久々にセグロセキレイを捕り、食後の水浴びです5回でお送りします。中州から相当離れていましたが何とかカメラに収めました。
もう1件は、稲に付く害虫のニカメイ虫を殺す目的で使う薬草を利用したヒブリと呼ばれる漁法である。薬草はゲランという乾燥した毒草を使う。山間の小川を利用し、上流でゲランの根を石で叩いて毒液を出し、浸出した液で魚体が麻痺し、弱った小魚をつかみ取る。小魚には効果覿面で、暫くすると浮かんでくる。穴に潜っているウナギやナマズも捕ることが出来る。人体には影響はないとのことであった。毒消しにはさつまいもの葉と蔓で濾すと毒液が中和するらしい。 更に、池や川で、バッテリーを使い一時的に魚をしびれさせる漁法もあるようだが、取り扱いによっては人も感電することもあるので、また、現在では禁止となっている漁法だと思う。
今や漁獲量を世界的に管理する時代となった。養殖や、稚魚の放流など、遊びの世界でも管理料を支払って楽しむようになっている。釣った魚体に毒を持つ魚や、寄生虫を持つ魚もいる。川魚は安全であるといわれるが、知らない魚を口にすることがないよう注意も必要である。
また、釣り場の後始末も必要である。絡んだ針と糸が放置されたままであると野鳥の足絡み付き、身体に刺さり、これが原因で死亡することがあるようで、自宅へ持ち帰り処分する。最近コサギが浮きの付いた糸をくちばしに絡ませていたのを見たが、多分釣れた魚が付いたまま岩場で糸が切れ、格好な餌と思い飲み込むのはよいが、針と浮きが付いたままであったのだろう。コサギにはこれを取り除く術(すべ)はない。(このシリーズ最終回です)