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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

チョコレート・カカオ

2016年02月11日 00時00分01秒 | 紹介

 日頃からチョコレートやココア飲料等を摂取することは珍しいことではなくなった。我が国では栽培に適しているとはいえないが、国内で栽培し、製品化することが試みられているようである。ほとんどは熱帯や亜熱帯地域に属する外国からの輸入品であり、製菓会社等が原料のカカオ豆を加工している。カカオ豆は植物の果実から種を取り出し、発酵や焙煎を経て製品化される。粉末にしたものがココアであり、板状に成形したものがチョコレートであることまでは知っているが、詳しくはよくわからなかった。

 

 日本チョコレート・ココア協会がホームページを持っているので詳細や疑問点がある方はアクセスされるとよい。チョコレートやココア飲料には、ポリフェノールが多く含まれていて、昨今の健康志向には代表的な食品としてよく登場する。食品といっても主食ではなく、どちらかといえば嗜好品に近い。一粒千円もする高級なチョコレートも販売されている。バレンタインチョコなどの宣伝は、製菓メーカーの策略との話もあり、お祭り騒ぎをするほどのものではないが、子供から大人まで他愛のない恋愛ごっこに興じるのも悪くはないのかもしれない。

 

 カカオの栽培はたいへん古く、アステカのインディオが栽培し、飲料や薬品として利用していたとの裏付けは発掘品で証明されている。種の焙煎による抽出法も古くからあるようで、貴族社会の高級な飲料であったようで、大衆に広まるのは後世からであり、わが国では近世になってからである。現在でも口にする機会は多いとまではいえないが、ミント入りのチョコレートは食後に口に入れるとさっぱりとした清涼感が味わえる。

 

 習慣性があるのかもしれないが、中毒になったとの話は耳にしない。砂糖を大量に混入していれば、カカオバターの栄養価は高いし、虫歯や肥満の引き金になる可能性が高い。繊維質が多いため、通じがよくなるとか、ポリフェノールの効果で、抗酸化作用があることは、古くは医薬品でもあったとの用途は頷ける。

 

 ビターという砂糖があまり入っていない方がチョコレートらしいが、余り苦くても好き嫌いに分かれる。最近はポリフェノールの含有量の多いものが好まれているようで、%での表示がされているものも市販されている。飲料の方も、昔はよく飲んだ。冬場には温かいココアはコーヒーと異なり、身体を温める効果があったように思う。消費量は海外と比べると少ないようで、潜在的な需要の掘り起こしには特定日を利用するのも一つの手段であり、消費量も増えているようである。