先日、嫁いだ娘からの話で、良く行く武蔵溝ノ口の丸井デパートに岡田屋という手芸材料を専門に売っている店があるという話を聞いていた。タティングの材料は、普段女房が補充してくれているので、在庫がなくなるということはないが、縞模様のレース糸があれば、何色か使ってみようと思っていた。散歩がてらしばらく溝ノ口へ行っていなかったので、女房と出かけてみた。
平日の午前とを挟んでの散策であった。古くから駅周辺は大山街道といわれ、大山(雨降り神社)詣をする講の信者が宿泊する場所であり、宿場町で、南武線沿線への行商客でにぎわったところと伝えられている。現在ではわずかにそれらしき旧家が点在しているが、メインストレートとは少し離れていて、商業地は区画整理が整い、田園都市線とJR南武線駅が交差しているため、その周辺に移っている。
町の変遷は思ったより早く進んでいるようで、店舗も名前が変わり、昔の面影はほとんどない。溝ノ口まで行けば何でもそろったとの記憶があるが、いささか拍子抜けした感じである。狭い道路は相変わらずで、歩道は整備されている。しかし道路が狭いための苦労もあるようで、多くの駐輪している自転車が禁止場所に多く停まっていて、歩行者の邪魔になっている。
放置された自転車は、警告の張り紙がされていて、一定時間がたったものは強制的に撤去されるようで、保管場所の地図が添付してあった。不法に駐輪する者とそれを撤去するための係員とのいたちごっこが続いているようで、本日は撤収日に当たっているようであった。
張り紙された自転車の持ち主と係員との交渉している状況も見られた。どうも、外国籍の方のようで、言葉が通じないし、日本語は読めないようであった。確かに日本語だけの表記であったので、もっともな理由であるが、駐輪禁止区域であることは外国人であっても想像がつくはずであるが、外国人が多くなったのも時代の流れかもしれない。取り締まる側も外国人にもわかりやすい表示が望まれるところであり、駐輪場の案内等を表示すべきであろう。
どの店でも未だ日本語表記が主流であり、国際化の波はすぐそこまで来ている。今回は表記の仕方が十分でないことが分かった。緊急時の放送なども併せて改善すべきであろう。