鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

最近の出来事(4回シリーズその4)

2013年11月14日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 車で30分ぐらいの所にいる女房の従兄弟にあたる親戚に無理をいって、パソコンを使わせて貰った。インターネットで製品番号を入力し、検索したが、全くヒットしなかったため、設置した業者とは別の業者にお願いし、様子を見て貰うことにした。業者もいろいろ手配していただき、修理マニュアルによってメンテナンスを行って貰うことが出来たが、コントロール盤の故障サインは相変わらず点灯したままで、ボイラー内部の故障か、操作盤の基盤を交換する必要があるようだ。故障修理は、ノーリツが担当していて、業者から再三に渡りコンタクトを取ったが埒があかない。石油給湯器は燃料タンクが室外にあり、設置環境の条件はよいとはいえない。環境条件が厳しいと、タンク内に水滴がたまりやすく、灯油に混じると燃焼の妨げになる。従って、年に1度以上は燃料タンクの水抜きを行わなければならない。

 給湯器は一定量の温水を供給するために減圧弁を備えている。減圧弁にはフィルターの機能を持つストレーナーが付いていて、ここにもゴミが溜まりやすい。機種によっては供給した燃料のオーバーフロー分を回収し、再度燃料として使用している。ここにもストレーナーがある。定期点検や日常点検以外にも、全ての作動機能をチェックするメンテナンスと分解修理が必要であった。年老いた両親にこのような作業を強いることは考えられず、実際、喩え、簡単な点検ですら実行は不可能であった。両親が実家で生活をしていたときに、このような故障に遭遇しなかったのが幸いであった。石油給湯器の寿命やメンテナンスから考えると、オーバーホールをしてまで修理することはあまり得策とはいえず、両親が実家にいない以上、現在の給湯器を廃品にし、新たに設置を予定する給湯器はエネルギー源をガスに切り替えようと考えているところである。

 この他に空き家を廃屋にしないためにも、多くのメンテナンスを行わなければならない。
 人が住んでいて始めて、日頃の生活の中にメンテナンスがあり、定期的なチェックの体制が必要であることがよく分かった。過疎化という言葉を第三者的に捉えていたが、実際の状況に接すると、過疎化が進むことの背後に多くの現象が潜んでおり、細部に亘っては話題にもならず、しかし、知っておかなければならないことが多くあることに気づく。多くの老人世帯が直面しているこれらの問題は一端に過ぎないが、メンテナンスを含め、村落の共同体意識が薄まりつつある状況の中で、どのような対応策があるのか悩ましい限りである。(このシリーズ最終回です)