芸術の秋
爽やかな十勝の風が心地よい今日
鹿追町にある二つの美術館巡りに連れて行ってもらう
Kさんは魅せられて三度も訪れたそうである
広々とした大地の公園に 鹿追町民センターと並んで美術館が建っている
大きく近代的な建築に驚く
町民センターの前庭の
草花で作られた 可愛いけれど堂々とした動物たちが目を惹く
開拓農民で 画家となり 強烈な作品を発表し注目されたが 32歳で夭折した
以前北海道立近代美術館で"室内風景”絶筆の“馬” で強い印象を感じたことがある
館内にはベニヤ板に描かれた“馬”を始め大作がずらりと展示されている
鮮やかな色彩で絵具が厚く塗られた違う作風の絵は始めて
ベニヤ板に打たれた釘 馬の半身だけ力強く描かれ 鉛筆の薄い線の足や背景
淋ししそうな悲しげにも見える目
イヤホーンの解説を聴きながら ゆっくり鑑賞し 大きな感動を受ける
小学生らしい一団が去った後は数人の入館者だけ
もったいない 素晴らしい感動を与えてくれた作品を
もっと多くの人たちに鑑賞してほしいと思った