枯草の河川敷で見つけたアオジ、恋の行方は?
2月も中旬が過ぎ、3月になろうとする時期、しばらくは騒音とのつきあいに悶々とする毎日である。年度末に集中する建設等の工事は何とかならないものか。毎年恒例となって久しいが、年度末に集中するのは仕方ないとしなければならないのであろうか。このところ、水道管の取り替え工事は最終段階となってきた。現在は工事が終わった簡易舗装の表土を切り取り、アスファルト施工を行っている。
工事の多くが機械化されていて、建設機械がひしめく。中でも土を固めるランマーの音は騒音の発生源として、また、振動を伴い、作業者の交わす声さえもかき消す。作業に当たっている多くの作業者は、騒音の中での作業、慣れとはいながら、楽な作業ではない。工事箇所は日々異なる。道路を封鎖し、通行止めとなり、迂回路の設定だけでも苦労されているようである。
振動は、時として家屋を地震のような連続した揺れを引き起こす。波長が共振すると障子やサッシ戸が音を立てる。揺れの都度びっくりすることが続く。今回、最悪なのは、近所の家屋解体工事が始まったため、重機による解体作業は騒音と舞い上がる埃とのダブル、トリプルパンチが炸裂した状態にある。こちらは散水しながらの作業であり、一応は、ネットを張って、飛び散る瓦礫の飛散防止はしているが、天井は張ってないため、細かい粉塵が舞っている。
継続して何日も続く訳ではないので、我慢も出来るが、工事に伴う挨拶ぐらいは事前に行ってほしいものである。住宅地であるため、夜間の工事はないが、定年退職後は家にいることも多いため、騒音の世界がいかに住みづらいかがよく分かる。日中にはTVを見ることもないが、ラジオの音も聞こえないときがある。困るのは玄関で鳴るチャイムの音が聞こえずに、宅急便の業者には何度か来宅させてしまった。
昔、アルバイトをしていた時分に、板金工場の社員に難聴者が多くいた。会社側が、騒音発生場所と知っていての採用であり、考えた末のことと後日知ったが、難聴者であっても、周波数によっては耐えられない領域があるとのことで問題となったことがあった。現在ではそのようなことはないと思っているが、騒音が身体に及ぼす影響については未だ分からないところがある。騒音も人力に変わる機械化の落とし子かも知れないと思った次第である。