黄昏どき

老いていく日々のくらし 心の移ろいをありのままに

戦争のない平和な世界を

バスの中にて

2011年07月11日 | たより

盲学校前でバスが停まると 

小学校3~4年生くらいの女の子と先生らしき人が乗車した

女の子は私の一つ隣に座り 子供用の白い杖を持った先生はその前に立つ

何気なく聴こえてくる会話によると バス乗車の体験学習らしい

「バスに乗るときは運転手さんに 終点は〇〇ですか と聞きなさいね

そうしたら間違えないで乗れるからね・・・・・・  これから 運転手さんに聞いてごらん」

女の子は 鈴のような声で「ハイ わかりました」と丁寧に返事をしている

勇気がいるらしい

 少し躊躇していたが思い切って立ち上がり 運転手さんに聞きに行った

「このバスの終点は西武前ですか」  運転手が「ハイそうですよ」と答えると

「どうも有難うございました!」 と嬉しそうに大きな声でお礼をのべた

 焦点が定まらないが澄んだ目は輝いている 座席に戻る姿は

安堵感と自信に満ちた表情であり 凛とした姿にみえた

  敬語を使った美しい言葉遣い  素晴らしい子供というより

一人の人として素晴らしく思え  深い感動を覚えた




東日本大震災から4か月経たが 復興の光はかすかで胸が痛む

 今の自分にできること 無駄を少なくと思い節電を心がけた結果

電気の消費が少なくなったし 食費も減った

心は豊かにと心がけたい

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする