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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

東京五輪招致賄賂問題

2016年05月14日 00時00分01秒 | 紹介

 漸く、東京五輪エンブレムのパクリ騒動が一段落し、国民が関与できる選考方法となり、先だって最終選考に残った4候補について1作品に絞り込まれ、エンブレムが決定した。次はマスコットの選考に入るようであるが、この他にも聖火台の場所や聖火台について何にするか等の未解決な準備作業の着手に入ったようであるが、突如として、2020年の五輪開催場所招致に関する賄賂疑惑が浮上している。

 

 フランス検察当局の捜査に端を発し、英国の新聞社ガーディアンが、日本側が、国際陸連関係者に130万ユーロ(日本円で約1億6000万円)を支払った疑いがあるとされるものである。官房長官初め、関係大臣や、東京都前知事、現知事等の関係者は口をそろえて濡れ衣のようなあいまいな発言を行っているが、今後の捜査の推移を見ていきたい。疑惑が本当であるならば、大問題に発展する可能性があり、エンブレムのパクリ問題どころではなくなってくる。

 

 国内からの暴露問題ではないため、誤解もあるとの見解の段階であるが、疑惑がもとで、辞職に追い込まれた政治家はロッキード事件を思い起こす。今回は、オリンピック招致という、本来クリーンでなければならない国をあげてのイベントであることで、二国間の問題ではなく、真相が明らかにされ、最悪の結果となれば、世界中がその推移を見守る事態であるため、東京での開催についても辞退しなければならないことに追い込まれる可能性がある。

 

 今は口をつぐんでいる関係者も、英国新聞社の報道を無視することはできないし、フランスの検察当局に対しても言い逃れができない事態であり、正直な対応と疑惑を晴らすことが求められている。

 

 自分の見方では、現段階で確証をつかんでいるわけではないので、単なる一個人の今の感じとして申し上げれば、次のとおりである。新聞報道の根拠や、フランスの検察が内偵捜査の段階で浮上したとのうわさであり、軽率な判断はできないが、オリンピックの招致に関してはかねてよりきな臭い話もあり、誘致するメリットがある以上、賄賂や接待等の裏取引がなされた土壌があることは否定することはできなかった。輪番制にすればこれらの問題も片付くと単純に思うが、もはやそのような段階ではないことも事実で、招致合戦は異常に見えていたところである。今後の推移を注視して行きたい。