風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

蒜山 塩釜冷泉が2位

2016-03-31 | 大自然


 環境省が全国の名水百選についてインターネットで人気投票を行った結果を公表した。1985年の名水百選の初選定から30周年を記念して行ったイベントだ。
 嬉しいことに岡山県北の塩釜冷泉が観光部門の2位に輝いた。4部門とは観光地、景観、おいしさ、秘境地のジャンルのことで、蒜山の塩釜冷泉は観光部門で堂々の2位に選ばれた。観光地と景観の2部門で1位に長野県安曇野市の安曇野わさび田湧水群が選ばれた。



 塩釜冷泉は日本二百名山、蒜山三座の中蒜山の登山口にある名水で、いつも渾々と清水が湧き出でている。湧水量は毎妙300リットル、水温は年中10度前後と低いために冷泉と呼ばれている。山を愛する者の端くれとして、地元の山の名水が堂々の2位に選ばれたことはとても嬉しかった。また近いうちに塩釜冷泉を訪れよう。


暖冬の影響

2016-03-30 | 大自然


 すでに3月も終わりつつある。今年の冬は異様なくらいの暖冬だった。冬らしい寒さを感じたのは1月中旬から2月にかけてほんの数週間だけだったような気がする。山の降雪もありえないくらい少なかった。気象庁が今年の冬は異常気象と大自然の変化を喧伝しないことが不思議なくらいだった。山の積雪量が少なかったことが保水量を下げて、農業や市民生活に水不足とか悪影響がなければいいのだが・・
 
 薄紅に
 葉はいちはやく萌えいでて
 咲かむとすなり山桜花

             牧水


生活習慣病で保健指導

2016-03-29 | 健康


 最近、運動不足だ。スポーツジムに仕事帰りに立ち寄っても、ろくに運動をしていない。サウナに入ってシャワーを浴びて帰るだけだ。30年以上、通い続けているスポーツジムだけど、これほど運動に怠惰な日々を送る生活はかつて経験したことがない。
 読書量も激減している。できるだけ本に向かう時間を作り出そうとしていても、時間がとれずにろくに読書ができていない。
 買い物、炊事、洗濯やハンナの世話など主夫業で忙しくて運動も読書もかつてない低調さだ。その結果、生活習慣病でイエローカードをもらい、来週金曜日に保健師さんの保健指導を受ける羽目になった。
 ハンナとの散歩の距離を伸ばすのが、今の生活の中でできる手っ取り早い生活改善かなあ。外は明るくなった。さあ、ハンナ。そろそろ散歩に出かけようか。


高滝山に登る

2016-03-28 | 山歩き


 日曜日の朝、車で総社市下倉に向かった。JR伯備線の美袋(みなぎ)駅を過ぎて槻大橋を渡る。家を出てからちょうど1時間だ。
 槻の登山口に車を停める。8時過ぎ高滝山にハンナと木野山ルートを登り始めた。ハンナにとって山登り初体験だ。



 落ち葉いっぱいの山道にハンナは大はしゃぎしながら軽快に登る。落ち葉が毛にくっつくと立ち止まって落としている。家の近くを散歩している時は落ち葉を見つけると一目散に口にはさんで喜ぶけど、これだけたくさんの落ち葉を前にすると口にはさむこともせず、ひたすら上を目指して歩き続けている。



 僕は一汗かいて2時間余りで高滝山(506m)の頂上に辿り着いた。ハンナは初登頂、おめでとうだ。



 山頂で湯を沸かし、即席うどん「どん兵衛」を食べる。下りは妙見ルートを下った。4時間ほどの山行だったが、ハンナはこれまでで一番長い距離を歩いたはずだ。気持ちのいい山歩き日和だった。
 ハンナは疲れた様子で、帰りの車の中では僕の膝の上でぐったりと眠っていた。


週末は青空の下で

2016-03-27 | 健康


 会社の野球部の試合があったので、ハンナを連れて応援に行く。爽やかなお天気で、気持ち良く野球観戦ができた。
 1回戦は快勝。2回戦が始まるまで2時間ほどあったのでコンビニで弁当を買って戻り、他のチームの野球を観ながら食べる。食後にハンナの散歩をした。2回戦は見事なまでに惨敗したけど、青空の下で気持ちの良い時間を過ごすことができた。
 夕方、息子夫婦が来たので魚料理を食べに出かける。燗酒を酌み交わしながら、話題が尽きることはない。海の幸に舌鼓を打ちながら、ほどよい酒に酔う土曜の夜。


北海道新幹線開業

2016-03-26 | Weblog


 今日もいい天気だ。朝から北海道新幹線開業の明るいニュースが繰り返し流れている。1964年の東海道新幹線開業から半世紀を経て鹿児島から北海道まで日本列島を新幹線で縦断することができるようになった。日本は素晴らしい国だ。


学習都市グローバル・ネットワーク登録

2016-03-25 | 田舎暮らし


 岡山市が、生涯学習を積極的に進める世界の都市が加盟する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「学習都市グローバル・ネットワーク」に登録されたというニュースが流れた。国内では初めて岡山市が登録されたようだ。
 この「学習都市グローバル・ネットワーク」はユネスコ生涯学習研究所(ドイツ・ハンブルク)が提唱して発足し、現在加盟している都市は9カ国11都市になったのだとか。一昨年、岡山市で「ESDに関するユネスコ世界会議」が開催されたのがご縁で、岡山市が進める公民館を拠点に実践されているESD(持続可能な開発のための教育)の情報発信がそれなりに評価された結果なのだろう。教育県岡山の復活を掲げる伊原木知事と呼応して教育再生が一段と加速されることを願うばかりだ。


没イチを生きる

2016-03-24 | 健康


 配偶者に先立たれて独り身になった人を最近は「没イチ」と呼ぶことがあるらしい。バツイチに対して没イチだ。没するという字から暗さがつきまとうが、開き直ってカミさんの分まで二倍楽しむ人生を生きてやるという気概を持ちたいと思う。こういう前向きの考えに戻るのに一年半もかかったけど、残りの人生を精一杯、明るく生きたいと今は思えるようになった。
 今朝、ラジオ深夜便「明日へのことば」で樹木医の塚本こなみさんの話の中で、人生を線ではなくて一日一日の点の連続と捉えて生きたいという言葉が心に残った。一日を大切に生ききって、翌日はリセットしてまた新しい気持ちで朝を迎えるなんて素晴らしい考え方だと思う。日々新たなり、で生きよう。


バウリンガル for iPhone

2016-03-23 | トイプードル


 バウリンガル for iPhoneというアプリが面白い。娘からの情報提供だった。このアプリを使ってみたら、翻訳してくれる犬の言葉や気持ちにそうか、そうだったのかと妙に納得させられる。犬の声紋を解析しているようだけど、かなり正確と思えるし、言葉の表現が微笑ましい。
 


 生後10ヶ月になるトイプードル犬、ハンナの気持ちに日々どれだけ向き合えているのだろうかと思うとかなりもどかしい。会話ができたらどんなにか楽しいだろうとも思う。バウリンガルがもっと進歩して、ハンナと会話ができる日がくるといいなあ。


中村メイコさんの講演

2016-03-22 | 田舎暮らし


 三連休の最終日の夕方、娘を岡山駅まで送った。市内の道路も駅の駐車場も多くの車で大混雑をしていた。それじゃ、と笑顔で手を振る娘を見送るといつものように一抹の寂しさを覚える。またばあちゃんとハンナとだけの静かな暮らしに戻った。



 今朝も4時過ぎから始まるラジオ深夜便「明日へのことば」で目覚めた。中村メイコさんの「私とNHK」と題する記念講演会のお話は美空ひばりさんとの交流や夫・神津善行さんやカンナさんなどお子さんのことやNHKのことなどとても面白かった。澱みなくテンポのいい話の展開は80歳を過ぎた人の話とは思えなかった。中村メイコさんは2歳半からオムツをして映画デビューして以来、今日まで睡眠時間3時間で現役を続けられている活力に驚かされる。美空ひばりさんとはまた違った意味で偉大さを感じながら話に聴き入った。


ホテル・リマーニのテラスでランチ

2016-03-21 | 田舎暮らし


 三連休の中日に牛窓のオリーブ園に行く。穏やかな瀬戸内の島々が陽光に輝いて美しかった。ハンナも久しぶりに土や草の匂いを嗅ぎながら春を満喫していた。



 予約を入れていた12時前にホテル・リマーニに到着。四人、テラス席でテーブルを囲み、ギリシャ料理のランチ・コースを楽しんだ。支配人のケネス・ミツツネさんにもお会いできた。昨年の10月以来だ。



 ホテル・リマーニは昨日、リニューアルオープンしたばかり。従業員の皆さん、元気いっぱいで、上品な笑顔が素晴らしかった。



 少し風があったけど、テラス席で潮の香りを受けながらゆったりと食事を楽しむ。車の中でお留守番をさせていたハンナのこともすっかり忘れるくらいギリシャ料理とワインを楽しめた。今度は夏にテラス席でディナーをしようという話で締めくくり、ランチを終えた。




三連休の愉しみ

2016-03-19 | 田舎暮らし


 三連休に娘が帰省した。金曜日の夜、息子夫婦と一緒に車で岡山駅まで迎えに行く。ハンナも娘との再会を喜んで甘えている。
 毎日、ばあちゃんと静かな暮らしを続けているけど、しばらく家の中が賑やかになりそうだ。
 今日はドライブも兼ねてIVORYに行き、お彼岸のアレンジメントを作ってもらった。夕方、近所の居酒屋に行き、ばあちゃんの介護の話で盛り上がる。久しぶりに美味しい御前酒が飲めた。三連休に乾杯だ。


白神山地に想う

2016-03-18 | 大自然


 日一日、温かくなってきた。今朝も心地よい涼しさだ。
 ラジオ深夜便「明日へのことば」で白神山地の猟師、工藤光治さんの話を聞く。朴訥とした語り口に白神山地の豊かな自然の風景を空想する。自然破壊の現状には胸が痛むけど、大自然の力強い復元力に期待をしたい。人間は目先の現実だけをみて喜んだり悲しんだりしがちだが、大自然の変化は悠久の時の流れで営まれるのだから、自然保護の方向づけだけしたあとは気長に構えたい。楽観視し過ぎかなあ。



 日本にはまだまだ知らない土地が沢山ある。白神山地もその一つ。八甲田山には二度登ったけど、白神山地にはまったく足を踏み入れていない。いつの日か、と強く願っていれば。いずれ実現するだろうか。






またもや 朝日新聞が

2016-03-17 | 田舎暮らし


 またもや朝日新聞がやらかした。「避難基準値、半数測れず 川内原発周辺の放射線量計」の見出しで14日付け朝刊で報じた内容に規制庁と鹿児島県が猛反発している。
 半世紀も朝日新聞を読み続けている僕も、このセンセーショナルな記事を読んだ時、直感的に、まさかそんなことはありえないと記事内容を疑った。「事故時の住民避難の態勢が十分に整わないまま、原発が再稼働した」と断じた箇所には正直唖然とした。

 素人の僕でも、高線量と低線量、双方が測れる装置を組み合わせてモニタリングポストを配置する考え方は理解出来る。それを半数が「事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れない」とした上で、規制庁のコメントとして「不十分だったり未設置だったりする状態で再稼働するのは問題」と書くのはあまりにも事実を歪めて報道している。



 今朝、朝日新聞はネットに「規制委、朝日新聞記事に抗議 本社、避難の判断指標重視」と題する言い訳めいた歯切れの悪い記事を出した。何度読んでも規制委や県が問題視した本質には何一つ答えていないと思った。「規制庁の職員が言っていないことが書かれている」ことにも答えていない。もちろん事実に基づかず不安だけを煽る記事を流布したことに対する反省や謝罪もない。
 朝日は吉田調書をめぐる謝罪でまだ懲りていない。朝日ファンの一人として日本を代表する新聞社の体質の現実にあらためて深い悲しみを覚える。 


クレジットカード解約と羽田発着枠

2016-03-16 | 田舎暮らし


 15年ほど利用してきたクレジットカードを解約した。米国の航空会社が提携する外資系ゴールドカードだった。その航空会社も吸収合併により社名が変わり、クレジット事業は日本の金融機関に引き継がれて日本から事業撤退した。
 その航空会社は成田に大きな既得権益を持っているため、羽田空港の昼の発着枠をめぐって中国にハブ空港を移転させるぞと高圧的な交渉に臨んできたとの報を知り、複雑な心境になった。交渉術として優位に交渉をするためなのだろうけど、卑怯だ。武士道に反する。なんとも言えない嫌な気分になり、数十日間悩んだ挙句、クレジット契約の解約の意を固めた。もうこれ以上、この航空会社とは関わりたくないという心境だからだ。
 クレジット会社に解約の電話をすると、担当の部署から折り返し確認の電話があり、長年のご愛顧に謝意が伝えられた後、ポイントが13,000ポイント(13,000円相当)ほど溜まっていることを親切に教えてくれた。もちろん知っていたけど、潔く権利放棄する意思を伝えた。
 先ほど、カードをシュレッダーして、気持ちを切り換えた。