風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

男はつらいよ お風呂でうとうと

2021-01-31 | 健康

 土曜日は穏やかなお天気で、気持ちのいい一日だった。粉雪が舞う中、太陽の光がさして、雪が眩しく感じられた。

 いつものように夕方6時半からBS放送で映画「男はつらいよ フーテンの寅さん」を観る。そして娘と二人で笑い転げた。古い映画なので、昭和の時代を感じるシーンが随所に現れる。そのたびに懐かしさに浸る。

 人情味に溢れ、面倒見がよくて、それでいていざという時には腰がひけてチャンスを逃してしまう寅さんに心から喝采を送った。テレビを見終えて冷えた身体を温めようともう一度お風呂に入った。追い焚きをしながら湯船に浸かって寅さんの余韻に浸る。それであまりの気持ち良さについ眠ってしまい、しばらくして目覚め、風呂から上がると編み物をしていた娘が一言。寝とったじゃろう!バレバレだった。お陰で今朝は案の定、鼻水が止まらない。

 僕のこれまでの人生の中で、お風呂場で居眠りする同じ過ちを繰り返しおかしてきたけど、人生も終盤なのだから少しは学習しないとなあ、と反省しきり。頭でわかっていても繰り返してしまうのは寅さんと同じだ。男はつらいよ。


気合の入る朝

2021-01-29 | 健康

 自然と気合が入る金曜日の朝を迎えた。毎週のことだ。今日も楽しみな一日になりそうだ。

 今日も仕事を終えたら娘とハナを連れて山小屋に向かう。ドア・ツー・ドアで1時間40分ほどのドライブで到着する。高速のインターまで夕方の渋滞に巻き込まれるので時間がかかるけど、高速に乗ってしまえば1時間ほどだ。

 さあ、今日一日、仕事を頑張ろう。


ヤマザキマリさんの生き方

2021-01-28 | 健康

 いい話が2日続いた。今朝は漫画家で随筆家のヤマザキマリさんの話をラジオ深夜便で聴いた。

 14才でヨーロッパを一人旅、17才でイタリア留学、11年間イタリアで暮らす。14才でヨーロッパの一人旅を勧めた音楽家のお母さんがすごい。絵画を志すマリさんが進路のことで進路指導の教師とぶつかり、思い悩んでいた時、価値観の違う世界に触れさせて何か掴ませようと母親はマリさんにヨーロッパ一人旅に行かせる。そして一人旅でマリさんはこれから絵画をやっていこうと自らの進路を決断する。

 それからその後、高校を中退してイタリア留学に向かう。中退してまで娘をひとりイタリアに送り出すお母さんの考え方がユニークだ。異文化に触れる多くの体験によって辿りついたマリさんの出たとこ勝負の自由奔放な生き方や考え方が羨ましい。

 海外生活で貧乏な生活も経験されるが無駄な経験は一つもなかったと言い切られた。中東とか世界中の色んな異文化の土地を旅することで他人との比較をやめると自らが自由になれることを学ばれたのだろう。

 日本人が持つ忍耐強さの特異性の指摘やコロナ禍のパンデミックに世界中の対応の違いの比較文化論など面白い話をたくさん聴かせてもらった。


沖永良部島の暮らし方に学ぶ

2021-01-27 | 健康

 ラジオ深夜便「明日へのことば」に地球村研究室代表の石田秀輝さんが登場された。沖永良部島に移住して自然と共生する自然循環型の暮らしを実践研究されている。

 環境と経済の両立による持続可能な社会は永遠の命題。研究室から飛び出して離島に移住してまで研究を実践する行動力には驚かされる。日本社会を形作ってきた文化要素44個のうち30個が沖永良部島にあるのが移住の理由だったようだ。自然のすごさを知り、暮らし方のシステムを変えることの大切さを考えさせられた。

 石田さんの沖永良部島での研究に学びながら、岡山で自然と共生する暮らし方を模索したい。


母の手を離すな

2021-01-26 | 健康

 朝食をとりながらテーブルに置かれた朝日新聞の購読者向け小冊子「スタイルアサヒ」を読む。四万十市で医者をしている小笠原望さんのコラムを毎月楽しみにしている。小笠原さんは土佐市に生まれ、弘前大学医学部に進学し、四国に戻って医者を続けられている。

 今号は遠い昔、小笠原さんが弘前大学の受験の時に青森駅で見かけた集団就職の出発の情景を想い起され、津軽での6年間を旅人のような気持ちで体験したと話は展開される。心の優しさがほとばしる文章を面白く読ませてもらった。

 そして「今月のことば」に「母の手を離すな 揺れるなら揺れろ」と記されている。青年時代のこころは危ういものだけど、母親との関係が成り立っていれば、心はまた揺れ戻すことができる。激しく揺れても大丈夫だと。

 この文章を読んでいたら今は亡き僕の母親のことを想い、あらためて深く感謝した。3人兄弟のなかで末っ子の僕が一番母親に心配をかけた。親不孝ばかり続け、親孝行の真似事すら一切できなかったけど、感謝の気持ちだけは変わらず今も強く持ち続けている。ありがとう、おふくろ。


冬の想い出

2021-01-25 | 健康

 金曜日の夜、息子ファミリーと一緒に山小屋に入った。孫は白銀の世界に大はしゃぎ。

 小雨混じりのあいにくの天気だったけど、童心にかえって、ソリをしたり、かまくらや雪だるまを作って遊んだ。

 幼な子にこの冬の体験がどのように記憶されたのだろう。大自然のあるがままを小さな体でいっぱい感じてくれたらと願うばかりだ。


ハナとワンチームに

2021-01-21 | トイプードル

 愛犬ハナちゃんは女の子の季節を迎えた。昨年の5月以来だ。しばらくマナーパンツをはかせて過ごすことになりそうだ。

 久しぶりにマナーパンツをはいて何か違和感を感じるのか、モゾモゾしたり、ハイテンションになって飛び跳ねたりして落ち着きがない時もあれば、横になってじっと周囲を観察したり、瞑想しているかのように静かに眠ったりして過ごしている。

 ハナにとっては成長の一過程だから、と受けとめてマナーパンツを取り替えている。まるで幼な子のおむつを取り替えていた遠い昔の記憶を思い起こさせてくれる。

 毎日、僕も娘もごく普通に人に話しかけるようにハナに話しかけている。不思議と、それらのほとんどはハナに通じているように感じる。

 言葉を超えた意思疎通だ。だけどハナは人の言葉を理解していると感じる。そしてハナも体全体を使った意思表示で返してくる。

 ハナと5年以上、一つ屋根の下で一緒に暮らしてきたので、娘と3人がようやくワンチームになったのかなあ。心地よい一体感に浸りながら毎日暮らしている。


娘の退院

2021-01-19 | 健康

 いい日だった。娘が3週間の入院治療を終えて家に戻った。

 病院に迎えに行き、3週間ぶりに娘に会えた。入院中は病院のコロナ感染対策のため患者との面会は一切できなかったので、久しぶりの再会だった。駐車場に停めていた車に乗るとさっそく娘は鼻声でハナと抱擁した。ハナもちぎれるほど尻尾を振って喜んだ。できるだけ早く愛犬ハナちゃんに会わせようと思って、ハナを車に乗せて病院に行ってよかった。

 主治医から説明を受けた病状のことを思い返しながら、退院を一人静かに祝った。


一週間の始まり

2021-01-18 | 健康

 今日から新しい1週間が始まる。

 1週間のうちで僕はオフの前の金曜日が一番好きだけど、オンの高揚感を感じる月曜日もかなり好きだ。スタート前のちょっとした緊張感もあるし、真っ白なキャンバスを前にしたような爽快さがいい。

 早朝、ラジオ深夜便「にっぽんの音」で山木千賀さんが奏でる箏の音を聞く。すでに1月も半ばだというのに正月気分に引き戻されてしまった。箏曲と日本のお正月。いいもんだなあ。

 コロナ、コロナで自由な行動を大きく規制され、気分が滅入りがちな世の中だ。鬱陶しく重い空気の毎日がまだ当分続きそうだけど、せめて心意気だけは明るく快活に力強くありたいと思う。

 矢でも鉄砲でももってこい、と開き直るつもりはないけど、淀んだ空気に押し潰されるわけにはいかない。自分らしさを失わずに明るく一歩一歩、前に、前に。


凍結を防ぐ試み

2021-01-17 | 田舎暮らし
 
 
 朝から雪が舞い、時々横殴りの風も吹いている。今日はこれから家に戻る。
 来週まで水道の凍結だけは何としても防ぎたい。一つの試みとして水道の水抜きをせずに、逆に来週まで水を少しだけ出し続けてみようと思う。
 水を無駄に使うことの後ろめたさはあるけど、背に腹は変えられない。井戸水のポンプを動かす電力消費だけが無駄なエネルギーロスだ。
 
 
 どうすることが正解なのかわからない。トライ アンド エラーを繰り返しながら田舎暮らし、山小屋生活の知恵を掴んでいくしかないと思っている。


水のありがたさ

2021-01-16 | 田舎暮らし
 
 
 小屋に着くと真っ先に水道の元栓のあるところに直行し、レバーを水抜きから通水側にひねった。そしてすぐ横にある水道栓を回すと勢いよく水が出た。やったあー。
 一抹の不安を抱えながら山小屋に来たことが嘘のようだ。たちまち心が晴れて嬉しさが込み上げてきた。
 水が出なかった問題がようやく解決した。凍結していた箇所の氷が自然に溶けて、通水が始まったようだ。井戸水を汲み上げるポンプのモーターには損傷がなかった。
 よかったあ。

 
 入院中の娘にラインで報告すると、お疲れさん、楽しんで、と返ってきた。
 それにしても今回の水のトラブルで考えさせられた。栓をひねるだけで水が出ることがどれほどすばらしいことか。雪を溶かして水を作る作業で苦労したお陰で水のありがたみがが身にしみた。水の恵みに感謝の気持ちを持って大切に使わなくては。


ビフォー、アフター

2021-01-15 | トイプードル

 家に戻ると、端正な姿に変身したハナちゃんが一人でお留守番をして僕の帰りを待っていてくれた。もじゃもじゃのハナもいいけど、トリミングをしてもらった後の姿もいいもんだ。

 家の中はエアコンで温度管理をしているので寒くはないけど、見た目は突然薄着になったみたいで寒そうに見える。娘が編んでくれた厚手のニットを着せておいてよかった。

 今日は金曜日。またハナと雪の世界に舞い戻ろう。水道の問題を解決しなくてはいけないしなあ。

 田舎暮らしは新しい発見や突然のトラブルなど未知との遭遇がたくさんあって飽きることはない。それが田舎暮らしの一番の楽しみなのかもしれない。

 


もじゃもじゃ髪にさようなら

2021-01-14 | トイプードル

 今日は愛犬ハナちゃんのトリミング予約日だ。予約したときは娘にお店まで連れて行ってもらう前提で平日の日を予約した。その後で娘が緊急入院することになるなんて想定外も想定外。

 僕は仕事だし、娘は来週退院予定のため、やむなく息子ファミリーにヘルプ!コール。息子のお嫁さんがわざわざ時間を割いてトリミングサロンまで連れて行ってくれることになった。ありがたい。

 ハナがお世話になっているトリミングサロンは人気店のため1ヶ月以上前じゃないと予約が取れないので、予約日の直前の変更は不可能。何とか予定通りトリミングができそうなのでやれやれだ。

 これほど周りがハナのトリミングで大騒ぎしていることを知らないハナはボサボサ髪で朝から飄々とのんびり過ごしている。みんなに感謝しろよ。

 今晩、仕事から戻るとスッキリした姿のハナちゃんがソファの上で待ってくれていると思うと心が弾む。


退院の朗報メール

2021-01-13 | 健康

 来週、退院できそうと娘からメールが入った。詳しいことは何もわからないけど、退院予定の報に自然と笑みがこぼれる。喜びは隠せない。小躍りしたいくらいだ。

 毎月の定期診察にでかけていきなり即入院になった年末は突然のことで面食らった。入院治療をして病状がよくなったので退院できることになったのだろう。ひとまず安心だ。このコロナ禍で入院中は一度も娘と面会ができないという異常な状況での入院生活だった。

 退院の時に主治医との面談が予定されている。やっと訪れた親の出番だ。

 その日まで指折り数えて待つだけ。朝ご飯の準備もいつもより少しだけ気合が入った。あとしばらくの辛抱だ。


加茂五葉

2021-01-12 | 日本酒

 水のトラブルは結局解決せず、一滴の水も出ないままだ。大きな問題を抱えたまま3連休を終えた。

 単なる水道管の凍結問題だけど、井戸水を汲み上げるポンプが絡み、複雑なことになっているのかもしれない。ポンプは正常に作動することは確認したのだけど・・・。問題は来週に持ち越しだ。

 ずっと降り続いた雪も3日目、成人の日の昼ごろになって降りやんだ。この時とばかり、除雪機で駐車場から小屋までのアプローチを除雪した。お天気がいいと除雪作業も楽しいレクレーションだ。

 水道の凍結で大変だったけど、いいこともあった。土曜日、蒜山のいつものスーパーで食材と一緒に日本酒を一本仕入れた。津山の銘酒、加茂五葉だ。これを燗して呑んだところ、あまりの美味しさに感激。降り積もる雪を見ながら燗酒をちびりちびりやるのはこの上ない贅沢だ。たまらなく美味しい。純米でも吟醸でもないただの上撰酒だけど、加茂五葉の雫の一滴一滴が五臓六腑に沁み渡った。この冬はこの加茂五葉一本槍で攻めようかな。