鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

大分雑感 観光1(2回シリーズその2)

2013年11月27日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 臼杵には大日如来を中心とした石仏群が有名で、当時、大日如来は首が落下していたが、現在は修復されて、元通りになっている。何度も行く機会があった。ここで売られている生姜せんべいは、今でも手にはいると、当時のことを思い出す。金沢の柴舟も有名であるが、堅焼きせんべいと砂糖に含まれた生姜は香ばしく、好物の一つである。

 土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲の荒城の月で有名な岡城趾も観光スポットである。しかし、仙台の青葉城、若しくは会津の鶴ケ城がモデルともいわれていて、統一されていない。ここで有名な土産に荒城の月と銘々した和菓子があるが、この他にチョロギ(長老木)の梅酢付けがある。正月料理の黒豆の煮物に飾られる根菜である。歯ごたえが良く、良く買って帰った。チョロギはシソ科の多年草で、塊茎のことである。中国が原産地で、江戸時代に我が国に伝わった。体温を下げる効果があるようだ。

 別府より地図上で北に当たる国道10号線を北上すると宇佐市に入り、官幣大社宇佐神宮がある。横綱双葉山を排出した県であり、境内に土俵もあり、相撲と関係が深い神社として有名である。宇佐をローマ字で書くとUSA、すなわち宇佐産の物はMade in USA でもある。大変広い敷地を持ち、天孫降臨の地とされ、はたまた卑弥呼がここで邪馬台国の祭礼を行ったともいわれているが、確証があるわけではない。一度は訪れておいた方がよい神社といえる。

 当時の記憶で不正確な点もあると思うが、観光地は人を寄せ付ける景勝地や温泉地、パワースッポト等、非日常を体験でき、感動を与えられないとリピーターを呼び込むことは難しい。湯布院がその成功例ともいえる。

 オリエント急行が手本となった思われるJR九州は、福岡を出発し九州7県を回る特別寝台列車(クルーズトレイン)七つ星を運行したとのニュースを先月聞いた。専用バスが下車駅から目的地への移動手段として運行している。九州の観光地を結び付け、高級な応接を武器に、人に感動を与える良い例であろう。是非とも成功することを期待したい。(このシリーズ最終回です)