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日本人の知的能力を増進するための提案をするブログです。

民主主義・資本主義

2019-01-11 13:51:58 | 哲学


>■日本人は資本主義に順応し民主主義に順応しない
>近代化の過程で日本人は、護送船団型資本主義のように独自のアレンジをしながらも資本主義によく順応しました。

そうですね。‘一人でいる日本人は虫けら、三人集まると竜になる’ のだそうです。

>これは産業技術が実践的で習慣訓練化しやすいからでしょう。

そうですね。実学 (技術) は、実践的ですからね。習慣と訓練が可能です。

>それに対して民主主義はうまく修得できていません。

民主主義は、個人の考えに立脚していますからね。個人主義 (individualism) のない国では、民主政治 (democracy) は衆愚政治 (mobocracy) になります。

>これは民主主義思想が多分に言語思想だからでしょう。

そうですね。政治には、哲学が必要ですね。各人に哲学が必要である。Everyone needs a philosophy.

>左翼の本質は主知主義 [intellectualism] であると言われます。>主知主義とは、知性、理性、悟性を重視する思想です。

リーズン (理性・理由・適当) は、人間にとって大切ですね。我々の答えは、常にリーズナブルでなくてはならない。

>人の知性によって世界は設計できるということです。

そうですね。意思のあるところに、方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 日本人には意思 (will) がないから、無為無策でいる。仕方がない。

>言語化できない習慣は重視されません。

そうですね。
日本人の《高文脈文化》の特徴:  言葉以外に状況や文脈も情報を伝達する。重要な情報でも言葉に表現されないことがある。/ 曖昧な言語 / 一般的な共通認識に基づく / 双方の合意に基づいた契約でも状況によって柔軟に変更される。/ 感情的に意思決定される/沈黙は不快ではない /
ドイツ人の《低文脈文化》の特徴: 伝達される情報は言葉の中で全て提示される。/ 正確性が必要とされる言語 / 言語に基づく / 双方の合意に基づいた契約の変更は容易ではない。/ 論理的に意思決定される / 沈黙はコミュニケーションの途絶として不快 /

>現代日本においてこれだけ世界に誇る技術大国になっても、西洋の哲学思想という言論術は中二病者の屁理屈としてしか受け入れられていないのが現状です。

そうですね。
実学 (技術) は、現実を内容とする。が、哲学・学問は、非現実 (考え) を内容とする。
現実の内容は、頭の外にある。非現実の内容は、頭の中にある。両者は所在が異なるので、内容も同じにはならない。
日本人には、現実離れのした話の内容は、信じられない。

>■資本主義への順応しすぎによる閉塞
>現代日本人の問題は言語思想を持たないことよりも、あまりに資本主義に順応しすぎていることにあるのかもしれません。

思想は考えであり、非現実の内容です。非現実 (考え) は、頭の中にある。見ることができない。理解があればわかる。
資本主義は、金 (おあし) であり、現実の内容です。現実は、頭の外にある。見ることができる。見ればわかる。
見ることができる内容は、真実 (本当のこと) である。見ることのできない内容は、真っ赤な嘘である。
誰しも嘘つきにはなりたくないから、日本人は言語思想を持たないでいる。だが、お金 (現ナマ) を扱う資本主義には抵抗なく現実的に順応している。

>資本主義、すなわち貨幣価値を基本とする社会システムへ順応しすぎると、「形式的合理性」の問題に陥ります。

そうですね。形式的合理性は、無哲学・能天気の中に存在しますね。野球のルールのようなものか。

>予測可能性が高い、コンビニエンスで安全な社会の中で人々が無気力あるいは、漠然とした不安に陥っていく。

そうですね。日本人は、’我々はどこに行くのか’ という哲学的命題に答えが出せない。わが国には何でもあるが、ただ、夢と希望だけが存在しない。

>現代の日本人が「自分たちの言葉を持ちたい」と思うことの背景には、異文化に向けて自己の正当性を主張したいというよりも、あまりに資本主義に順応しすぎたことによる閉塞からの反動があるのかもしれません。

そうですね。夢と希望のない世界には、閉塞感に満ち満ちています。
非現実の内容を文章にするには、文法に時制 (tense) というものが必要です。時制は英語にはあって、日本語にはない。
時制があれば、非現実の内容は、独立した三世界 (過去・現在・未来) に分けられます。つまり、世界観 (world view) を持つことが可能になる。だから、来るべき世界の内容を未来時制で語ることができます。自分は、いかなる世界に住みたいかを表明できます。
自己の ‘あるべき姿’ 主張をするためには、時制のある言語を使用することが必要です。その目的のためには、英語は便利です。
我々日本人は、日本語と英語を学んで、時制の大切さを十分理解して、自己の正当性を英語で主張すべきです。さすれば、外国人とも議論が可能になり、国際社会で重要な責任を果たすことができるものと考えられます。


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大学進学率

2019-01-11 02:22:51 | 教育

>日本の大学進学率について
>リンク
>海外の留学生を除き,専門学校等のBタイプを含めた場合,日本の進学率はOECD各国でも上位となり、日本の進学率が低いという主張は必ずしも正しくない。
>そもそも、国民の教育到達度を図るのであれば、進学率よりも修了率に注目するべきだろう。

そうでしょうね。

>これを見ても、日本の修了率はOECD諸国と比べても上位にあり、世界的にも劣後していない(2013年のデータ)。>では、日本はもう進学率を上げなくとも良いのだろうか? 
>高等教育の進学率・修了率は結果として上がった方が良いが、それは政策的に無理やり上げるべきものでもないし、大学(タイプA)に行くものという社会的な雰囲気もどうかと思っている。

そうですね。高等教育に関して、義務教育風の発想法は好ましくないですね。

>大学が多すぎて質の確保ができていない状態にある中で、18歳の進学率を上げることが意味のあることなのだろうか。

何も18歳にこだわる必要はないですね。

>自分がやりたいことが決まっていて勉強する気持ちがあるのであれば意味があるだろうが、何となく進学する意味が本当にあるだろうか。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. だが、日本人には意思がない。仕方がないから無為無策でいる。
意思は、未来時制の文章内容であるが、日本語文法には、時制 (tense) というものがない。だから、日本語脳には未来時制はなく、日本人には意思がない。
英文法には時制があり、英米人には、意思がある。日本人が、英米流の高等教育をまねるのは容易ではない。

>むしろ、人手不足が続く労働市場に早めに参入する方が費用対効果の面からも良いのではないだろうか。

現在の日本は、深刻な人手不足に陥っている。だが、頭脳不足であるとの話は聞いたことがない。日本人は、頭脳を人手で補って仕事をしているのではないであろうか。これでは、生産性は上がらない。

>まずは仕事をやりながら、やりたいことを見つけた時に大学や専門学校に行く方が合理的な選択ではないだろうか。

そうですね。同感です。しかし、わが国には、個人の意思を尊重する習慣がありませんね。意思が存在しないのだから、仕方がない。

>日本の高等教育の問題は、こうした柔軟な進学の道が事実上閉ざされていることである。

意思のない人たちの柔軟性は、高く評価されませんね。だから、道の開閉には注意が払われない。

>18歳から19歳で大学に進学しなかった場合、そこから大学に行くことは時間的な面でも心理的な面でも厳しいものがある。

働いて、懐具合が良くなってから勉強した方が、落ち着いて勉強ができますね。

>特に、日本の大学では勉強をしない若者が多数派というイメージがあるので、社会人を経験して真剣に勉強を学びたいと思っている人は入りづらいだろう。

それは、気分・雰囲気の問題でしょう。一心不乱に勉強するのが良い。しかし、無哲学・能天気なわが国では、真剣な勉強は場違いな感じがしますね。

>実際に、下記のグラフで分かるように、日本は25歳以上の入学者の割合は国際比較で最低である。

わが国では、学問は子供の勉強になっていますね。低水準の教育ですね。

>OECD報告書から読み取るべきポイントは、 18歳進学率を上げることではなく、人生の色んな段階での進学または学び直しができる環境を整えることである。

そうですね。

>むしろ、18歳での進学率は低くなっても何の問題もない。

人間は、一生が勉強ですからね。生涯教育が大切ですね。

>18歳から19歳で同じ年代に生まれた同じような人間と一緒にいても楽しいかもしれないが価値観は広がらない。

そうですね。学問は、すべての年代に共通するものですからね。

>社会人経験者、海外からの留学生など幅広い層の人間がいた方がいた方が多様性が増して学びが増えるだろう(これは大学院も同じだ)。

そうですね。気分・雰囲気にとらわれることなく、社会人経験者・外国人留学生にも入学してもらいたいですね。

>(注1)日本の大学進学率が50%以上あるというのは厳密には間違いである(文科省は大学・短大進学率は57%と計算)。
>日本の大学進学率(18歳進学率)は18歳人口の進学割合を示したものではなく、全ての年齢を含む大学進学者数(約68万人)を18歳人口(約120万)で割った数値である。
>厳密に18歳のうち大学に進学する割合は約42%程度である(短大を含めれば約45%)。



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