選挙で有利に

>民主党が維新の党と合流して、民進党に生まれ変わる最大の理由は、もちろん７月に控える参議院選挙で有利に戦うためだ。・・・・・当然、次の選挙では、民進党の政策に「経済の成長」ではなく、「格差是正」を掲げるべきだという意見がある。しかし、一方、同じ民主党内に「経済成長」を入れ込むべきだという意見もある。成長がなければ格差是正もできない。「格差是正」を強調し、「資本主義は終わり」だという考え方は左翼的過ぎるというのだ。このように、「経済政策」の面で、民主党は２つに分かれている。党内の意見もまとめられないのに、維新の党と合流し、民進党として経済政策をまとめることができるのか。・・・・・ただ、なによりも問題なのは、そもそも、この政党自体に求心力がないのだ。これは、容易に解決しない問題だろう。

小異を捨てて、大同につく。だが、大同が無ければ、小異にこだわるしかない。
小異は現実、大同は非現実。現実肯定主義の民には、非現実は想定外となっている。だから、大同はない。
小異にこだわって、議員は離合集散を繰り返す。哲学が無い国では、政治家にも政治哲学が無い。
政治哲学が無いので、政治音痴になっている。政治家は、政治的に誘導する、その行き着く先の内容を示せ。

未来社会の内容は、未来時制の文章内容として示さなければならない。日本語には時制がないから、未来社会の内容を示す文章もない。だから、正しい考えも存在しない。議論もできない。その内容も日本語脳では想定できない。かくして、政党自体に求心力が無い。我が国民の無哲学・能天気の状態は、容易に解決しない問題であろう。


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