多摩川で見かけたトンボ、水たまりに卵を産み付けていた様子です。トンボの種類はわかりません。
塗料・塗装業界ではドープというと羽布(はふ)塗料・翼布塗料のことを言っていたように思う。酢酸繊維素を主成分とした塗料で、飛行機の布製翼に塗り、翼の緊張度を増すとともに、その耐水性を大きくさせる性能である。翼にこの塗料を塗った後に、アルミニューム粉末や黄土等を含む塗料を塗って、光線による塗膜の分解を防いでいたと記憶しているが、現在ではほとんど使用されていないであろう。英語ではDopeと書いていた。
それとドーピング問題との接点はないと思うが、ドープとは、様々な語源があり、アフリカの原住民が儀式や舞踏で飲まれていたアルコール系の飲料が語源という説や、戦闘や犯罪を行う前に薬剤やせんじ薬を飲ませ、意識をもうろうとさせ、戦闘行為や犯罪を行わすことは十分考えられる。現在でも一部の原始宗教や、いかがわしい集団では薬剤を用いて意識をトランス状態にし、神がかったことをするグループもある。
医療行為で体を麻痺させ、痛みを緩和させ、一時的の痛みを抑える麻酔は行われているし、それを不自然で犯罪とは思わないが、スポーツの世界に広がっていることを知り、大変な状態になっていると感じた。記録を更新するためや、国家の威信によって、スポーツ界も汚染されているとの報道はロシアのリオオリンピックへの選手団全員を参加資格がないとされていて、ドーピング問題は国際的な政治問題化し始めているという。
競技に勝つことが、ドーピング薬剤によるものであれば、得られた記録はなかったことになるし、勝者は敗者となり、一生選手資格をはく奪され、スポーツ界では生きていくことができなくなる。その選手を育んだ団体や国家がらみであるとすれば、将に薬剤に手を染めた責任は免れないであろう。健全なスポーツ選手とばかり思っていたが、スポーツ界の裏に潜む恥部があらわになり、全く残念でならない。
血液検査など薬剤に手を染めた選手の検査は常態化していると聞くし、栄養ドリンクなども成分が分からないものは飲むことすらできないようである。我が国にも体力増強のためのサプリメントと称し、市販されている飲料は多種あるし、食材や、飲料等の管理だけでも大変さが分かる。
禁止薬剤についての詳細はわからないが、スポーツ選手が全て知っているとは考えづらいが、意識的に禁止しなければ出場停止等に追い込まれる。安易な体力増強も問題になるのであろう。