札幌の自立支援目的の共同入居施設で火災が起き 11人が犠牲になられた
身元はまだ確認できていないが
80代が多く70代60代と高齢者が10人で身寄りのない人が多いそうである
築50年以上経つ老朽した木造の元旅館である
おそらく断熱材も入ってなく寒いから 夜もストーブをつけたまま休んでいたのだろう
部屋は乾燥しているのでまたたく間に火は燃え広がったと思われる
一昨年の消防の査察では法令違反はない 法令に基づく福祉施設ではなく
アパートや下宿と同様なのでスプリンクラー設置の必要はなかった
施設の職員も日勤だけ当直はいない
民生委員の話では足腰が弱り歩くのが不自由な人もいたそうである
テレビや新聞の報道をみていて やるせない気持ちになる
法に違反していないからと見過ごされてきた
お役所も民間経営にまかせたまま
火災などが起こる危険があることは十分わかっていたろうし
起きた場合被害が大きくなることも予測できたはず
自立支援目的の施設になぜ
足腰が弱った身寄りのない高齢者が住んでいなければならなかったのか
生活保護を受けていれば福祉施設に入ることができないのか
社会の片隅で日の当たらない所でひっそり暮らしていた
恵まれないお年寄りたち
後を絶たない施設火災の犠牲者 福祉国家の名が泣く
やり場のない憤り
亡くなった方たちがお気の毒でならない
心からご冥福を祈る