FXと四国遍路とワンコと菜園の物語 

一般大衆投資家が、時々四国遍路に出発、FX取引を行う様子をメモ。合せて、愛犬君の近況や、菜園などのことも掲載

FX 番外編 パート2 今週の動きについて

2021-12-12 09:54:35 | 日記

10月20日に高値114.7円を付けた後、11月9日に安値112.726円を付け、そこから反発して、11月24日高値115.50円を付けました。ここからの動きは、11月26日から押し込みが始まり、11月30日には、安値112.530円を付けています。現在は、その安値からの反発途中とも受け止められます。

ここで考えることは、11月24日高値への起点は11月9日安値ですが、30日にこれを割り込んできている点です。

通常、このようなパターンになると、11月24日高値を否定する動きと認識されることから、30日安値から反発しても、24日高値を更新することはできず、24日高値と30日安値の半値戻し程度の戻りしか期待できず、戻った後は再度下落してきて、30日安値を更新してくる、という動きになることが想定できるようになってきます。

相場は今、再度高値チャレンジをして、上値を更新しようか、それとも、前述のとおり安値を更新して調整3波を構成させようかと思案しているところと思われます。

12月10日の安値は本物かダマシかを判定する週となりそうです。

今週は、14,15日とFOMCが開催され、金融政策が決まります。これに呼応して市場は動くようになり、相場へ織り込みに来ると思われます。

市場関係者の今回のFOMCへの考え方は、「番外編」でご覧ください。

これからの注目すべきドル円相場のレベルは、11月9日の安値112.726円になりそうです。ここを割り込んでくると、11月30日安値突きに来る可能性が高まり、割り込まなかった場合は、反発開始となってくる可能性が高まりそうです。

12月8日の高値113.954円で戻りはもう一杯である、と考えるなら、FEでこれから先の動きを考えると、行き先は、FE61.8で、112.12円付近、FE100となると、110.96円付近というものが出てきます。4時間足の800SMAが現在、111.420円付近を通過中です。このMAにタッチを狙う動きが出てくるかもしれません。

15日のNYカットで、112.00円というものがあります。FE61.8での動きで狙ってくるのかもしれません。為替情報での下値は、111.40円です。110円台への突入というものは現在のところは出てきていません。

日足の一目・雲下限は112.277円付近。オーバーシュートすれば、タッチするかもしれません。明日月曜日になって、この辺の情報がどう動いてくるかチェックになりそうです。

日足の一目・雲上限は115.507円付近。

市場関係者の予想は「番外編」のとおりと思われます。相場には、現実分データの折り込みは終えていると思われます。これからはドットチャートでの政策金利のドット状況によって、特に上方への移動分がどの程度出てくるかで、相場の動きが決まってくるかもしれません。

少し目先の動きになりますが、12月3日安値と、12月8日高値、そして、12月10日安値でFEを考えると、上値候補としては、FE61.8で、114.077円付近となり、FE100の場合は、114.60円付近という状況なのかもしれません。

今、買い方は、売り方が押し込めば押し込むだけ歓迎してくるのかもしれません。売り方はこれを感じていて、「踏まされる」ことを嫌って、下押しは意外と浅いものになるのかもしれません。売り方の逃げ足は速いのかもしれません。

このような動きは、明日13日から15日の間で出てくるかもしれません。

今回の相場の見方を難しくしているものにNY市場のMSQがあります。これが17日金曜日ですから、15日水曜日は「魔の水曜日」と称されるくらい、乱高下する可能性のある日となります。

これまでのポジションを「ガラガラポン」して新たな構築に動いてきて、来年3月MSQまでの相場作りに出てくると想定しているのですが、、。

FOMC結果が出てくるのは、本邦時間で16日早朝4時。米国東部時間で考えると、15日の取引終了の3時間前ということになります。そしてパウエル議長の定例の記者会見が始まるのはその30分後。

どのような言葉が発せられるのか注目が集まりそうです。

明日月曜日はまだ上値の重い展開になると思われます。静かな動きとなってくれば、直近12時間での売買均衡値付近での取引になってくるかもしれません。現在のその値は、113.496円付近となります。

今週前半は、様子見が一番かとも想定しているところです。

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FX 番外編

2021-12-12 02:31:37 | 日記

バイデン大統領とパウエル議長の「インフレ傾向」に対する認識の差について

市場関係者の見方

米国を中心とした世界的なインフレ懸念の長期化という認識がある

来週のFOMCで、メンバーが考える政策金利がどのような位置にあるかを示すドットチャートが出てくる。

前回9月のFOMCでは、18人のメンバー中、22年に利上げなしが9人、1回の利上げが6人、2回の利上げが3人だった。

今回のFOMCでは、「タカ派」的方向へシフトする可能性が高い、とマーケットの関係者はみている。

パウエル議長の認識の中には、特に、自動車産業での半導体不足ということがあり、これが2022年末頃まで続くというものがある様子。

米国では、新型コロナが猛威を振って以降、特に高齢者の労働市場への参加率は下がったままで、人手不足は解消せず、強まる傾向を示してきている。

欧州をはじめとして、世界で感染拡大しているオミクロン株については、重症化や死亡例は少なく、需要が落ち込む可能性は低いと考えられるようになってきている。

このような状況は、物価を押し上げる方向に作用し、短期的にインフレを鎮静化させる可能性は低いと考えられている。

この結果、外為市場では、米利上げの折り込みが増し、ドル円は足元の113円台から節目の115円を目指してドル買いが優勢になると予想している。

日銀の政策変更なしは、「世界的合意事項」とみなされており、日米金利差を材料として、ドル高円安は年明けに一段と進む可能性が高まりそうと考えている。

円安が年明けも進行し、チャートの節目である118円後半へ接近した場合、世界的インフレ懸念の動向によっては、120円を目指す動きになってくる可能性も否定できない。

こうなると、国内でも、物価上昇が生じ、企業は、これを価格へ転嫁させてくるようになり、かつ、岸田政権の賃上げ政策に沿って労働者の賃上げが実施されると、ますます物価上昇が生じ、その時、企業業績が並行して改善してくればよいが、そうならない場合は、コストアップとなり、悪いインフレスパイラルへ突入する恐れが出てくる。

目先的には、賃上げ実施企業には税制で優遇するなどの措置があるので、企業の悪い面は隠れるかもしれないが、時間経過とともに、それは顕在化してくるかもしれない。

賃上げでは、労働者のものは上昇するが、経営者層のところまでその恩恵が出てくるかどうか、企業の体力勝負のような面もあり、不透明。もしこれができなかった場合は、企業の業績不振が疑われるようになり、明るい展望は描けないことになる。

インフレ上昇の中で、賃金が上昇しない場合、実質的な購買力は低下することとなる。これを避けるために政権側は、企業へ賃上げを要請しているとも受け止められる。

賃上げができなかった場合、世情から「物価値上げ反対」とか「賃金上げろ」などの意思表示が出てくる恐れもある。

本邦にとって、2022年はまさに正念場となる可能性が高い。

以上が市場関係者の考え方のようだが、これはおおむねパウエル議長の考えに沿っていると思われる。大統領の意図するところは何なのかは、今のところはまだ不明。

大統領は中国からの輸入品に課している関税を撤廃する方向で考えているとか。衣料品などの小売価格は下がると思われるが、これは、いつからになるかはまだ不明。来春からとなれば、関税品目の価格低下が発生し、インフレ傾向は落ち着くかもしれないが、現下での「半導体不足」という状況は関税対策では解決できない事柄。国外へ移転しているメーカーを国内回帰させるなどの政策を強烈に遂行する必要はありそう。もしそうなっても、実際に半導体の内製化ができるまでには相当の時間を要することとなる。半導体の需給が均衡するのは2022年末頃という予想が主流。

今後しばらくは、財政政策と金融政策の両面のチェックが必要になると思われる。

バイデンさんは、次期大統領選に出馬する気らしい。来年の中間選挙結果如何では、それも危うくなる可能性もあるため、これから中間選挙までに政策面での実績作りをする必要性がある。選挙を目的とした場当たり的政策が出てくる可能性も否めず、支持率動向が命運を決めるのかもしれない。

現実問題として、現職大統領が次期大統領選挙に出ないで、ほかの人物を立てる、ということができるかどうか。かつて次期大統領選に出た現職で、一期で終わったのはカーター大統領だけ。共和党がしっかりとした人物を出してくれば、(例えばレーガン元大統領のような人物)バイデンさんには勝ち目はないと思われますけど、、。米国大統領には「若さ」と「勢い」のある人物を望むのは小生だけでしょうか。

もし、バイデン大統領が一期で終わり、ネオコンを中心とした共和党が大統領職を獲得すると、巨額に上るインフラ投資がとん挫する可能性すら出てくる気がします。

想像は限りなく続きますが、この辺でやめます。

14日15日のFOMCは次代を担うものになるのかもしれません。

 

 

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