>朝日新聞デジタル(地域) >「うそは負けます 必ず負けます」 国賊と呼ばれた元軍人が語る戦争 > 朝日新聞社 2022/08/16 10:30
(略)
> 第2次世界大戦中に中国で捕虜となり、収容所で「反戦」に目覚めた兵庫県姫路市出身の元軍人、渡部冨美男(わたなべふみお)さん(故人)の証言を記録した映画「戦影 売国奴と呼ばれた男たちの遺言状」(73分)が、大阪市の映画館シネ・ヌーヴォXで公開中だ。 >牧田敬祐(けいゆう)監督(63)は「戦争のうそにだまされてはいけない」と訴える。
そうですね。ゼレンスキーもプーチンも相手を嘘つきだといっていますね。嘘は辻褄が合いませんからバレますね。
> 映画は、渡部さんの生前に約3年にわたり収録した膨大なインタビューと、補完する朗読で構成されている。 >制作したのは大阪市のNPO法人・映像記録。 > 1918年に姫路市で生まれた渡部さんは、スパイ活動のために創設された陸軍中野学校で学び、41年に「秘密戦士」として上海に赴任。 >陸軍の特務作戦にあたった。 > 日本の傀儡(かいらい)政権といわれた汪兆銘政権の中国人情報将校と活動していて、国民党軍に捕らえられた。
ミイラ取りがミイラになったのですね。
>「私のために林さん(当時の渡部さんの偽名)をこんな目に遭わせて申し訳ない」。 >国民党軍に付け狙われていた情報将校は、渡部さんにわびたという。
国民党軍に捕らえられた林さんには何か情報将校の手落ちがあったのでしようかね。
> 処刑を免れた渡部さんは、約200人の日本人が収容されていた国民党軍の捕虜収容所「和平村」に送られた。 >そこで反戦思想をたたき込まれ、大きな葛藤の末に在華日本人反戦同盟の一員となった。
日本人は序列人間ですから祖国に対する帰属意識が強く、反戦同盟への参加には大きな抵抗があったでしょうね。
>日本軍兵士に対して反戦宣伝活動をする組織だった。
皇軍兵士は筋金入りだったでしょうね。
> そして終戦。 >翌46年、渡部さんは南京で日本軍の元支那派遣軍総司令部の参謀たちにひそかに呼び出され、問いただされた。 > 「日本が総力を挙げて戦っているとき、反戦活動をするのは国賊ではないか」
人には考え方が色々ありますからね。一億一心は考えの正しさを示すことにはなりません。よく考えることが必要ですね。
> 渡部さんはきっぱりと答えた。 > 「間違った侵略戦争に反対するのが国賊か。 >間違った侵略戦争をする者が国賊か。 >国を滅ぼすような戦争をする者こそ国賊です」
そうですね。国を亡ぼす者は危険思想の持主ですね。いや、危険な無思想か。
> その後、日本に引き揚げた渡部さんは、中国人に命を救われたとの思いを胸に「姫路中国語学習会」を主宰。 >生涯にわたり、反戦と日中友好を訴え続けた。
日本人には先の無謀な戦争の反省が必要ですね。大切なことはまだ何もなされていません。
> 渡部さんの助手を務めた中国出身の山田福美さんの「渡部さんの証言を残したい」という思いを受け、牧田監督が2006年から撮影を始めた。 >捕虜収容所での様子は、渡部さんの自伝「千里の道」(08年、神戸新聞総合出版センター)を参考にアニメーションとナレーションで紡いだ。 > 映画は、渡部さんが09年に91歳で亡くなる直前、病床で語った言葉で幕を閉じる。 >「私は国(日本)のために戦って、国賊だと言われました。 >でも後悔はしていません。 >うそは負けます。 >必ず負けます」
そうですね。日本人には考えが不足していますね。
‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)
‘誰も責任を取りたがらず、誰も自分に責任があると言わなかった。・・・・・ 一般国民が軍部や文民官僚の責任と同等の責任を負っていると心から考えている人はほとんどいなかった。’ (ジョン・ダワー 増補版 敗北を抱きしめて 下)
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