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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

テレビ受信の異状

2016年04月26日 00時00分01秒 | マニュアル

 雨が降ると受信状態が悪くなる。発信基地は東京タワーかスカイツリーかわからないが、地上波の発信が始まった時期に、アンテナを購入し、設置した。それより以前にはBSアンテナを設置していたので、両方の電波を集合し分配器を経由して同軸ケーブルで3台のテレビに分して使っていた。

 

 テレビの故障は、設置場所や、アンテナが原因した故障、アンテナの向き、テレビ本体の故障、同軸ケーブルの不良等様々である。アンテナは屋根に上がっているので素人には修理不可能であることも多い。専門家に修理を依頼する方が手っ取り早いが、今回は不良個所が特定できたため自分で修理した。

 

 他の2台は正常に受信していているので、スノー現象が出ているテレビの分配器からテレビまでの間での障害と考えた。障害が起きているテレビの同軸ケーブルは、途中に屋外から室内に取り入れるため、軒下にある換気扇の穴の手前で薄型のフレキシブル扁平コネクターを利用しているため、同軸ケーブルの接合部が屋外に露出している。雨が入り込まないようにビニルテープで端末処理をしている。

 

 約1年前に外壁の塗装工事を行ったが、この折に使った下塗り塗料は溶剤系のエポキシ樹脂塗料であったため、溶剤が抜けずにビニルテープの粘着層を溶かし、何らかの理由で、隙間に水分が入り込み、乾燥しないで、同軸ケーブルの芯線を酸化させたようである。修理は、テープを取り外し、芯線をやすりで酸化物を取り除いて再度結線した。受信状態を確認すると、スノー現象は消え、くっきりとした映像に戻すことができた。ビニルテープを巻いて修理は終わった。

 

 今回は、別のテレビがあったため、受信状態の比較ができたが、集合アンテナではなく、家屋1台だけでは、故障個所を特定し、障害を発見するにはアンテナからテレビ本体まで順を追って接合部分を点検しなければならない。電波の強さや通電状態を測定できるデジタルレベルチェッカー(家庭用BS/UHFチェッカー)を利用すれば可能であるが、ない場合には業者に頼むしかない。テレビ本体だけの障害ではない故障があるので、症状によって対策を考えなければならない。

 

 テレビの故障は前日したように各部分での不良があるが、中でもテレビ本体は埃が原因でショートしたり、基盤に負荷がかかるため、時々は掃除機を使って埃をとると症状が治る場合もある。