【駿河の富士】
静岡県側から見る富士山を見たく久しぶりに駿河湾方面に向かった。
今年の冬は寒いと天気予報士が良く言うが、寒い割には雪が少ない。
北側から見る雪化粧した富士山はいつも通りと思うが、静岡県側から
見た富士山は雪が少なく、些かがっかりだ!
柿田川の湧水を見てから、国道一号線を下り田子の浦に寄った。
万葉集にも詠われた”田子の浦の富士”は吉原の製紙工場の煙突と
煙に邪魔され昔の面影はない(万葉時代は知らないが)
名物の「シラス料理」を期待したのだが、不漁続きで今年はシラスが
少なく、休日でもあり開いている食堂が無かった。
地元富士市の御老人たちの集まりに混じって話を伺いながら、シラスが
駄目なら「桜エビ」はと聞いた、時期は過ぎたが由比には桜エビを食べ
させる店が何軒かある、と聞き由比に向かった。
柿田川はゆっくりと流れ駿河湾に向かっていた。
川面には薄っすらと靄がかかり、国道一号線沿いと思えぬ静けさだ!
湧き出る水は神秘的とも思われる透明で真っ青だ!
いたる所から湧き出ている。
富士山で降った雨や、雪が融け十数年かけて流れ来る。
万葉集に山部赤人が詠んだ富士をたたえる有名な歌がる。
”田子の浦ゆ うち出でて見れば ま白にぞ富士の高嶺に 雪は降りける”
こんな情景は望むべきもなかった。
田子の浦港から見た富士山は雪がチョボチョボだった。
シラスの田子の浦から桜エビの由比へ
この店は、漁協直営の店で安くて量が多いと、各地から大勢の人が来るそうだ!
メニューです。食べたのは定食で1000円でした。美味しかった!
由比から富士宮に上り、浅間本社をお参りした後、名物の”富士宮焼きそば”を
夕食用の土産に買って、山梨側の富士山麓を廻った。
山梨側は生憎雲がかかり富士山は半分しか見えなかった。
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