1月中に漸く撮れたベニマシコ♂です。顔なじみから居場所を教えてもらい撮れました。
今年に入ってからカメラマン仲間のブログからベニマシコが飛来していることを知っていたが、声を聴いたという情報を頼りに、可能性がある場所へ足を何回も運んだが、一向にお目にかかれずにいた。見かけないカメラマンからはベニマシコはどこへ行けば撮れるのかとの質問が来る。しかし、聞きかじりの情報に始終し的確な情報を伝えることができなかった。
天気も思わしくなく、時間があったので、多摩川へ行ってみた。今期はだめなのかと思っていたところ、顔なじみのカメラマンと出会い、友達のカメラマンがベニマシコを見つけ、これからそこへ移動するところだという。自分も同行した。丁度、多摩高の河よりの草藪の中という。以前そのカメラマンから聞いた場所の近くである。
数人のカメラマンがカメラを構えていたが、近くにいるようであるがしばらく待つことにした。15分もたったころ、鳴き声が聞こえ、2個体が飛んできた。雄と雌のようで、雄のピンク色が目に入ったが、すぐに藪の中に隠れてしまった。それから30分ぐらい待ったが、何回かは位置を変えて飛び回っていたが、止まってくれない。しばらく近くにいるようであったが、カメラマンもちりじりになり、解散である。
自分も近くを散策し、だれもいなくなった場所で、鳴き声を頼りに耳を澄ましていたところ、近くの竹藪でベニマシコの声がはっきり聞こえた。周りを見渡すと高木があり、そこへ3羽のベニマシコがいるではないか。雄2羽と雌1羽であったが、逆光で距離も遠く、何枚か写した。今年になって初めて見る姿であった。移動が速く、すぐに逃げてしまったが、おおよその移動場所がわかり、そこへゆっくり近づいていった。
1羽の雄が自分がいる場所の近くまで来てくれた。焦点を合わせ、夢中でシャッターを押し、連写を数回撮る。その後、雌も飛来したが、一緒には撮れなかった。粘ったせいもあり、近くで撮影でき、居場所の見当がついた。今年は、降雪が10日ぐらい前にあったため、好物と言われているセイタカアワダチソウの枯れ草が倒れていて、藪に入るとなかなか出てこないようである。カメラマンに感謝するとともに、ベニマシコの写真が撮れたことに満足した次第である。
ベニマシコだからといって、特段の撮影テクニックが必要ではないが、コツといえば、飛んで行ってもしばらくすると前いた場所に戻ることが多いといえそうである。