東京出張から家に戻ると、急いで山の準備をして、夕方4時過ぎにバイクで蒜山に向かった。
会社の山岳部の仲間は一足先に宿に入っているので、今回は僕だけ一人遅れて仲間を追いかける形となった。
日が落ちる頃、蒜山インターを下りた。ロッジに着くとすでに数々の料理を準備して僕の到着を待ってくれていた。
さっそく宴会が始まる。猪肉の焼肉、太刀魚の炙りが旨い。若い部員が瀬戸内や県北の渓流で釣り上げた魚の数々が料理されて皿にもられて壮観だ。今回は若手の部員が準備に奮闘してくれたようだ。
山海の肴をひとくち頬張って、舌鼓を打つ。山岳部定番の岩魚の骨酒に酔いしれた。
翌朝、下山を予定してる三平山の登山口に車2台を置いて、朝鍋鷲ケ山の登山口に向かった。
朝9時過ぎから登り始める。急登を登りきり、分岐を折れて朝鍋鷲ケ山の頂を踏む。大山や烏ヶ山、弓ヶ浜まで遠望できた。
朝鍋鷲ケ山から縦走に入る。滑りやすい長い山道を穴ヶ乢まで下り、三平山を登り返す。山頂で若い部員たちがこしらえてくれたお昼ご飯を食べ、食後に携帯コーヒーミルで豆から挽いたこだわりのコーヒーをいただく。ゆったりとした時間が山頂に流れる。長い昼食をとってから下山を始めた。
下山後、快湯館に立ち寄り、温泉でさっぱりしてから帰路に着いた。
山岳部は若い部員が増えて山歩きの雰囲気も変わった。若者たちと一緒に山歩きをするのはとても楽しい。次の山登りの計画も固まった。とても楽しみだ。