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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

市民アカデミー15後期最終回

2016年02月02日 00時00分01秒 | 日記

平成28年1月29日

 

 映像・メディアコースの最終回が本日、武蔵小杉の生涯学習プラザで行われた。午後からは悪天候が予想されていたためか、10月30日に予定されていた講座がキャンセルとなったことも影響してか、出席者は1~2割少ない状況であった。講義は、鈴木肇先生、シルクロードのイスタンブールから最終目的地イタリアローマへと続く旅であった。

 

 イスタンブールはアジアとヨーロッパを結ぶ地点で1453年に、オスマントルコが制圧し、現在もトルコに属しているが、古くはローマ帝国の首都でもあり、コンスタンチノープルと呼ばれていたところで、ボスポラス海峡に挟まれた場所である。セントソフィア寺院はローマ帝国時代に建てられたキリスト教の寺院であるが、イスラム教に変わっている。講師の話によれば、IS(イスラム国)が破壊しない理由が、あまりにも立派であり、歴史を持った建物であるから、影響力が強く手を出せないのではないかとのことであった。

 

 余談であったが、甘利通産大臣の辞任に触れ、一週刊誌の記事が大臣の辞職に追い込むご時世は、マスコミの力を過少視するべきではなく、昔勤務した社会部での行動の一端に触れ、当時、若気の至りで、我が国の武器製造についてのドキュメントが放映されたときに、斉藤邦吉官房長からのお叱りを受けたとの話があった。やはり情報を扱うにはそれなりの精査の必要性と影響の大切さを学んだとのことであった。言いたかったことは、すでに時効と前置きして、情報の取り扱いには現職大臣の失脚にもつながることの影響力の重大さを述べられたようである。

 

 映像を見る限りにおいて、バザール等の異国情緒ある映像は、歴史の一端を示すことになるが、1000年もの時の経過は、民族同士の戦いと融和との歴史であり、トルコ国民がシルクロード取材班に対して示した友好的な対応は、明治に入ってから和歌山県沖で遭難したトルコの友好使節団を救ったことが影響しており、更には、日本がロシアのバルチック艦隊との日露戦争に勝利したことがあるようで、トルコ国民が我が国に対する歴史を国民の意識の中にあることに感激したそうである。

 

 今回のコースは知らなかった世界を解説付きで過去に放映された映像とともに講座として12回も聴講することができた。毎回のテーマの取り上げ方も総じて良かったと思う。今年の企画は、4月以降の開講で、海のシルクロードということなのでぜひ参加したいと思っている。