スポーツジムRSCに行き、バイクを漕ぎながら、「蒼海に
消ゆ」を読む。アメリカ生まれの松藤大治海軍少尉が零戦
の沖縄特攻で23歳の若さで戦死する物語だ。門田隆将の
著書を読むのは福島第一原発の吉田昌郎の「死の淵を見た
男」と台湾を救った根本陸軍中将の「この命、義に捧ぐ」
についで三冊目だが、丹念に人間の生き様を描かれるので
物語にぐいぐいと引き込まれてしまう。そして日本人に
生まれたことに対する感謝の気持ちと日本人であることの
誇りを確認することになる。これほどの読後感を与えて
くれる作家は稀有の存在だと思う。
午後の遅い時間から少しだけ薪割りをする。
玉切りした木が一太刀で割れたときの快感はたまらない。
年末までには十分乾燥して、心まで温めてくれるだろう。
ついつい薪割りにのめり込みそうになったが、腰を痛めな
い程度に早々に切り上げた。
11日の祝日にBalcomのツーリングで大島(愛媛県今治市)
まで行った。風は冷たかったが、RTで久しぶりのロング
ツーリングを堪能した。海鮮BBQで腹ごしらえをしたあと、
遊覧船で潮流体験をした。潮の流れが予想以上に激しい
ことに驚いた。瀬戸内海の潮待ち港の存在が、潮の流れを
見ながら、なるほどなあと思えた。潮をうまく利用すれば
省エネ航行ができるはずだから。