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日本経済新聞のコラム『春秋』(8/20付)に南米エクアドルで自然循環型農法によるバナナづくりをされている田辺正裕さんのことが載っていた。
父親とともに47年前に広島県福山市からエクアドルに移住し、20年前からバナナ作りを始められた。田辺さんは農薬や化学肥料を使ったバナナ作りに疑問を感じて、茎や葉や傷もののバナナなどで肥料を作り、ミミズを育てて、土壌作りに取り組まれた。栽培のために地球に負荷をかけない自然循環型農法で手間ヒマかけて育てたバナナは味と香りが良くて、一本が(一房ではなくて)100円以上で売れているのだとか。
もちろんANAフーズ(株)と全面的なタイアップによる販売面のアドバンテージもあると思うけど、高くても売れる人気商品になっているようだ。
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バナナは大好きな果物なので、お昼に毎日一本、Sumifru社(住友商事系列)のフィリッピン産バナナ『甘塾王』を食べている。あいにく僕はこの田辺農園のバナナにまだお目にかかったこともなければ、一度も食べたことがない。いつかこのエクアドル産の田辺農園バナナに出会える日を楽しみにしている。
この田辺農園のバナナづくりは日本の農業に一つの大きなヒントを与えてくれていると思う。日本の農産物の付加価値付けだ。買いたたかれずに高くても喜んで買ってもらえる農産物づくりだ。生産者の見える安全安心で品質の高い農産物づくりをめざさないと、輸入品との価格競争だけでは太刀打ちできない。こだわりのある日本の農業の復興に期待をしている。
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