名古屋の義兄からの連絡では、隣家に在住している親戚との話がつき、隣家から水道を通して実家に直結することが可能となった。分岐の費用は当方が負担して、早速工事に掛かり、10月中旬には工事が終わり、水の確保は可能となった。親戚といえども水を分けて貰う以上、簡単な契約書を取り交わした。
特に問題となったのは、隣家の汲み上げポンプが分岐を付けることによって故障した場合の対処である。このことは使用頻度が少ないこともあり、隣家のポンプには影響しない使用量であるため、契約事項に含ませないこととし、帰省の都度一定の使用料を支払うことで双方納得が得られた。
次は、1998年製のYAMAHA小形石油給湯器である。現在は生産していないが、アフターケアのため、製品の故障や部品の交換はトクラス株式会社へ移管されていて、お客様相談窓口が開設されている。製品は15年近く使用していたため、当然保証期間は過ぎていて、交換部品の在庫期間も心配であった。石油を燃料としてボイラーを焚く給湯器であるが、実家で生活していた両親に、メンテナンスが出来ていたとは考えられず、地元には装置を設置した技術者はすでに他界していて、製品のマニュアルすら無い状況であった。
浴槽への給湯と装置との中間に、コントロール盤が取り付けられているが、故障のサインである番号が点滅していて、番号の意味すら分からない。地元の業者もお手上げの状態で、新製品の売り込みに始終していた。(次回へ続きます)