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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

リフレッシュ休暇

2015年05月25日 00時00分01秒 | 紹介

 我が国のビジネスマンは、諸外国に比べ、年次有給休暇の取得率が著しく低いのは、多くの原因があると思うが、自宅に持ち帰っても仕事を継続することや、深夜に及ぶノミニュケーションがある。土曜・日曜は家族へのサービスがあり、特定の休暇を取って自らを休めることは習慣付いていない。在職中には個人で自由に時間を費やすことは難しい。

 そこで登場したのが、リフレッシュ休暇というものである。最近ではメモリアル休暇なる休暇も登場している。(結婚記念日や誕生日などに有給で休むことができる)

 

 慰労・休養、心身のリフレッシュ、自己啓発、労働時間短縮、又はそれによる生産性の向上を図ることを目的として、入社後一定年数を経過した時点、あるいは一定年齢に達して時点といった職業生活の節目に従業員にある程度の長期の連続休暇を与える制度である。

 

 休暇の付与の方法としては、全部を特別休暇、あるいは個人の有給休暇との組み合わせなどがある。休暇日数は1週間単位、その使い方は各人の自由というのが一般的である。

 強制力をどれだけ保有するのかといえば、殆ど無いが、有給休暇にプラスαと考えても良い。同僚や、仕事の端境期などを利用することで、ご褒美休暇ともいえる。これが定着することによって、同僚等の目を気にしなくても取得できるため、他の目を気にしなくても休めることが可能となる。年次有給休暇取得と同様に、計画が立った段階で事前に所定様式で出勤を管理する部署へ届け出る。

 

 自分も取得したことがあったが、単身赴任していた時期であり、帰省して自宅で過ごしたぐらいで消化してしまったが、制度導入時期でもあったため、現在の様な海外旅行に行くなど考えも及ばなかった。

 

 休暇の詳細については、企業が労働組合と結ぶ協定によって具体化しているのが普通で、長くても1週間ぐらいであったと思う。勤続年数は30年以上であったと記憶していて、分散して使える様であった。企業毎にその内容や取り扱い方には差があると思われるので、総務課等で確認されたい。

 

 このような制度は、我が国の雇用制度ではその導入は新しい部類にはいると思う。企業の福利厚生制度が崩壊している中であるが、従業員の健康福祉は家族も含めて大変大切なことであると思う。雇用契約には、そのような詳細についての記述がないところもあると思うが、家庭円満のためにも多いに導入し、活用したい休暇である。