えさを捕ったときに大きな鳴き声を出し、雌を呼ぶようです。
5月にかけて長い人で10日間の連休となる。初日は本日(金曜日)の昭和の日である。5月8日の日曜日までの計算で、途中30日、2日、6日、7日は平日であるが休暇を取ればのことである。年金生活者にとってはさほど意味はないが、日頃休めない方にとっては大いに楽しんでほしい。ゴールデンウイークなどとも呼ばれているが、14日に発生した九州熊本県・大分県で発生した地震に遭い、被災された方にとっては連休どころではないであろう。
しかし、この連休が多くのボランティア希望者を生み、少しでも被災された方への労働奉仕を希望しているという。地震の方は未だに収束へ向かっているわけではなく、余震というのか、地震の発生は連日報道されている。後かたづけであっても危険と隣り合わせの状態である。災害に遭わないように十分気を付けるとともに、現地で体調を崩し、かえって迷惑となっては意味をなさない。被災現場の現実を直視することによって、精神面でのPTSDなどを併発することも考えられ、現地のスタッフと調整を取りながら作業を進めてほしい。
気になる報道を眼にした。避難された無人の家屋に入り、誰もいないことを知ってか、無断で進入し、盗みを行う輩がいるという。何とも見下げた行為に憤りを感じる。自警団を組んで、見回りを行っていると聞くが、被災現場では、余震による家屋倒壊も発生していて、危険極まりない。軽率な行動は慎まなければならず、被災者の弱みにつけ込んだ卑劣な行為を行った犯罪者には、当然であるが、厳罰に処さなればならないであろう。
ボランティアにおいても、現地の情報を事前に聞き、他人に世話にならなくても済むように、食事の確保、寝場所、着替えやトイレ等への対処をどのようにするのか、コンビニなどの店も被災にあっている。水もなく、電気やガスがない場所もあり、けがをすれば破傷風も心配である。安易な労働提供だけでは済まされない。何度か経験していれば承知されていると思えるが、初めてのボランティアを希望する者には、事前の訓練も必要であろう。物見遊山とはわけが違い、熾烈な現場であり、現地で他人に頼ることは出来ない。その意味で覚悟を持ち、ルールの中で、粛々と行うべき事なのである。
現実を知らなければ希望であっても実現は不可能に近い。指示待ち人間が多い中、果たして遂行できるかどうか、安易なボランティア募集に登録するだけでは役に立てないであろう。困った人を助ける意識や感情は尊敬に値する。労働提供だけがボランティアではないはずで、後方支援として出来ることは多くある。寧ろ、専門家組織が支援にどう対応するか、現状では、近隣県や自治体の支援についても決して十分であるとはいえない。