風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

誕生日プレゼント

2015-02-28 | 健康


 金曜日は誕生日だった。だからといって義母との二人暮らしでは特別に何かをするでもなく、いつも通り仕事から家に戻った。
 すると家の中で息子夫婦が料理をしていた。今日はバースディ料理だという。予告なしのサプライズだった。耳の遠くなったばあちゃんも会話の渦の中に入って、久しぶりに賑やかな食事を楽しむ。
 おまけに誕生日プレゼントにiPadなどを置くストッカーとソックスまで頂いた。ありがとう。

 

中央と地方、大企業と中小零細の格差

2015-02-27 | 田舎暮らし


 日経平均株価の終値が18,785円、あと一歩で19,000円台を窺う勢いだ。東証の時価総額は550兆円を越え、バブル期の9割の水準に達した。円安、原油安で好業績の大企業も多いので納得のいく市況ではあるけど、地方の景況感は中央ほど高揚しているわけではない。
 賃上げも安倍総理の賃上げ要請を経団連が受け入れたこともあり、6,000円のベア要求を検討するなど大企業の労働側は一段と強気の姿勢のようだ。経済を好循環させるためには労働者の賃上げが重要なことはわかるけど、中小零細にとっては労務費コストの上昇は経営状況を悪化させる負の影響が強くなる。足元を見て、ほどよいところで労使が妥結することになるのだろうけど、これから始まる労使交渉は昨年より企業間格差がより鮮明に表われることになりそうだ。

新酒の蔵開きの便り

2015-02-26 | 日本酒


 今朝の目覚めの一杯は紅茶・コーヒーではなく、お汁粉にした。翁軒のお汁粉だ。
 最近、ときどき甘いものが急に欲しくなる時があり、そういう時は森永製菓のカレ・ド・ショコラのチョコを口に入れることが多い。身体が甘いものを欲しているのだから、欲するままに自然体で食べたり飲んだりすることにしている。

 春の訪れとともに、県内の酒造会社が搾りたての新酒をアピールする蔵開きの案内を始めた。一連の仕込みが一段落する3月中旬をピークに3〜4月に蔵開きが行われる。岡山は酒どころなので美味しい地酒に恵まれている。酒米には「雄町」や「山田錦」を使われている酒蔵が多くて、味わい深い酒が多い。僕は甘辛両党で左党の端くれだけど、蔵開きの季節の到来を今か今かと楽しみに待っている。


里山資本主義と日本が向かう道

2015-02-25 | 田舎暮らし


 第一生命からサラリーマン川柳のノミネート作品が公表された。ざっと見て、僕がこれはいいなあと思った作品は「本当の 子にも孫にも 振り込めず」だ。
 振り込め詐欺も冷静に考えると、即座に何百万円も何千万円も多額の現金を振り込めるお年寄りがたくさんいるという現実は世界的にも稀な豊かな日本を象徴している。金融資産がお年寄りに偏在しているけど、国内にあるのは間違いないことだから、豊かな国なのだとあらためて思う。
 地下資源、天然資源は豊かではないと言われているけど、里は耕作放棄地で溢れ、山林は大きく育った雑木で溢れている。足元を照らせば、100年、1000年先の日本が明るく輝いて見えてくる。藻谷浩介さんの『里山資本主義』の考え方はこれから日本が向かう方向性を指し示してくれている。豊かさは発想の転換によって何色にも見えてくるものだし、暮らしに変化がうまれてくるものだから。


サン=テグジュペリの絵本『名の明かされない女性への手紙』

2015-02-24 | 健康


 ひょんなことから絵本『名の明かされない女性への手紙』を頂いた。絵本の作者は『星の王子様』の著者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリだ。
 彼が43歳の頃、たまたま乗った汽車で、ある女性と同席となる。赤十字の救急看護隊員として働く23歳の女性だ。彼女との偶然のめぐり逢いでサン=テグジュペリおじさんは熱をあげる。20歳も違う女性に夢中になれるサン=テグジュペリにあきれる一方、若々しい感性が羨ましくもある。この手紙は彼が44歳で偵察飛行に出て消息を絶つ最後の一年間、彼女に宛てた恋文だ。 



 サン=テグジュペリの死後も、すっかりおばあちゃんになったその女性は亡くなるまで誰にもそのことを明かさなかった。だけど、恋文も捨てずに保管を続ける。
 その女性が亡くなった後に遺族によって手紙が発見されるが、今もその女性のお名前は伏せられているようだ。この実話の女性も筋の通った立派で魅力的な人だ。
 『星の王子様』を読んだのは僕がまだ20代の頃のこと。瑞々しい感性の絵と文章を夢心地で読んだ記憶がある。懐かしくなって、本棚を探したけど『星の王子様』を見つけることはできなかった。どこかに埋もれているはずだ。
 この絵本『名の明かされない女性への手紙』を読んで、少しだけ青春時代に戻った気がした。


カット野菜に助けられて

2015-02-23 | 健康


 世の中には便利なものがたくさんあるけど、カットされた野菜には大いに助けられている。昨年末にカミさんを失ってから、いきなり自分で食事の準備をしなくてはいけない生活になった。一人で外食するのは心理的な抵抗があってできないので、毎日家で食事をしている。
 離れて暮らす息子のお嫁さんから、お野菜をしっかり摂って下さいねって言われているので、気をつけている。行きつけのスーパーマーケット『天満屋ストア・ハピーズ』の棚にカットされた野菜が売られているのを見つけた時は救世主のように見えたものだ。それ以来、毎日野菜をたくさん食べる生活をしている。
 あとは食べきりサイズの総菜パック。手料理とは比べるべくもなく味気ないけど、随分と助けられている。毎日三度三度のことであり、料理する時間もとれないので、一番安直な方法で食事をしている。この生活に慣れるしかないと観念もした。そして遅ればせながら、あらためてカミさんに感謝している。


薪ストーブの伐採木集め

2015-02-22 | 薪ストーブ


 土曜日は軽トラで玉野まで薪ストーブの伐採木を取りに行き、玉野と息子の工房を3往復した。伐採木はただの粗大ゴミにすぎないけど、薪ストーブをする者にとっては宝の山。すでに適当な長さに切り揃えられた伐採木だったので、チェーンソーの出番はなかった。
 息子の工房に3回目の薪を下ろして本日の作業は終了。そして、本日の成果、積み上った薪をしみじみと眺める。
 ただ薪の量が増えるだけで幸福感に満たされる脳の単純回路は薪ストーブを楽しむ人に共通する一種の病気かもしれない。心地よい汗がかけた。筋肉痛とともに、今も幸福感に包まれている。今年は吉井川や旭川の河川敷の伐採がなさそうなので、この伐採木の提供はありがたかった。


獺祭の純米大吟醸を頂く

2015-02-21 | 日本酒


 金曜日の夜、息子夫婦が泊まりにきてくれた。豚しゃぶを準備してくれたので、久しぶりに大好きな鍋料理で一杯呑める楽しい週末になった。
 先日、山仲間から頂いた獺祭の純米大吟醸を、早速、封切ることにした。常温で頂く。口にふくむと香りが口中に広がった。実に旨い。純米大吟醸だから旨いのは分るし、その情報は既に脳にインプットされているから旨いという反応は当然だけど、実際、本当に旨い。
 純米大吟醸はどれも没個性で、ただ旨い酒というイメージが強いから避けていたし、高くて買えない負け惜しみもあって避けていたけど、やはり旨いものは旨いと素直に認めないといけないなあ。恐るべし獺祭。こういう酒はどしどし海外に出して、日本料理と日本酒の文化の伝道師をつとめてほしいと思う。

地域の食材を使った交流サロン『Namiheiなみへい』

2015-02-20 | 田舎暮らし


 今朝はコーヒーではなくTwiningの紅茶Earl Greyにした。先ほど聴いたラジオ深夜便『明日へのことば』の川野さんのお話は痛快だった。 
 川野真理子さんは、地域の食を味わってもらいたいと「東京から故郷おこし」をコンセプトに神田で『Namiheiなみへい』という飲食店を経営されている。各地の食材や特産品を紹介したり、全国の地域活性化を目的に作られたご当地飲食店だ。だから「全国うまいもの交流サロン」という表現もぴったりで、うまい。
 『Namiheiなみへい』という店名もサザエさんや波平父さんに代表される古き良き昭和の時代の優しさと素朴さを、もう一度取り戻したいという願いを込めて命名されたのだとか。
 昨年2月にはニッポンの郷土の食と地酒の店と銘打って2号店『Funeフネ』もオープンされ、川野さんのエネルギッシュな挑戦はまだまだ続く。朝から大きな元気をもらった。地域の食材を使った日本食と日本酒のお店に今度上京したとき立ち寄ってみたいなあ。
http://namihei5963.com/index.shtml


JAL SKY NEXTに乗ってJAL名人会で吹き出した

2015-02-19 | 田舎暮らし


 東京出張から岡山に戻るときに乗った航空機は、運良くJALの新仕様機材「JAL SKY NEXT」だった。話には聞いていたが、乗ったのは初めて。
 シートが黒色の革製で上質感があるし、足元のスペースが広くて快適だった。Wi-Fiが使えるし、イヤホンもワンランクアップして音質がよかった。次回利用する時もこの機材の運行スケジュールを確認して乗りたくなりそうだ。
 いつものように機内ではJAL名人会の落語を聴く。落語に続いて漫才があり、その中で漫才師の出身地の栃木がどれくらい田舎かという掛け合いで岡山くらい田舎だというくだりを聞いて吹き出した。確かに僕が住む岡山の一般的なイメージは田舎の代表としてとらえられているのかもしれない。
 それでも地方への移住に関する情報提供しているNPO法人「ふるさと回帰支援センター」の調査結果では、移住希望地のランクで岡山県は堂々の第3位。1位山梨、2位長野、3位岡山、4位福島と続く。案外、田舎も捨てたものじゃないのかもしれない。

 

東京日帰り出張

2015-02-18 | 田舎暮らし


 今日は東京の日帰り出張だった。朝、JAL第一便のお陰で空港ターミナルビル近くに駐車できた。早起きは三文の徳。
 岡山は曇り空だった。うかつにも傘を持たずに自宅を出てしまったら、案の定、東京は小雨。仕方なくコンビニで傘を買うはめになってしまった。
 霞ヶ関で今回の出張目的の仕事を終え、六本木の事務所に立ち寄ってから羽田に向かい、駆け足出張が無事終わった。





きのこの佃煮と大根の浅漬け

2015-02-17 | 健康


 西粟倉村は鳥取・兵庫との県境にある自然豊かな山村だ。毎年何度か訪れているけど、アウトドア派にはたまらない魅力で溢れている。環境モデル都市にも選ばれていて、百年の森林事業やIターン・Uターン者を積極的に受け入れるなどユニークな山村でも知られている。



 道の駅「あわくらんど」の地産地消のブースが面白い。今回は山の帰りに『干し柿』『大根の浅漬け』『キノコの佃煮』『柚子みそ』を買って帰り、毎日味わっている。
 売り子のおばあちゃんが、私が作ったのよ、って自慢げに勧めてくれた『大根の浅漬け』と『キノコの佃煮』は確かに美味しい。飽きのこない、優しいおふくろの味だ。今度、西粟倉村に行ったらまた買って帰ろう。


特別純米生酒『武蔵の里』の美し酒

2015-02-16 | 日本酒


 土曜日の夜は「あわくら荘」で山仲間と大いに呑んで語った。美作市にある田中酒造場の特別純米生酒『武蔵の里』の美し酒を友とする。あわくら荘のある西粟倉村は岡山県美作市にほど近く、美作は剣豪宮本武蔵生誕の地でもあり、まさに武蔵の里。すっきりした旨い酒だ。酒よし、友よし。



 2日間、スノーシューを履いて、新雪の山に分け入ったので、今朝は心地よい筋肉疲労を感じる。雪の山はいいなあ。いい気分転換ができた。


新雪を踏みしめてダルガ峰へ

2015-02-15 | 山歩き


 久しぶりにスノーシューを履いて大茅スキー場からダルガ峰(1163m)まで歩いた。金曜日の夜から降り積もった新雪をラッセルしながら進んだ。新雪を踏みしめて歩くのは実に気持ちがいい。新雪にトレースをつけて後山・若杉歩道避難小屋に到着。少し休んだ後、ダルガ峰まで往復した。



 ここ7年ほど、毎年2月に国民宿舎あわくら荘に泊まり、西粟倉村の雪山を山仲間と一緒に登るのを楽しみにしている。下山後もあわくら荘で温泉に入り、来年2月の予約をしてからあわくら荘を後にした。  


県北の山に向かう

2015-02-14 | 山歩き


 これから県北の山に向かう。昨日から新雪が降り積もった様子をネットのライブカメラで確認した。お天気も良さそうだ。
 歌を忘れたカナリアみたいに山を忘れて、しばらく山から遠ざかっていた。2ヶ月ぶりくらいかな。
 スノーシューを履いて新雪を踏みしめながら、高みをめざしたい。