風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

映画Beyond the Edge

2015-11-30 | 山歩き


 法事に来てくれた姉夫婦と兄夫婦が後楽園を見たいというので日曜日の朝、車で後楽園に向かった。ハンナを連れて行ったので、僕は園内には入らず、息子と娘に園内の案内を任せて、僕はハンナと後楽園の外周を散歩する。金沢の兼六園、水戸の偕楽園と並んで日本三名園に数えられる名園は園を取り囲む外周も素晴らしい。散歩するには絶好のコースだ。旭川越しに岡山城を眺めながら、ハンナとのんびり歩く。



 岡山駅で姉たちを見送った後、家に戻り、Apple TVでBeyond the Edgeを観る。この映画は1953年にエベレスト(チョモランマ)に初登頂したEdmund Hillary とシェルパ Tenzing Norgayの史実に基づいた映画だ。本で読んでいるけど、映画ではヒマラヤの美しい映像とともに同じ物語なのにまた違った味わいがあった。
 公募登山が盛んになり、エベレスト登山も大衆化した今日、世界最高峰登頂の魅力は失せてしまっているけど、60年ほど前は確かに輝いていた。途中、ウトウトしたので、また改めてこの映画を観よう。


前を向いて生きる

2015-11-29 | 健康


 カミさんの一周忌の法要を無事終えた。この一年は長いようで短かかったようにも思う。
 風のように眼の前から忽然と消えて逝ったカミさんを追憶しながら半年間ほどは無気力に生きていた。何を食べても味蕾が麻痺したかのように少しも味が感じられなかった。何をするでもなく、ただ何でもいいから口の中の食物を放り込み、生きていた。日々、流されながら、生きていた。
 半年を過ぎたあたりから、少しずつ一人で生きる覚悟が芽生えてきて、前を見て生きる手応えが感じられるようになった。時の癒しが、僕を立ち上がらせてくれたようだ。
 過ぎ去った一年を振り返る余裕も生まれてきた。

 土曜日の朝、隣りの保育園のイベントを二階のベランダから眺める。近隣の中学校の吹奏楽部がクリスマスソングの曲目も演奏した。すでにクリスマスの季節に入っていることに気付かされる。今年もあとわずかだ。前を向いて、新しい年を迎えよう。


一周忌

2015-11-28 | 健康


 急に寒くなった。今日の岡山の気温予報は日中最高が13度。寒い一日になりそうだ。
 兄姉夫婦がカミさんの一周忌に遠くから来てくれる。昼前に岡山駅に到着するので、迎えに行く。久しぶりの再会が楽しみだ。三人兄弟の末っ子のお嫁さんが一番先に逝ってしまったことの不条理を思わないでもないけど、こればかりは運命だから仕方ない。現実をうけとめて生きていくしかない。
 こんな寒い日に墓地までお参りに来てもらうのは恐縮するけど、温かくもてなし、夕方は盃を交わしながら積もる話をしよう。

インバウンド効果が地方にも

2015-11-27 | 田舎暮らし


 僕が暮らす岡山市内でも外国人を多く見かけるようになった。訪日外国人旅行者数は直近3年間(2011〜14年)で2.2倍になったそうなので、地方へ足を運ぶ旅行者も増えているはずだ。
 7〜9月に岡山県内宿泊した外国人旅行者数は前年同期比で40%増となった。国別では中国が台湾を抜いたようだ。特徴的なことはフランス人の49%増で、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に岡山の後楽園が掲載されたことが背景にあるのかもしれない。
 免税店というとかつては東京、大阪など都市部でしか見かけなかったけど、岡山市内でも見かけるようになった。家電、バッグ、衣料品などの耐久財に限定されていた免税の対象も改正されて食料品、化粧品、医薬品などの消耗品まで拡大されたこともあって、訪日外国人旅行者の旅行支出も直近3年間で2.5倍になっているのだとか。インバウンド効果が内需が低迷する日本経済を下支えしてくれていることは間違いなさそうだ。
 観光立国とまで大上段に構えなくても、日本人の自然体のおもてなしの心で外国人旅行者を迎え入れることは、日本国家や日本人が世界で広く理解され、和食に代表される健康志向などが世界に広がることにつながりそうだ。


一升瓶を割り、日本酒の香りに包まれた

2015-11-26 | トイプードル


 元気盛りのハンナがやってくれた。一升瓶を倒して瓶が割れ、床は日本酒びたし。部屋中、日本酒のなんともいえない芳醇な香りに包まれた。
 壁紙を破る楽しさにめざめたハンナは、ケージから出すと壁紙に向かい壁紙剥がしに精を出すので、壁紙をガードするためにペットボトルを置いていた。成長してペットボトル越しに壁紙を剥がすので、一升瓶でガードすることにしたら、ハンナの若い力で倒されてしまったというわけだ。
 再発防止策としてケージの配置を変えて、壁紙をガードすることにしたけど、さて次は何を・・・。成長とともにいたずらもステップアップしている。


 
 

自衛隊の沖縄諸島防衛配備

2015-11-25 | Weblog


 ロシア空軍機がトルコ軍機に撃墜されたことで米欧とロシアの関係が怪しくなってきた。沖縄周辺も中国が東シナ海で海洋進出を活発化させているので、軍事衝突が起きないか不安だ。世界中でまたぞろキナ臭くなってきた。 
 政府が南西諸島防衛を強化するようだけど、やむをえない。石垣島に配備を計画している陸上自衛隊が500人、今年度中に日本最西端の与那国島に沿岸監視部隊150人、18年度までに宮古島に700~800人、鹿児島県の奄美大島に550人の警備部隊やミサイル部隊を配備するようだ。我が国は米軍基地辺野古移設問題を悠長に構えて進めれるほど安穏とした状況ではないことを強く感じる。

男やもめに蛆がわくと言われないために

2015-11-24 | 健康


 三連休が終わった。遠出するわけでもなく、これといったことはできなかったけど、のんびりできた。
 今週末はカミさんの一周忌の法要と納骨をする。納骨は僕のわがままでずっと延ばしてきた。入退院を繰り返していたカミさんが最期の入院の時は家に帰りたがっていたので、姿は変わったけど家にできるだけ長く置いておきたかったからだ。
 カミさんが昨年末、風にように逝った後、住職さんに相談したら、気持ちの整理がつくまで家に置いておいてあげたらいいですよ、と優しく言ってくださった。ただし、三ケ年に跨がらない方がいいですと。三ケ年に跨がらない期限は今年の年末までだから、許されたタイムリミットのギリギリまで粘ってしまったことになる。
 僕の兄姉夫婦も遠方から来て、家に泊まってくれるので、賑やかな週末になりそうだ。少しは掃除をしたり、部屋の中を片付けておかないといけないなあ。男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く、って揶揄われないために。

El Capitanのプリンタートラブル解消

2015-11-23 | Mac


 先日、Mac ProとMac Book ProのOSを満を持してOS XのEl Capitan(10.11.1)にバージョンアップした。そこまではよかった。
 El Capitanはかつて本気で岩登りに熱中していた頃、ヨセミテのエルキャピタンの大岩壁は憧れの岩場だった。まだヨセミテには行ったことがないけど、今でもあの大岩壁の写真を見ただけで憧憬の思いでうっとりする。そんな粋な名前の付いたMac OSのバージョンアップだったので、遅ればせながら10.7.5からの大ジャンプのバージョンアップとはいえ気分は最高だった。ネットワークプリンターのトラブルが起きるまでは・・・
 プリントしようとしたら印刷しない。OSのバージョンアップ由来のトラブルだということはすぐに見当がついた。キャノンのプリンターの設置ガイドを見たり、設定時のログを調べたり、キャノンのHPから最新のドライバーをダウンロードしたり、悪戦苦闘した。プリンターが印刷を始めた時は苦労した分、見合うだけの喜びがあった。
 調子に乗って、Macの最新ソフト「写真」を設定することにした。今まで使い慣れたiPhotoと比べてどれだけの優れものか楽しみだけど、また何か不具合が生じないか不安も禁じえない。デジタル音痴のチャレンジは続く。

薪ストーブと山仲間の温もり

2015-11-22 | 薪ストーブ


 土曜日の夕方、山の会の来年度の例会山行計画案を練る集まりを僕の秘密基地で開いた。8名のリーダーが集まって意見交換を始める。あちこち話題が飛びながら、毎月一回の例会山行がひとつずつ決まっていく。



 少し酔いが回った頃、ようやく年間計画案が決まった。来年も地元、中四国の山々に加えて、遠方への二泊三日の遠征も決まった。年々、会員が歳をとるにしたがって山行の難易度を下げている。皆んなが笑顔で下山できる、行程に時間的な余裕を持たせた山行が理想だ。プチ贅沢な宿での美味しい料理と温泉も欠かせない。どうにか程よい山行計画案になったと思う。
 その後、山の仲間と深夜まで呑み続け、語り明かした。外気は冷たくなってきたけど、薪ストーブの温もりに山仲間の心の温もりが加わってさらに暖かく感じられた。


El Capitanにアップグレード

2015-11-19 | Mac


 東京出張から戻った。曇り空だったので楽しみにしていた富士山を空から眺めることはできなかった。
 今回は往復ともJAL Sky Nextの機種だったので、快適に機内で過ごせた。特に、JAL Sky Nextの便を選んで乗ったわけでもなかったのに、単なるラッキーだ。



 Mac Book ProをOS XのEl Capitanにアップグレードしたら思いのほか使い勝手がよかった。ついでにデスクトップのMac ProもEl Capitanにアップグレードしようと思っている。今、家で使っているMac ProはOS X Lion 10.7.5なので、スペック不足かもしれないけど、El Capitanは何とか動いてほしい。いきなりEl Capitanにアップグレードしたくなったのは、最近、Amazon Prime Videoで映画「Steve Jobs」を観た影響だ。アップグレードは無料なので、アナウンスがあったときにアップグレードしてもよかったけど、初期出荷版は何かと不具合があることが多いITの世界なので保守的に考えて今まで躊躇してきた。さあ、Lion君、El Capitanを登りきってくれ。


雨の中の蒜山縦走

2015-11-16 | 山歩き


 山の会の例会で、雨の降る中、中蒜山から下蒜山まで縦走した。
 9:10中蒜山の塩釜冷泉を出発。蒜山特有の黒ボクという火山灰土の山道は雨で滑りやすくて、歩くのに難儀した。雨のため登山者が少なかったのはよかったけど、計画した時間より大幅に遅れて16:30に下蒜山の登山口、犬挟峠に下りた。皆、みごとなくらい泥だらけになっていた。
 蒜山やつか温泉「快湯館」で冷えた身体を温めて帰路に着いた。


Amazonプライムビデオを観る

2015-11-14 | 田舎暮らし


 土曜日の朝、ハンナを風呂場に連れて行き、一週間ぶりのシャンプー。お湯に馴れてきたようだ。なされるがままにオトナシくしているのでありがたい。タオルで体を拭いたあとソファの上でブラッシングを始めると、いつものように嫌がって逃げ回る。僕も負けずに追いかけまわして体を抑える。ブラッシングで体全体にふんわり感がでたところで終了。一段とハンナのアプリコット色の毛の光沢が輝いている。

 
 
 Mac Proの液晶モニターでAmazonプライム・ビデオを観る。トム・ハンクス主演の「ターミナル」。母国がクーデーターでパスポートが無効になり、ニューヨークのJFK空港に滞在するはめになる話だ。空港で働く人々との交流がが微笑ましい。亡き父親との約束、ジャズプレイヤーのBenny Golsonのサインをもらい、再び空港へ戻るところで映画は終わる。実に面白い映画だった。

稲葉俊郎さんのインタビュー記事

2015-11-12 | 山歩き


 BE-PAL 12月号に東大涸沢診療所で夏にボランティア活動を続けてこられた稲葉俊郎さん(東大医学部附属病院循環器内科助教)のインタビュー記事が載っていた。
 自分の体は自分で守るという基本を山から学んだのだとか。「登山など自然の中では”いかに体を疲れさせないか”が大切で、そのためにどう体を使うかを考えなければならない」とか「西洋医学だけでは限界があるので、私は、東洋医学や日本の伝統芸能など、さまざまなフィールドから幅広い視点で、体と心のことを学ぶようにしている」など心に響く話が続く。人間の体の内側は植物性臓器でできていて、人が自然の中へ出かけたくなるのは、大自然と人間の内にある”植物性意識”が共鳴するかもしれないのだとか。植物性臓器は性や食を担当する命の根源で、自然と調和ができる臓器だとか。
 確かに体の内側には自然と調和が持てる”植物性意識”が備わっているのかもしれないなあ。面白い記事に出会えた。 


オリーブの塩漬け

2015-11-11 | 健康


 オリーブの塩漬けが最高に美味しい。今の時期は新しいオリーブの塩漬けが味わえる。一度食べ出すと止まらなくなるから要注意だけど・・。
 おやつにも酒のつまみにもなる優れもので、深まる秋にオリーブの塩漬けの季節の味をもうしばらく楽しみたい。


和田堀公園 犬は入るべからず

2015-11-10 | トイプードル


 娘が暮らす杉並区永福町をハンナと散歩した。大宮八幡宮では七五三のお参りの家族連れで賑わっていた。晴れ着に身を包んだ子供たちの健やかな成長を願うおじいちゃんやおばあちゃんの優しい眼差しが印象的だった。



 大宮八幡宮から和田堀公園に向かう。曇り空だったけど気持ちよく散歩を続けて、緑溢れる公園に入っていった。警告文が目に入った。犬を園内に連れて入ってはいけない。皆が迷惑をしているからという理由まで添えられてある。何度読み返してもこの警告内容が信じられなかった。
 僕が暮らす岡山では見たこともない独断と冷たく切り捨てる偏見に満ちた決めつけの警告だ。和田堀公園は都立公園のはず。犬は入るべからずなんて公園を管理する職員の心の貧しさを感じる。
 確かにフンの始末をしない人や犬を園内で放し飼いにする不心得者もいるのだろうけど、だからといって犬を連れて歩く人を一括りにして一方的に悪と決めつけて排除する考え方はあまりにも冷血で心が貧しすぎる。警告する意図は、犬を連れて入る人はフンの始末をしてねと優しい文章で十分に通じるはずだ。不心得者はそんな警告文の有る無しにかかわらず汚すし、放し飼いにするのだから。そんな一部の不心得者と同じようにすべての愛犬家に向けて発するのは失礼千万であるし、皆が迷惑しているとまで悪と決めつけられるのではたまったものではない。よくこのような警告文を愛犬家の都民が黙っておくのか不思議でもあった。



 気持ちのいい散歩だったけど、心ない警告文で一気にテンションが下がり、この大都市東京の心の貧困さに悲しい気持ちになって娘のマンションに引き返した。動物と暮らすのは地方の田舎に限る。岡山がいい。