川越芋太郎の世界(Bar”夢”)

川越芋太郎の世界へようこそ!
一言メッセージ・「美」の探訪ブログです。短編小説などもあります。

今の生活を疑おう!米を食べよう

2009-10-16 10:58:12 | 知恵庫先生の講座
今の生活を疑おう!米を食べよう。


現代日本の成果は究極の消費文明であろう。
以前にはゴミ問題から記載したが、無駄な消費が多い。
今日は「食とエネルギー」に限定して見直しを提案したい。

パンからおにぎり。
おやつはケーキから団子。
喫茶店でもコーヒーからから日本茶。
パスタから蕎麦。

さて、上のキャッシフレーズを見ると、あなたの印象は?

ダサイ!
オジサン臭い!
年寄りっぽい!
古臭い!

そう、こんな印象でしょうか。

でも、実は、上の左側の原料は、ほとんどが輸入品です。
日本の食料自給率を50%に上げたい民主党政府。
現状はかなり厳しいでしょう。
なにしろ、国民生活全体が輸入品にどっぷりですからね。

輸入を別に「悪」と決め付けているわけではなりません。
しかし、経済学で言うところの等価価値交換はすでに実体
として機能しておりません。
あれは、閉鎖系社会でのお話でしょう。
ブツブツ交換を現代の社会で考えてみればお分かりでしょう。

小麦・米を生産できない国があります。
その国では、みかんが取れます。
小麦・米と交換して、相互に貿易から利益をあげる。
ともに需要を満たす事が出来る。
本当でしょうか。
小麦・米は生きるための主食です。みかんは補助食品というか
嗜好性商品です。
前者の量が少なければ(他に高値で買い取る国があるも含む。)
当然、前者の価格はうなぎのぼり、ケースによっては輸出規制
商品となる。
みかんの国は、生きて行けますか。

さて、日本に話を戻します。
いま、資源のエンクロージャーが始まってます。
ロシア・中国・インドが猛烈な勢いで実施してます。
新興国であるこの3国が経済成長した場合、
世界にこの需要を満たす事が出来る資源も食料もありません。
やはり、この2~3年が世界経済のターニングポイントになる
可能性があるといえます。
猛烈な国家間競争社会か経済成長社会の崩壊です。

どちらも、歓迎すべき内容では内容です。

だからこそ、今2009年が大切だと考えませんか。
この時代認識をもって、日々の政治や経済を考える時期に
私達は来ていると思いませんか。

確かに、日本は経済力の富む国です。
しかし、みかんの国になる可能性も高いのです。
みかんではなく、必要商品の提供国にならないと、あすはみかんの
国です。

現代社会から来る社会に向けての必須商品を保有することが私達
無資源国家の生きる道です。
1、高付加価値商品
2、生活必需品
3、知恵に関わる商品
4、時代を反転させる商品
このような商品を生む出す事が不可欠です。

その為にできることは、「何か」考えてみませんか。
芋太郎流の考えは、
1、脱炭素エネルギー
2、日本固有の復古食品(米、蕎麦、もち米、魚)
3、教育の重視(知恵のある人財を生む出す)
4、歴史の研究と脱資本主義
そう、これは、日本独自路線の世界戦略です。
成功すれば、世界貢献間違いなしでしょう。
これが、できる国は世界の中でも日本だけです。

企業の経営者の皆さん、誤解していませんか。
多国籍企業や大手企業と表されて、世界市民とでもなった感覚で
いませんか。
明治の役人が日本文化を忘れ、欧米文化の模倣にひた走る姿と
ダブリます。
いまだ、どこにも、世界政府などありません。
国家・民族を見つめる目線を失うとき、経営の重要な幹を失い
衰退の道を歩む事になる可能性をお伝えしたい。
私達は、あなた方企業に期待しております。
なぜなら、上記の1から4のことを実施する力をお持ちだからです。

民主党の国家戦略室もいいのですが、ぜひ、国家の大局を示して
ほしいものです。
これから、日本が進むべき道と日本が国際社会の中で生きる方向性を!

<追記>
みかん栽培の是非を問うているわけではありません。
悪しからず、ご了承願います。
みかん農家の皆さん、ご理解を願います。

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日曜美術館:英一蝶

2009-10-12 21:08:48 | 美の番組紹介
日曜美術館:英一蝶  NHK


元禄快男児のご紹介であった。(笑)

300年ほど前の1652年から1724年の江戸期、面白い画家がいた。
京都の医者の家で生まれ、江戸の狩野派を学び、一説には同派を破門
され、独自の世界を構築した伝説の絵師がいた。
絵師は島流しの刑を受けた後、将軍の死をもって赦免されて、英一蝶と
改名、江戸の人気者として江戸文化を開花させた一人となる。

本日の美術館はその人生を紹介していた。

狩野派で絵の基本を学ぶ。
それは、日本・中国画の模写や花鳥風月・竹林図を習得するものであった。
しかし、狩野派の枠を越えて独自の世界を生み出そうとした男には、世界が
狭すぎた。
その後、時の絵師菱川師宣の超えようと数々の美人像を描き、ようやく男の
独自世界を垣間見ることが出来たようだ。
その後の浮世絵に大きな影響を残したともいえる。

しかし、浮世絵ではなく男の独自の境地を描いた絵画が残っている。
それは、何の変哲もない風景の美しさであったり、躍動感であったりする。

男は絵師のほかに別の仕事をもっていた。
それは、太鼓持ち。
男芸者と呼ばれる太鼓持ち。
座敷お盛り上げるべく、全ての技能をそこに披露する縁の下の力持ち。
縁の下ゆえに、主役以外の人々の動きや人情の機微や感情が理解でき
たようだ。
それが、絵の世界を独自の世界とする原動力でもあったようだ。
一休和尚の図には、庶民の生活と人間の心が映し出されているようだ。
江戸の生活がそのまま絵になったような近親感と同時に人間賛歌の声
さえもが聞こえてきそうな絵画もある。

男は人生の絶頂期を前にしながら、流刑地に送られる。
大名へ散在させたことが理由という説もあるし、
生類哀れみの令を皮肉ったことが理由とされる説もある。
ともあれ、三宅島への流刑が10年以上の長期にわたる。

その間も男は数々の絵画を島のあちこちで描いている。
生活の糧を得るためもあったであろう。
しかし、それほどまでに有名で慕われた絵師でもあったといえる。
それは、江戸元禄時代の町民文化勃興期の力でもあったかもしれない。

将軍綱吉死去によるご赦免にて、江戸に帰参。
浦島太郎のごときとつぶやきながら、吉原を初めとした江戸の庶民生活を
描きつづけた。
73歳の晩年まで、描きつづけたこの男が英一蝶である。
なんとも逞しい限りである。
それは、江戸の逞しい文化、そのものでもあるように。

男の人生は講談「英一蝶干物便り」に語り継がれ、
その後も広く長く愛されつづけた。
ぜひ一度、男の作品をこの目で見てみたいものである。
「雨宿り図屏風」には、江戸文化の力強さと太平を感じさせる。


作品の紹介

「朝暾曳馬(ちょうとんえいば)図」
「四季日待図巻」
「吉原風俗図巻」
「雨宿り図屏風」


芸大美術館

英一蝶展―風俗画に独自の画境を開拓した元禄自由人の世界 (1984年) (江戸文化シリーズ〈5〉)
英 一蝶
板橋区立美術館

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「希望がなくては生きて行けない」ユニクロ的発想?

2009-10-10 14:22:22 | 知恵庫先生の講座
「希望がなくては生きて行けない」


ユニクロ社長(ファーストレテーリング社)の柳井さんの言葉です。
別段、彼の生み出した言葉ではないが、ある意味、真理をついている。

実は、本日(平成21年10月10日NHKの番組:経済ビジョンe)
に出演した折に発言した言葉です。


現在の売上が8000億円代であるにもかかわらず、2020年に
5兆円の売上目標をあげていることに対する質問への回答の一説
です。(業界三傑にも入らない現状で)
そして、さらに、次のように付け加えます。

希望がなければ、生きて行く事もできない。
人は希望があってこそ、そこへ到達しようと努力するものです。
ゴール理論というだけではありません。
ゴールまでの道のりを具体的にして、クリアーする。
それも大事です。
しかし、より大切なのは将来への希望をもち続けること。

以上、のような趣旨と理解しました。

さて芋太郎の追加文章もお読みください。


大層なことではなく、「夢」でもいいのです。夢の具現化をしよう
とすれば、希望となります。
結構、皆様は詳細に具体化するように考えますが、
挫折してしまうことが多いのではないですか。
柳井さんが言うように、愕然とした、いい加減さも必要です。
根拠などなくてもいいのです。
方向性を示す事、到達点を示す事の方がよほど大切です。

ユニクロ社は、それを社員全員で一丸となり、一つのゴールとして
目指しているようです。
それを共有できる方々に参画してもらいたいとのことでした。

希望は明日への灯りであり、
闇夜の灯火です。
その意味でも、人生に不可欠です。

私達は今、もう一度、自分の人生に希望があるのか見てください。

このような不景気な世界ですから、希望など見出せない。
殺伐とした社会だから希望など全く持てない。
お金がなくなり、人間関係もギクシャクしてうまく行かない。
希望などありはしない。
ただ、日々、生きているだけだ。

そういう方がいませんか。
多数かも知れません。
そのままでは、冷静に考えれば、その状態から抜け出せません。
断言します!(残念ですが・・・)
「宝くじ」か、「棚からぼた餅」でもない限り。

だからこそ、希望が必要だと思いませんか。
小さいことからでいいのです。
明日の活力が少し沸いてくると思います。
まずは、少し手を伸ばせば出来ることから、はじめませんか。
本当に小さい事からでいいのです。


私の場合は、体を動かす事でした。
(あなたのきっかけになるかもしれません。)
人間は頭が大きくなり過ぎました。
体を動かしてみれば、新しい希望が見えるかも知れません。
あなたに、希望が宿ることを祈ります。

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美の壺:ブリキのおもちゃ

2009-10-08 20:08:05 | 美の番組紹介
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「美の壺:ブリキのおもちゃ」 NHK


ブリキのおもちゃの魅力を次のように表現しておりました。

ユニークの動き(思いがけない動き)
日本的な美的感覚

では、いきなり本日の第一の壺をご紹介


<美の壺1:多様な動きは1つの動きから>

ブリキのおもちゃというと、日本のおもちゃというよりも、海外からの輸入品が多いと
思われる方が多いのではないか。
実は、私も認識不足の一人でした。
番組で紹介された昭和30年代の数多くのヒット作品は、ドイツのおもちゃを分析し、
仕掛けを工夫し、日本独自にアレンジしたものが米国市場に輸出されて
人気を博した。

日本特有の「技術の改良」と「組み合わせの妙」という創意工夫の賜物です。
日本には古来よりからくり人形という技術が残されていました。
技術の日本の萌芽ですかね。

一方、材料は、進駐軍がもたらした空き缶です。
空き缶から、ブリキのヒーローが生み出され、日本的にアレンジされ、日本市場と
米国市場に人気を博したようです。


<美の壺2:100分の1ミリの手業が生む曲線の味わい>

ブリキのおもちゃ製造に不可欠であるのが、金型です。
金型の上下の誤差は、100分の1ミリ以下といわれる。
段差のない一体感を作り出すミクロの技術です。

これは、日本の金型職人の根性と技術の成果です。
何べんも作り直し、細部にこだわった金型、
中には3人で1年半もかけた力作もあるという。

金型技術の粋が見せる職人技。
生み出したブリキのおもちゃこそ、次世代の金型の展示場だった感があります。
プラスチックとコンピューター工作機械による金型革命も背景には日本の金型技術
が存在した。


<美の壺3:ブリキのチャンパスに描かれた日本の美>

ブリキのおもちゃの表面に描かれた文様や図柄をよく見ると、
思いがけない発見をする。
金色配色は蒔絵の影響?
米国受けのデザインにも関わらず、顔は浮世絵風?
歌舞伎的な顔や目の動きを模した顔?

伝統的な日本の美が潜んでいるブリキのおもちゃ
番組司会者の草刈さんが表現した
「ゼンマイは最初勢いがよく、次第に勢いがうせ、最後を迎える。」
これが、またワビサビの世界に通じるのかな。


ブリキのおもちゃ、普段なかなかお目にかかれない昨今ですが、
意外なところで再開することがありましょう。
そんなときは、是非、この美の壺を確認してください。


<追伸>
以前紹介した伊藤若冲の特集が読売新聞(20090909文化面)に掲載されて
おります。
滋賀県のMIHO MUSEUM:若冲オンダーランド展(12月3日まで)
東京国立博物館「皇室の名宝」第一期(11月3日まで)
参考に紹介いたします。
なお、私のブログは下記からどうぞ。

伊藤若冲

東京の美術館が面白い


美の巨人たち:クリムト

2009-10-07 21:29:38 | 美の番組紹介
「美の巨人たち:クリムト」


番組での紹介は、「極限の美」
現在、世界で人気のこの画家は一体何を語ろうとしたのか。

実は、芋太郎ブログで一度取り上げております。
「日曜美術館:クリムト」というテーマにて。
本ブログと違う側面で描いておりますので、
御読みください。

日用美術館クリムト:芋太郎ブログ紹介


番組では、「切り立った断崖の上の抱擁する男女」を描いた作品
からクリムトを紐解く。

二人が立つ断崖は、一面の花園。
その花園で、抱擁する男女。
女の脚は、まさに断崖に踏みとどまる。
絶対絶命の状況下。
女の服の文様は○
男の服の文様は□
二人を描いた真四角のキャンパス。
黄金に包まれた二人の姿。
遠近法も陰影も無視した非欧州的な技法。


クリムト自身が私を理解する方法は、
「絵をじっくりと観察して、人となりと意図を捜して欲しい。」
と語ったそうです。

なにもかもが、当時の欧州社会から理解できない絵画であった。
しかし、足下の花園と断崖との組み合わせは、生と死の狭間。
黄金に輝く光に包まれた抱擁は、愛の賛歌を謳うウリムト自身を
描いていたようです。

彫金師の家系であると同時に、日本のある作品たちの影響も強い。

当時の画風は、オーストリア・ハンガリー帝国の崩壊時期と重なり、
退廃的な社会と化していた。
彼は人物を描きながら、人物以外の意次元の世界観を描いたのかも
知れない。

また、クリムトは、日本の琳派に強く影響を受けていた。
俵宗達・緒方光琳・酒井抱一・クリムト・?
それぞれ各人、100年から80年の時間差がある。
そう、琳派の画家達は相互に交わることなく、その作品が時を越えて
影響したといえる。

琳派の芸術家達は「孤高の芸術」家といえる。
そして、クリムトから100年が経過する現在、
楽しみが一つできた思いがある。
新しい孤高の琳派の画家が舞い降りる可能性を期待して。


なお、クリムトに関する時代考証や背景は、上記芋太郎ブログを
参照願います。
琳派の紹介:
琳派美術館 (1)

集英社

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すぐわかる琳派の美術
仲町 啓子
東京美術

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抱一と江戸琳派 (琳派美術館)

集英社

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「日朝鮮半島の2000年」 NHK  後編

2009-10-04 18:27:18 | 知恵庫先生の講座
「日朝鮮半島の2000年」 NHK  後編
 副題:蒙古襲来の衝撃


蒙古襲来の朝鮮と日本の歴史を前編で紹介しました。
後編は芋太郎の独り言です。


芋太郎はどうしても、現在の中国の軍備増強・拡大路線とイメージが
重複する。
現代の「元?」による版図拡大がなされる可能性がある。
だからこそ、押さえておきたい大切な事がある。

以下、思いつくままに記載する。

1、情報の共有化と迅速な決断が不可欠。
  正確な「元」の動向が把握されないまま、朝鮮半島や南宋との協力体制
  が構築できなかった。
  侵略戦争への準備不足。
    
2、集団的な抵抗の力学が防衛には要となる。
  日本は台風で守られたのではない。
  日本を防衛したのは、高麗の民や三別抄の民族自決の誇りである。
  彼等の抵抗なくして日本は守られたかどうか怪しい。
  大越での抗戦も同様です。
  ここで大切なものは、民族の誇りと自立が支配層にも被支払層にも
  鍵である。元はそれを満足させられなかった。
  高麗の抗戦は悲劇で終了したが、それが新時代の幕を明けた
  ともいえる。

3、元と日本との間に当時も貿易は健在であったにもかかわらず、
  侵略戦争は行われた。
  経済的結びつきを過信してはならない。
  防衛は、周囲の連帯と協力が不可欠。
  事前の順位がなによりも必要。

4、当時の政権が武家政治であったことが偶然にも日本にチャンスを
  もたらした。
  平安の太平・貴族の時代であれば、満足の行く防衛戦争が遂行された
  可能性は低い。
  大軍をかき集められる力が当時の日本にはあった。

5、二度の侵略戦争に必要な兵站が準備できる経済力が日本に存在した。
  金と力がなければ、防衛戦争も遂行されない。
  

6、2回の防衛戦争は、神国日本の伝説を生む。
  それは、元の国威を見せ付けられた国民が偶発的な自然現象による
  戦勝を意識したものである。
  裏を返せば、元の驚異を意識したものでもある。

7、朝鮮・日本・大越での勝利は、なに求めるのか。
  まさに、国力です。
  人々の意思力の賜物です。
  民族を守り、自決し、平和を勝ち取りたいと願う気概です。
  
8、平和は与えられるものではない。
  平和を唱えれば、「元」は侵攻しないという保証はない。
  歴史がそれを証明していう。

最後に、日本の現代史は、朝鮮半島・日本・沖縄・台湾・ベトナム・
カンボジアなどの大連合の必要性を示す。
中国大陸を敵視しろという訳ではない。
政治は、常に先の先を考えるものである。

元と日本の通商が存在したように。
経済貿易の友好的活動は繁栄を相互に繁栄をもたらす。
しかし、経済だけで国の防衛はできないことを元寇は語る。
今からできることを始めなければならない。

追記
三別抄の活躍に感謝する気持ちが生まれてきた。
なお、沖縄で三別抄の痕跡が見られることは今後の歴史解析に
任せましょう。


<コーヒータイム>
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「日朝鮮半島の2000年」蒙古襲来の衝撃

2009-10-04 09:01:41 | 知恵庫先生の講座
蒙古襲来―転換する社会 (小学館文庫)
網野 善彦
小学館

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「日朝鮮半島の2000年」 NHK  前編
 副題:蒙古襲来の衝撃


本TV番組は表題の第三篇です。
蒙古襲来の実像を最新の調査と現地ヒアリングで作成されたものです。
文禄・弘安の役を中心に日本・朝鮮半島・ベトナムへ取材した
なかなかの番組です。

従来は、神風日本の自然偶発的な側面が強調される出来事とされ、
兎角、元寇の実像が明らかにされていませんでした。
日本への侵略以前の歴史が語られる事はなく、地政学的リスクを
日本人が学ぶ事もない教科書的な歴史から脱脚する内容です。

ユーラシア大陸の東西を版図にしたモンゴル帝国の実像とその影響力
を正しく認識する為にも、また、今後現れるであろう新帝国への
対応を考える上でも、是非、視聴する価値がある。

では、いつものように、歴史年代を追いながら芋太郎の感想を表記
します。

1、モンゴル帝国の版図拡大とその野心的狙い。
  フビライは、南の南宋・東の朝鮮半島高麗を狙い進軍。

2、1231年から、高麗は約30年に渡り、モンゴルの6回に
  亘る侵略に交戦します。
  優勢な元の地上軍を避けるために、王及貴族は江華島へ遷都し、国民は
  20万の死者を出し、農民・僧侶まで元軍と徹底抗戦します。

3、約30年の抗戦もむなしく、平定された高麗は、その富と人を利用する
  元の政策から、来る日本への侵略用の船舶・兵糧等に疲弊します。

4、高麗国王は再起をかけて、武力ではなく、民族の文化・信念を高揚
  させる戦術も取ります。焼失した八万大蔵経の復元もその一つ。
  しかしながら、元は着々と勢力を強化し、版図拡大と貿易経済の充実
  を図ります。狙いは銀。

5、注目されたのは、日本の金銀。1268年国書が日本に来ます。
  フビライの南宋との絶縁と貿易要求。高麗国王の添え国書も携えて。
  実態は、フビライの命で高麗国王が要請したものです。
  時の鎌倉幕府と調停はこの国書を完全に無視。
  当時から南宋の僧が時の相談役であり、正確な情報が日本にもたら
  されてないかったと指定される。

6、朝鮮半島の抵抗運動が激しくなり、日本への戦に支障が出ていた。
  三別抄の反乱は、元と朝鮮の民との壮絶な戦いとなる。
  「団結して国を守れ」を信念に、長きに渡りゲリラ的な抗戦が
  継続される。
  三別抄から日本への国書が発見されている。
  日本はここでも、国書を無視。

7、日本侵攻の目的で建造された軍艦による三別抄の済州島の戦いが
  始まる。ここに、4年の抗戦に終止符が打たれる。
  ついに、三別抄が軍門に下った。
  しかし、三別抄の抗戦は日本に充分とはいえないが時間を与えた。
  北条氏同門争うに終止符が打たれ、時宗は防衛戦を構築する。
  そして迎えたのが先の文禄の役であった。

8、文禄の役(1274年)
  元の集団戦法と火薬に圧倒される。
  元側の兵站不備等の理由で、退却。
  元の戦力と恐怖が当時の幕府を動かす。
  執権北条時宗は、元との戦に終生を送る事となる。

9、一方で、元は南宋への侵攻を進め、1276年ここに、南宋を滅亡させ、
  大元が成立する。元は飽くなき版図拡大を目指し、ベトナム・日本
  への侵攻を推し進める。
  
10、弘安の役(1281年)14万の大軍が押し寄せる。
  元・南宋・高麗の大軍である。
  土塁などの防衛施設と防衛軍の事前準備が効をそうし、進軍を留める
  事ができ、海上停泊させた意義は高い。
  台風による船舶の遭難に結びつく。

11、元は大越でも徹底抗戦に会い、大越・チャンパの連合軍に敗北する。
  歴史の流れに、ターニングポイントが現れる。

以上の歴史の流れである。
ここから私達な何を学ぶのか。
「ふ~ん」で終わったら意味がない。
後編で芋太郎の私見を申し上げたい。(続く)

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新インフレエンザ効果:売れる商品

2009-10-03 16:12:12 | 知恵庫先生の講座
「新インフレエンザ効果:売れる商品」


スーパ-マーケットが苦境にあるようだ。
ユニクロなどの専門店の攻勢を受けて、価格競争(安売り合戦)の
消耗戦になっている。
ジーンズで言えば、900円を切る価格帯でイオン・ダイエー・西友
などの大手の面々が競争激化を繰り返している。

いつの時代も価格戦争という消耗戦は利益に結びつくには非常に厳しい。
価格のデフレを享受できる消費者も喜んでばかりはいられない。
売れ行きが下がれば、雇用の下がるからだ。

さて、そのような中で検討する賞品がある。
そう、新インフレエンザ対応商品である。
安いものでは、サージカルマスクから始まり、空調機まで。
名づけて「インフルエンザ商戦」!

以下商品のご紹介
<空気清浄機>
  除湿・加湿は当たり前。注目はカビやウィルスの分解・除去。
  特にお勧めが、(芋太郎個人)ダイキン工業」ストリーマ放電
  技術です。ダイキンは商業用空調機で有名な会社です。一般家庭
  ではあまり馴染みがないですが。
  他にも、パナソニックやシャープからもいいものが出ているようです。

ダイキン 加湿空気清浄機『うるおい光クリエール』 ACK75J-W ホワイト

ダイキン

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人混みは嫌い!でも、秋は外出もしたい?」

2009-10-03 16:03:05 | 「美」発見
「人混みは嫌い!でも、秋は外出もしたい?」


新型インフルエンザが猛威を振るう中、中高年の方々は持病も
持ち合わせている方も多い。
とはいえ、私も含めて、残りの人生を謳歌したい。
ならば、出かけるしかないだろう。(笑)

新聞や電車内広告を見ると、ツアーを宣伝する企業が多い。
でも、団体行動や人が多い場所は新型インフルエンザが心配。

そんなあなたに、期間限定でご紹介するのが美術館廻りと
庭園邸宅廻りです。

東京でも、地方でも、今の日本には沢山の景勝地や美術館が
あります。
ぜひ、調べてみてください。
どうしても、遠隔地の美術館の展示に興味がある方は
そこで発行する目録を手に入れるといいですよ。
カラーが豊富なページは、コスト的には高いですが、総体では
お得です。
酒を飲みながら(美術館では絶対でいない・・・)机上の旅に
出かけてみましょう。

お勧めは、美術館なら開催直後なら、土日を避けましょう。
どうしても土日しかない方は、期間の中日がいいですね。
オープンやクローズ時期は混みます。
美術を見るような状況ではなくなりますからね。(笑)
時間は一日かけて、ゆっくりと弁当や食事をとりながら。

個人的には東京国立博物館の「皇室の名宝」は見逃せない。
東京の美術館が面白い


都内23区の方々には、近くて遠い存在の庭園・邸宅を訪れて
見たらいかがですか。
芋太郎は近くの、旧古河庭園・鳩山会館でも出かけます。
ただし、11月に入ると各種ツアーが企画されるので、是非
10月末までに出かけたいものです。
鳩山会館:
旧古河庭園:
目黒雅叙園:


<追伸>
海外もいいが、高年齢の私たちは、新型インフルエンザも心配
ですし、何よりも、犯罪に巻き込まれやす。
やはり、「いやし」の場所は日本ですよね。

東京庭園ガイド―歴史と文化を愉しむ
東京名園鑑賞会
メイツ出版

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とんぼの本 こんなに面白い東京国立博物館

新潮社

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根津美術館リニュール!秋のお楽しみの一つに!

2009-10-01 22:21:47 | 「美」発見
いよいよ旅行のシーズンですね。
10月から11月は楽しみな季節です。
しかし、新インフルエンザやこの不況で心配性の方も多いのではないですか。

そこで、美術館めぐりをご提案します。
懐にやさしい。
2000円で十分楽しめる。
食欲とならぶ、文化の秋を満喫。
人混みをさけて、優雅に美術鑑賞と庭園散策。
恋人と。
ご夫婦で。
一人で写真三昧。

芋太郎は、先のブログで紹介した3つの美術館のほかに、
いまひとつご紹介します。
3つの狙い目美術館
根津美術館
根津美術館名品聚成 (鑑賞編)
根津美術館
講談社

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根津美術館が来る10月7日にオープンする。
全面改装を受けてのリニュールは注目しております。
ぜひ、都内の近い方は、青山の地を訪ねて、みてください。
ご承知のとおり、東武鉄道の根津嘉一郎の私邸跡で、
現在も広大な日本庭園があり、庭内には茶室が点在している。

東武といえば、小江戸川越と池袋を結ぶ東武東上線です。
一般には、伊勢崎線や日光浅草線の方が有名ですが。
川越祭も近いことですし、10月は東武尽くしでいかがでしょうか。