寝台列車に乗ったのは今から75年も前
昭和15年(1940年)小学校2年生の時である
父が戦争(中国)から帰還してきた年で
慰安旅行で秋だったと思う
家族6人で釧路から
伯父(父の兄)が住む
今は函館市の尾札部まで行った
寝台車は上段 中段 下段の3段づつ向かいあってある
朝になると中段は下ろして座席になり並んで座った
どのくらい乗っていたか覚えていないが
とぎれとぎれの中で
はっきり覚えているのは狩勝峠のことである
確か真夜中だったと思う
眠れなくて父に連れられてデッキに出た
長いカーブを蒸気機関車が煙をモクモクとはきしながら
喘ぐようにゆっくり登って行った
お月様が出ていて美しかった
※調べてみると
昭和15年に釧路~函館間に急行列車が
運行されるようになったとある
寝台車については不明である
ネットからお借りした
その後も父の転勤で札幌 樺太豊原へと
寝台列車に乗ったが記憶にない
今日も冬日
洗濯 買い物以外は家でのんびり
昨日も転んでしまったが後遺症はなかった