風が強く頭頂の毛が逆毛になってなかなかおもしろかったです。
家が保たれているのは、生活しているからであって、人が住まなくなると、生活基盤となる水源・水道設備、給湯設備、排水路、附帯である雨漏り対策、シロアリ等の虫害対策、植木・植物管理等が出来なくなるため、直ぐに廃屋同然となる。
最近遭遇した出来事は、くみ上げポンプの故障と石油小型給湯設備の故障である。どちらも暫く留守にすると起こる現象である。水回りが如何に生活に重要であるか身をもって体験した。
くみ上げポンプは、水脈に接する吸水口にあるフィルターが腐食し、サビとなって電動ポンプを詰まらせる。鉄管内も水流が止まるとサビの助長が進み、動脈硬化と同じ現象が生じる。蛇口をひねると水の出も悪く、赤さび色の水が暫く続くようになる。
故障の状況を知り、名古屋在住の義兄へ連絡を取り、相談したが明確な即答はなく、暫く検討することとなった。
水道工事店を呼んで、状況を調査して貰ったが、くみ上げポンプの故障との判断で、中古の代用品を取り付け、動かせて見たが、水が上がらない。最終的には、水脈まで下りているパイプの内側に挿入されているパイプを引き抜くことにしたが、たぶん、サビついたフィルターが外側のパイプに引っかかり、途中で切断するはめになって、結局、失敗に終わってしまった。
渇水も影響していると思えるが、そもそも水脈までは打ち込みによるパイプの挿入で、深さも10メートル未満であり、元々口径が小さいためか、地下水脈の水量にも限界があるようだ。フィルター交換に失敗した水源は鉄分が多いこと等、水質にも問題がありそうで、新たに別の場所を掘削する必要があった。しかし、索井業者によれば、少なくとも4トン車が入る場所でないと工事が難しいといわれ、隣家の土地を使うわけにはいかず、また、井戸掘りの金額が、メートル1万円はかかるとのことで、30メートルの索井は最低限掘った方がよいとのことであった。四半期に一度ぐらいしか帰省しないこともあり、果たして新品のポンプの値段も入れて、少なく見積もっても50万円を超える金額は大きな出費である。(次回へ続きます)