鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

ハスの便りに誘われて

2016年07月11日 00時00分01秒 | 緑陰随想

  連日、曇天が続いていたのであるが、今日は晴天に恵まれた。参議院議員選挙の当日である。選挙を済ませてからの外出と聞こえは良いが、夕方8時までの投票時間があるということなので、午前中に、町田市の薬師池公園のハスを見に行くことにした。薬師池のハスは大賀ハスで、親株は、図師大橋という場所で、薬師池から距離にして3㎞ぐらい離れているが、セットで見に行くことにした。

 

  写真撮りで外出するときは朝方いつも声をかける近所の友人と一緒であった。何度か現地に一緒に行ったことがあるので、9時に待ち合わせ、ご自宅でピックアップした。乗車時間は1時間ぐらいであったが、日中の陽射しは強く、真夏を思わせる気温であった。先に図師大橋の方へ回ることにしたが、しばらくぶりであったため、脇道を一つはやめに曲がってしまい、日大高校の裏手に出た。目指す方向に車を進め、小田山神社の周りにある蓮田についた。

 

  ハスはつぼみの状態が多くあり、時期的に二三週間早い感じがした。開き加減のハスもあったため、カメラに何枚か収めた。すでに数人のカメラマンがいたが、気にすることもなく蓮田に入っていった。蓮田には看板が立っていて、大賀先生が発見して生育に成功したことや、千葉からこの地に株分けしたことが発端のようであった。このほか、ハスの繊維を利用し製糸としたものを布に織る技術も紹介されていた。

 

  写真を撮り終えたあと、薬師池公園に向かった。地元農協による朝顔とホウズキ市が開かれていて、まばらの買い物客が興味ありげに手にとって、農協の係員から話を聞いていた。入り口近くには大きな鉢に入れたハスを見たが、ここもまだ満開には至っていなかった。一回りして見学を終えた。

 

  最近池の水をさらったようであるが、水質は見た目では変わりがないようで、期待していた透明な池ではなかったのは残念というほかない。出来うるならば、浸透してくる水を浄化させるとよいのであろうが、それほど大掛かりなメンテナンスではなかったようである。水質が透明度を持つには浄化機能だけではなく、周りの落ち葉や、池に入る多くの水路もメンテナンスをしなければならない。そのほか、循環等の問題があるのかもしれない。ミドリガメが多くいたが、今回はほとんど目にしなかった。

 

  お昼近くになり薬師池を出て、帰路についた。途中、いつも讃岐うどんの店に入り、ぶっかけうどんを食し、満腹となった。知人も満足したようであった。