おはようございます。12月1日水曜日です。今日から12月、師走入りです。広島は曇り、本日は気温はあまり上がらず、寒さは増してくるようです。雪の便りも増してくると思われます。季節は自然の流れの結果であり、春夏秋冬と循環しています。この循環の中で、時折、季節外れのことが生じますが、これも時間経過とともに落ち着いてくるようになり、本来の季節の状況になってきます。さてさて、今の相場は、季節でいうとどのあたりでしょうか。
さて、相場です。昨夜のNY市場では3市場ともに株価は大きく下げています。特に動いたのは、パウエル議長の議会証言が出てからと思われます。
「インフレは一時的と考えていたが、これは考えた以上に強く、一時的という言葉は消去した方が良い」、「テーパリングについては、当初予定よりも早めに終了させることを次回FOMCで協議する」などの発言があって、「タカ派」的発想になってきたと市場は考え始めたように思われます。新変異株が出てきていることから、これを不確実性やリスクとして捉えており、盤石な状況ではないともしているようです。
ドル円は株価とは逆の動きを出し始め、パウエル発言までに112.530円まで下押ししていましたが、発言後は急反発し、113.706円まで値を戻しています。その後は少し調整し、現在値は、113.305円付近。
利回り動向も発言後は、反発・上昇傾向となりますが、まだ上値の重い展開になっているようです。現在に利回りは、1.4560%付近。
ドル円は、これから昨夜付けたNYタイムの戻り高値を試しに行くと思われます。反発上昇する環境は、1時間足までは足並みはそろってきているように思われ、4時間足でも、まだ弱いながら、テクニカルではGCの状況も出てきていますので、これからは「押し目買い」の動きも活発になってくるのではないかと思われます。
リスクが取れれば、これからは「押し目は買い」となりそうですが、、昨日も書いているように、今週は、重要なイベントが目白押しですから、その結果で相場が動くようになり、やはり、上値の重い展開がまだ続くと思われます。
今夜はADP雇用統計などが出てきます。
急ぐことも焦ることも必要ありません。
「G指数」は、すべての項目で「売られ過ぎ」レベルとなっています。そろそろ相場も転換時期に差し掛かってきたと思われますが、本日というように狭く考えないで、今週中には、というように少し広めに考えておくことが重要な気がしています。
新変異株「オミクロン株」については、欧州での状況は、今のところは感染しても、無症状か、軽微という状況のようです。これで確定するとは思われませんが、新オミクロン株に対するワクチンも2週間程度でできるようですから、対応ワクチンの接種が始まれば、世情は落ち着いてくると思われます。
悲観のうちに幸福の芽は出てきます。この芽を捉えることができるかどうかが、ディーラーの腕を左右すると思われます。
それにしても、今週は重要なイベントが目白押しです。リスクをとって参戦するか、様子見に徹するか、どれも今の相場では通用する取り組みと思われます。
本日のシグナルは、「コスモス」は「売り」、「桜」は「買い」、「ひまわり」は「買い」となっています。
健太君の判定は、「買い」は、113.514円超。「売り」は、113.514円以下、「買い」は、112.834円以下の場合となっています。
FPVは、113.186円、R1は、113.842円、S1は、112.482円となっています。
間もなく東京タイムが始まります。本日もよろしくお願いします。合掌
追伸 11時12分です。ドル円は日通し高値は113.551円まで来ています。株価は戻り基調となっていたのかもしれません。日経平均は、28041円付近。利回りも1.4920%まで戻して来ました。だいぶん落ち着きが出てきたようです。しかし、まだ買い戻しの範囲と思われます。一気呵成に反発していく相場とは思われません。
本日日通し高値の上には、4時間足の20EMAが存在し、113.607円付近を通過中。これが上値を押さえるのかもしれません。また、1時間足で見ると、一目・雲下限が113.586円付近にありますのでこれも頭を押さえる材料か。さらに、チャネルライン上辺が、右肩下がりで通過中で、この位置は113.559円付近。これも、頭を押さえる材料か。この付近までくると、売り方が動いてくるかもしれません。
為替情報では、113.70~90円付近で断続的に売り注文が出てくるというような情報になっています。昨夜のNYタイムでの戻り高値が113.706円。今の動きはここを狙った動きなのかもしれません。この付近まで上昇してくると、売買攻防が出てくるかもしれません
追伸 15時46分です。相場は野を超え、山越え、谷を越えて続きます。現在値は、113.562円付近。日通し高値を更新してきています。
パウエル議長が、議会証言で、「金融引き締めを検討すべき」とか、「インフレの高進は一過性との考えを改める」とか、で、利上げ期待が高まり、ドルの買い戻しが起きてきているようです。今夜出てくるADP雇用統計やISM製造業景況指数が良い結果となれば、今のドル買い傾向が加速してくるのかもしれません。
ドル円は、4時間足20EMAにタッチして押し戻された感もあります。昨日NYタイムでの戻り高値もすぐそこになってきました。更なる上昇は、今夜出てくる指標次第か。それとも、すでに良いという結果を織り込んだか。そうなると、結果が出ると、善かれ悪しかれ、相場は下がるということになりそう、、、。チェック