38の老人漫才みたいでワロス。
ぜにーばはなんで銭婆というのかと思ったら、wikiに銭湯だからと書いてあって、これもワロス。

[映画] 天使と悪魔

2009-06-05 16:06:17 | 映画
『天使と悪魔』 - goo 映画



本当はターミネーターの先行上映を見ようと思っていたのだが、終了が深夜0時で、終電が怖いので取り止め。
とりあえず見ておくかと、『天使と悪魔』を鑑賞。

反物質なんてものが出てくるからSFっぽいシーンがあるかと思えばそんなことも無く。
いや、それ人間が無から創造したわけじゃないし、何も冒涜してないから(笑)

最後に「この作品はフィクションであり……」というのがいろんな言語で書かれてるのは、前作でいろいろあったせいなんでしょうか。だから、何度も言うように、唯一絶対の神なんかを考えるから……。

ニュートン力学は観測された事実に合致しますが、アインシュタインの相対性理論によって真理ではないことになりました。また相対性理論でさえ、ミクロの世界では観測事実に合いません。だからと言って、相対性理論と量子理論のどちらが唯一絶対の真理であるかなどと争っている科学者はいません。

世の中には絶対の正義も、唯一の真理も存在しないのです。あるのは観測された事実だけ。そして、事実を説明する仮説だけなのです。この文章の意味がちゃんとわかる人は、天使の謎を解く必要などなく、イルミナティに入会する資格があります(笑)

サスペンスとしては面白かったですよ。結構細かい伏線にも気を使っていて、二時間半退屈しないで見ることができました。例のどんでん返しは、なんかおかしいぞという気になっていたので返って納得です。後ろで見てた二人組みは、「やっぱり一番怪しいやつが犯人じゃん」と言ってましたがね(笑)


[SF] スパイダー・スター

2009-06-05 15:34:19 | SF
『スパイダー・スター(上下)』 マイク・ブラザートン (ハヤカワ文庫SF)




♪さらばー アルゴよー
 旅立ーつ船はー 宇宙探査せーん ダークハートぉー!

ふたご座のポルックスを巡る惑星アルゴに入植している人類。
そこは異星人アルゴノートが過去に栄えた歴史ある惑星だった。
しかし、アルゴの衛星で不用意に異星人の遺跡を“ノックした”ばっかりに、アルゴを天罰の火球が襲い始める。

人類はアルゴノートの伝説に希望を託し、恒星でも惑星でもない遥かな謎の星、イスカンダルスパイダー・スターへ探査船ダークハート号を派遣する。

スパイダー・スターの中心で、科学者クリングストンと艦長ラスクが見たものは!!!

なんだか、ダークなアーサー・C・クラーク風の宇宙探査&ファーストコンタクト物。最新の天文物理学に裏打ちされているとはいえ、70年代SFの魅力を継承したオーソドックスな本格SFだった。

巨大構造物としてのスパイダー・スターも魅力的だし、登場する異星人たちも各種勢ぞろい。ムカデの団欒とか、笑うところじゃないのかもしれないが、ちゃぶ台を囲むムカデを思い浮かべると笑える。

クリングストンは、過去に別な異星人ともファーストコンタクトを成功させた英雄なのだが、そのせいでラスク艦長が対抗心を燃やしたり、高度に発達した宇宙人は友好的という思い込みをひっくり返したり、いろいろヒネリが利いたプロットになっていて、最後まで退屈しない。

その反面、説明不足で話が飛んでいるように見えたりする部分があって、ちょっと気になる。特に、スパイダー・スターのスポークとチューブの構造が理解できません。縦横関係がひっくり返っているような気がするんだが。何、宇宙空間に縦も横も無い。それなら、重力に鉛直方向と水平方向でどうよ。

そういえば、同じ訳者の『啓示空間』でもあwせdrftgyふじこlp;@