恋のディスプレーか?2羽は茂みに消えていきました。
従兄弟の長男の結婚式に出席した。時期としては5月の下旬であるが、日中は25℃を超えていた。晴天に恵まれ、盛大な結婚式であった。既に半年前に籍は入れていて、今回は披露宴を兼ねた人前結婚式ということで、代官山の鳳鳴館で挙行された。外国大使館が周りにある渋谷駅に近い閑静な場所であった。自宅からは武蔵小杉で東横線に乗り換え、代官山駅を下車して徒歩で会場へ向かった。
徒歩10分弱で会場に着いたが、途中、会場を示す会場名もなく、式服を着た一団には出会わず、不安の中で案内状にあった地図を見ながら漸くたどり着いた。玄関には結婚式を開催する看板もなく、玄関ドアを開けて始めて会場であると判る始末であった。セキュリティを考慮してか、最近の状況を知らない者にとっては、異なる世界へ迷い込んだ様な錯覚を持った。
結婚式は、本人達の結婚宣言とは別に、姻族となる儀式の舞台でもある。根底には異なる家族が結婚を通じて、親戚となり、新たな出会いを作る場でもある。親族の紹介では、双方の父親がそれぞれの関係を披露する。一度に名前を覚えられるわけではないが、何処か新郎新婦の面影を見ることが出来た。祖父や祖母から、孫に至るまで、初顔合わせの方もおられるので、緊張する。
新たな姻族となった写真撮影が行われた。写真撮影が終わると、フラワーシャワーで、参加した総ての方が新郎新婦を祝福し、会社関係の方も参加して、新郎新婦との写真撮影があった。一時の休憩があり、100名弱の挙式が始まる。
フルートと電子ピアノが喜びの歌の旋律を奏でる中、手際よい進行で、結婚の宣言、指輪交換が終わり、披露宴となる。新郎新婦の挨拶の後、お祝いの言葉が新郎新婦の上司から述べられ、両親への花束贈呈、宴会と進む。ケーキへの入刀、キャンドルサービス、新郎新婦の生活等現在に至るまでのスライド紹介があった。提供された料理へも、細かい配慮が成されていたのは驚きであった。最後に新郎の父親が代表してお礼の言葉があり、閉会した。
斬新な演出はなかったが、多くの方の祝福を得た結婚式であった。自分の結婚式のことを思い出したが、二人の門出には相応しく、月並みであるが幸多かれと願った一時であった。