カモ類はほとんど飛び去り、冬鳥の多くも見かけなくなりました。ツグミも相当個体数が減っています。
平成28年4月15日
平成28年度の前期が始まった。今回は前年度後期と同じテーマを受講申請した。2コースを受講することにした。定員が決まっているため、申込みが定員をオーバーすると抽選になるそうであったが、幸い2コースとも受講できるようになった。コースは、映像メディア「懐かしの名作を語る」と大学連携「生活の中に生きている先端科学」である。前者は12回、後者は5回である。会場は前回と同じ武蔵小杉にある川崎市生涯学習プラザである。コースによっては、高津市民館、ミューザ川崎、麻生市民館、中原市民館等が利用される。
講座開始前に、主催の認定NPO法人かわさき市民アカデミーから組織の紹介と今年度の講座の特徴について森田女史から話があった。認定法人格を昨年の12月に取得できたこと、社会的公共性が求められていて、地域に合った活動を企画したとのことであった。地域連携、企業連携、大学連携、教育委員会との連携を行ったそうである。また、認定されたことによって市民や企業からの寄付を受けやすくなったようだ。事務局のボランティア古田女史から説明があり、参加人数65名、資料代金、緊急連絡事項等説明があった。
今回の講師は元NHKエグゼクティブプロデューサー河本哲也氏であった。3回連続での登板で、映像の世紀に携わったとのことである。このエピソード等を話す予定とされた。初回は、20世紀の幕開けである。1995年に放映され、既に20数年前に業務に携わっている。
古くから情報伝達の手段は静止画と文書のみで、動画、動く画像が誕生したのは100年前ということで、人類の歴史からすれば極めて、そう古い歴史を持っているとはいえない。ここ100年で、高度の映像テクニック向上は、背景に人類の飽き易さがあるといえる。動画の初期はふとした思い付きによって、ルミエール兄弟がスクリーンに映写し、エジソンが試みた個人向けのアニメーションとは異なった重要な発見をしている。それは大衆が一堂に会し見ることができるというものであった。
記録として登場したのは第一次大戦であり、それ以前は、富裕者の道楽であったようで、一般化したのは相当後のことである。長尺フィルムが登場し、静止画の連続を残像によって動きを発見したのが動画であるが、機械式に歯車に食い込むための送り穴があったことを知る人は少なくなった。この他にも多くのエピソード等を話されたが、専門すぎるきらいがあったため、割愛する。