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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ゴッシップ記事と判断

2016年05月12日 00時00分01秒 | 紹介

 トップの失態は見る・聞くに忍びない。どのような組織の長であっても、人間である以上ケアレスミスはあるが、致命的ともいえる失態は、身の破滅につながり、信用失墜とも、首のすげ替えとも行き着く先はほぼ決まっている。ちょっとしたミスについては、許せる範囲であれば、座興で終わるが、今回の東京都知事の公私混同の行為が、説明がつくかどうか、ゴシップで済めばよいが、知事の座を失う結果ともなりかねない。

 

 長になるとは清廉潔白であることはもちろんであるが、君子としての行いは、大衆がいつも気にしていて、特に細かい規定等はないが、人物の行いを見ている。そこには、各自異なるルールがあるため、多様な判断が存在し得るし、時には厳しい判断が行われやすい。一種のチェック機能である。それは知事の業務遂行能力とは異なる、全人格的な、理想像をも超える人格者としての位置づけの側面を持ち、許容範囲が必ずしも広いわけではない。

 

 現在、問題になっているのは議員歳費の問題で、週刊文春がすっぱ抜きを試みている。知事になる前のことである。この他にも、自分の別荘への週一で往復する足を公用車で行っているとか、外遊も豪勢な物見雄山であり、経費の使い過ぎ等の個人攻撃の材料となっている、人格や品位を疑う内容が続出しているからである。知事就任以後の行動も多くの批判対象となっていて、特筆できるような実績は全くといって見当たらず、決断力がない、無理押しする等、本心が分からない人物という評価が高い。

 

 議員であった時も離婚騒動や、優柔不断で、名前だけはよく聞いていたが、特段の実績がなかったし、いまさら期待できるところはないに等しいため、人心がついていかない状況と見える。このままでは辞職も視野に入れた対応しかなく、辞職や交代は時間の問題であろう。そもそも議員の経費については、多くの問題を持っていて、必要経費の中身までの証拠書類は公示されていない。チェック機能もいい加減なところがあり、通産大臣も病気という名目で、入院中、新大臣に変わっている。たたけば埃が出る議員歳費については、厳しく追及すべきで、うやむやは許されないことと思われる。

 

 国民の税金や、都民の税金で行われている知事以下役職の経費の使い道は常に明らかにされなければならず、問題が起きる余地を極力少なくしていかなければならない。いずれにしても、都知事を巡る再三の失態は、首都という特殊性ではなく、人間としての基本論の欠如が主因である。自分の居住地域とは異なるため、直接の影響はないが、このことが原因で、地方自治における信頼性だけは失墜して欲しくないゴッシップ案件である。