日中の気温は35℃を超えた。湿度も高く、一気に真夏になったようであった。この時期の高温は、まだ体が暑さに慣れていないせいか、ひどく暑いような気がする。我が家の2階で作業をしていると、空調のお世話になった方がと思いつつ、扇風機をかけてしのいだ。涼しい場所を見つけることもしなかったが、今日は熱帯夜のようである。滋賀県の尾鷲では観測史上初の38.8℃を記録したそうで、この温度は、測定地点が百葉箱の中の温度である。地上1.5mと記憶しているが、アスファルトの路上ではもっと高温であったであろう。
熱中症の症状で、全国では500人以上が救急車で運ばれている。このような状況で、屋外の作業をしなければならない方は十分に注意してほしい。また高齢者の方は、体感温度が鈍くなっていることを考え、水分補給と、適切な室温維持を心掛けてほしい。この暑さの中、マラソンにいそしんでいる方も見受けられ、無謀な運動は体力を極端に消耗することを考えた方が良い。無理して行う必要もないと思うが、他人が口出す話ではないかもしれない。
子供のころは庭にたらいに水を張り、行水を行っていた。体の表面についた水は蒸発するときに気化熱を奪うため、体温を低下させる。道路や庭に打ち水をすることで涼しくなるのと同じ原理である。汗をかけばシャワーを使って汗を流し落とす。便利な世の中になったことは間違いないが、都内の水ガメが心配のようである。貯水池が多い山間部に降雨がなければ、飲料水が不足気味となる。節水にも注意を払い、賢い生活を心がけようということである。
そろそろ水枕を就寝時に使おうと思っている。水枕はいちいち氷を入れなければならないが、冷凍庫で冷やしてあるアイスノンが良い。水のように硬くならない樹脂でできているため、頭部の当たりが良い。直接は良くないので、タオルを巻いて利用している。
寝ござも登場している。扇風機もかけっぱなしだと冷えすぎることもあるので、タイマーを使って調節している。風呂もシャワーで済ませることが多くなったが、湯船につかるときは低めの温度にしている。各家庭それぞれだと思うが、寝苦しい夜であっても、夜更かししないよう、規則正しい生活リズムを夏バージョンに変えてみたいと思っている。