今日は啓蟄だが 雪が舞い 虫も顔を出す気配もない我が家もまだ冬眠中
夫は 2000年の桜出会い旅の写真を整理し スライドショーを作成中である
懐かしい写真を眺めながら 旅した時を思い出し 春に染まることにした
写真はすべて 夫の写したフイルム写真を スキャナで取り込んだものである
私はカメラに触ったこともなかった
2000年4月6日
新千歳~大阪伊丹の機中にて
桜ノ宮公園 大川(旧淀川)沿いの桜 大阪城
桜花爛漫の春
私は 女6人男1人の姉妹弟中の 4女
子供の頃は2組のお雛様を飾っていた
箱から出して飾る時が一番嬉しく 姉妹仲良く 箱から出して飾った
戦争が激しくなり 緋毛氈が 1枚なくなった時は
唐草の一反風呂敷を 敷き
父が従軍して不在の時は
しまっておく桐の箱を積み重ねて 雛段の代わりにした
それらは 樺太から引揚げの時 置いてきてしまった
1枚の写真を長姉が大事に持っていた
長姉が3歳くらいの頃(昭和6年?) 父が写した写真である
私は まだ生まれていない
卒業式を終えた孫と 久しぶりのだんらん
見上げるほど大きく逞しく成長し 食べっぷりも見事
声だけ聞いていたら 娘と間違うほど似てきた
一緒にお風呂に入り 同じ布団で寝 お伽話をせがんだ 幼い面影はもうない
ちょっぴり寂しいような 嬉しいような 複雑なきもち
明日は雛まつり
今日から三月
件名のない添付写真メールが届いた
ピンクのロングドレスを着た
知らない娘
間違いメールかと思いきや 札幌の孫だった
この間の電話のやり取り
私 「卒業式に何着るの?」 孫「洋服」
私「着物着ないの?どんな洋服?」 孫「ウン ピンクの洋服」
てっきり ピンクのスーツだと思い込んでいた
ピンクはピンクでも パーティ 結婚式に呼ばれた時に着るような
イブニングドレス
開いた口がふさがらないような 驚きだった
時代遅れかもしれないが 今どきの風潮には とても ついて行けない
今日のマッターホルン
まだ春は遠い