【高岡・御車山祭】
豊臣秀吉が後陽成天皇を聚楽第に迎える際に使われた御所車を
加賀藩祖前田利家が秀吉より拝領した。
前田家2代藩主前田利長が高岡城を築くとき、この御所車を町民に
与えられたのが祭りの始まりと言われている。
御車山は御所車形式に鉾を立てた特殊のもので、優れた技術集団
が造り上げた精緻で華やかな山車である。
国の重要有形・無形文化財に指定されている。有形無形の文化財
の両方が指定されているのは、祇園祭、高山祭、秩父夜祭、日立
風流物と高岡御車山祭の5件だけである。
勿論、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。
祭りに繰り出される7基の御車山の中で唯一2輪で、車輪の
金具は、御車山金具の頂点ともいわれる逸品だ!
平成25年から5年の歳月を費やし、現代の職人が造り上げた
御車山がピカピカに輝いでいた。
祭りには繰り出されなかったが、本座に前田利長公、正室の
永姫と唯一の実子である満姫が控えている見事な御車山だ。
正午から始まる勢揃い式に各町の御車山が集まり始めた。
高岡關野神社前でお祓いを受ける各町の御車山。
路面電車の架線をとりはずした広い道路を進む御車山。
カラクリ人形の演技をしながら御車山が進んで行く。
方向転換は見せ場だが大変だよ~
力仕事だ!流石にベテランはいないね!
身をていしての方向転換だ!
各山車ごとに鉄棒を持った人を先頭に、前後左右を一文字笠をかぶり、麻裃に
身を固めた山役員が伴い、飾り山には山町の男の子が裃姿で乗る。
車輪の音が”ギー!ギー!”と、うめき声を出していた。
勢揃い式に各町の御車山が集まり始めた。
7基の御車山が集まった。
勢揃い式が始まった。
高岡は新幹線駅の新高岡駅から離れており、富山から”あいの風とやま鉄道”の電車に乗って行くのですが、歴史を感じる良い町です。
御車山(みくるまやま)は職人を優遇した前田家の傑作です。土蔵造りの街並みが続く山町筋や、千本格子のある金屋町には、鋳物街に相応しい落ち着いた雰囲気があり、富山県唯一の国宝である”瑞龍寺”が格調高い佇まいを見せてくれます。
魚がうまい!立ち寄った小さな飲み屋さんで出された地元魚はお値段も安く絶品でした。