詩吟の稽古の前に パソコンの勉強をした
N先生は 研修会の資料作成の 詩文を作り ルビをつける作業
“壇ノ浦夜泊 木下犀潭”
現代語訳(ネットから借用)
“苫葺きの窓から外を眺めると 月は没してしまったが いまだに眠れない
早朝、壇ノ浦の海域を吹く春風の中 漁船が出発していく
漁師の吹く笛は平家一門の恨みをこめているかのごとく 響き渡る
安徳帝の陵を眺めやると 陵の下の水面が煙のようにわきたっている”
2011年5月 門司 下関を訪れた 壇ノ浦は 関門海峡 関門橋のすぐ傍であり
安徳帝を祭ってある 赤間神宮がある
壇ノ浦の合戦で平家が敗れ 幼い安徳天皇は 二位の尼に抱かれて入水し
平家一門の武将たちも亡くなった
境内には武将たちのお墓もある
火の山公園からみた関門海峡と 関門橋
遠い平安の昔をしのび感無量だった
凡才には 木下犀潭のような詩も何も 浮かんでこなかったが
犀潭の生きた江戸時代の壇ノ浦は どのようだったのだろう
興味が膨らんで行く